仁淀川報告2では2日間の様子をご紹介します。
ツアー初日、すがすがしい秋の空。
黒瀬から出艇して、しばらくはおだやかな流れ。
ゆったりと流れる水を全身で感じながら、軽い漕ぎで舟を進めました。
水面に煌く秋の日差し。
どこまでもおだやなか流れと思いきや、
時にはこの写真(支流の瀬)とおなじような大きさの波が連続して、
ツアー初日唯一の沈が発生。
Mさんは瀬の手前で沈したので、延々と高い波の中を流されました。
さすがにその様子は撮影できなかったですが、ご無事でなによりでした。
めでたく進水を終えたあとに浸水されるなんて・・・、素敵です。
のちに、この波は「Mウェーブ」と名付けられました。
着艇後は夕食の準備。
多くの方がお風呂に入らず、調理を手伝ってくださいました。
ご協力ありがとうございます。
白ワインベースの鶏肉のオレンジ煮。
写真はまだ調理の途中で、この後オレンジジュースを入れてから
オレンジの輪切りを敷き詰めてさらに煮込みました。
鶏肉の味見をFさんにお願いしようと手渡したところ、
「取りにく〜!」との一言。
毎回ちきんと、いえ、きちんと場を盛り上げていただきましてありがとうございます。
すだちで飾ったトマトサラダ。
メニューはこの他、明太子の冷製パスタとターメリックライス。
じゃがいもとさつまいもはダッジオーブンでシンプルに焼き上げました。
河村さん、今回もありがとうございました。
一番星が一際明るく輝く夜、差し入れのお酒とともに会話もはずみ
心地よい時間を過ごすことができました。
明けて日曜日。
水はさらに透明度が増し、この日も好天に恵まれました。
風景が水面に反射するさまも、とてもきれいでした。
おだやかな区間があれば、
ときおり瀬も出現します。
彼はこのあと、左から巻き込むように波立つ瀬で沈。
清流・仁淀川の水を全身で感じていました。
土曜日の主役と日曜日の主役はこのあと、固く手を握りあったのでした。
その後はのんびりと舟を漕ぎ進めました。
ゴール直前には、本流に対して右岸側でコの字型に流れる、ジャングルのよう流れに
舟を漕ぎ入れ、つかの間、探検のような雰囲気を味わいました。
ご夫妻で参加のお二人。仁淀川橋を背景に記念の1枚を撮影しました。
お二人ともなごやかな表情です。14:50全員無事に着艇。
着艇後は、西に傾いたやさしい日差しに照らされて装備の後片付け。
今回の仁淀川ツアーは終始好天に恵まれ
秋の良さを、より実感した週末だったように思います。
ご参加いただきました皆さん、ツアー中は何かと手伝っていただきまして
誠にありがとうございました。
皆さんのご協力があって円滑にツアーを終えられたことを感謝いたします。
フジタカヌー 上田洋樹