梅雨明け、お盆前に毎年開催する山陰海岸での洞窟めぐりが今年も無事に終了しました。
初日土曜日のツーリングは前半に最大2.5mほどの波があり
海でのツーリングが初めての方にとっては、怖さや不安がかなりあったと思いますが
コース中盤にある大島を通過した直後からは波が一気におだやかになり、絶好のコンディションの
中、予定していた洞窟や洞門、奇岩めぐりと磯遊びを楽しむことができました。
2台のカメラで撮影した今回のツアーの写真は膨大なカット数でした。
山陰海岸ツアー報告の初回は、ツーリング途中の集合写真と
私が印象に残った洞窟内の写真を掲載いたします。
それでは、山陰の海の素晴らしさをご覧ください!
30日土曜日、コース中盤での休憩を終えて、今ツアーのアイドル、小学4年生の男の子を囲んで
再出発直前に撮影した1枚。今年の山陰ツアーは男性10名、女性4名の総勢14名でした。
沖から洞窟が見えると、まずスタッフが内部を偵察して、ここは見てほしいと思ったら
あとに続いていただきました。沖から洞窟内部に入り、舟を進めると、
イタリア・カプリ島の「青の洞窟」にも勝るとも劣らない「エメラルドの洞窟」の世界が広がります。
「天国と地獄」と呼ばれる、山陰ツアー最大の見所の洞窟を通りぬけた際のカット。
この洞窟は途中で漆黒の暗闇(地獄)となるためヘッドランプが必要です。地獄での
左右の岩の幅は1mほど。ブレードを入水することはできず、その区間は両手で岩を押さえながら
舟を進めます。地獄を通過するとこの写真のように日が差し込みます。それが天国です。
私がこの地獄を初めて漕いだ時は照明を持っていなかったので、何も見えませんでしたが
その分、この洞窟に入ったことを今でも強烈に憶えています。
今年は洞窟内部にゴミが多数浮かんでいたのが残念でした。
ここから舟を進めると、
こんな感じです。
オレンジのブレードは後方からよく見えることが分かりました。
撮影:市場様
日付変わって31日。
ツーリング前半に現れる「メガネ島」。
撮影の角度が鋭角でしたので、もう一つの空洞が写っていませんが
その名の通り、岩部が二つくり抜かれた岩がある島です。
近づくと、その迫力に圧倒されます。
ツアー2日目の最後は矢田川を1kmほど遡りました。
写真は川上がりして、30分ほど休憩をして、再び河口部に戻る前の1枚。
体と舟を淡水で清めたせいか、皆さんとてもすっきりした表情です。
清流・矢田川で過ごしたひとときもとても心地いいものでした。
洞窟編につづく
フジカタヌー 上田洋樹