秋の清流・宮川ツアーは無事に終了しました。
台風が通過してしばらく経ちますが、宮川の水はその影響で本来の透明度がなく
白濁していたのが残念でしたが、すがすがしい秋晴れの好天に恵まれた2日間でした。
写真は数少ない瀬での1枚。ときおり現れる瀬に秋のパドリングの心地よさを実感しました。
それでは、宮川ツアー初日の様子を時系列にご紹介します。
8日土曜日、午前5時半の朝焼け。
彼方の雲周辺はオレンジ。さらなる上空は白から濃い青へのグラデーション。
さわやかな早朝のひとときでした。
出艇地の中川大橋にて。この日は総勢18名でした。
水は乳白にビリジアンを少し足したような色合い。
透明度の高い水もきれいですが、この日の水はとても落ち着いた雰囲気で
心がなごむように感じました。
水平線を境に上下対象の宮川。
このような光景をご覧になりたい方は先頭付近に来てくださいね。
秋の葉が水面に浮かんでいたので、すくい上げてデッキ上で撮影しました。
鮮やかで深みのある赤がとてもきれいでした。
ツーリング中盤には田中さんが通称「オーバーハングロック」から飛び込みを披露してくれました。
その高さは約6m。6mを越える岩の上に立つと、水上から見るより、かなり高く感じます。
「パーン」と響く着水音が印象的な飛び込みでした。
ツーリング後半、最後の休憩で着岸する際の1枚。
水面に反射する太陽のきらめき。
支流が本流に流れ込む地点の水中。まるで小さな砂漠のよう。
その地点の水上。
現在の宮川の透明度は、限りなくこの状態に近い水質だと思います。
ゴール直前の瀬。この瀬では、皆さんいい表情をされていました。
夕方に無事着艇してからは、日曜日のツアーに参加される方々は最寄の銭湯へ。
その後、河岸に集まって、ゆったりとしたキャンプを楽しみました。
星がきれいな夜でした。
フジタカヌー 上田洋樹