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2012年07月 アーカイブ

2012年07月24日

琵琶湖1dayツアー報告(長命寺〜琵琶湖大橋)2012.7.15

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琵琶湖ツアーに参加されているご夫妻が、カヌーでの琵琶湖一周を達成しました。
何か一つのことを成し遂げた方のお顔は、本当に良い表情をされていますね。

手作りで作った横断幕を掲げ、参加者全員でお祝いをしました。
おめでとうございます!

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湖のなかまで続いているような山裾は、先月に漕いだコース。

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サバエの湖畔で遊ぶ一団を発見。
自然教育のキャンプを行っている、京都YMCAの皆さんと出会いました。

京都YMCAとは夏の季節のカヌースクールや、「野外人」と呼ばれる中高生グループの
子供たちと山陰海岸や瀞八丁など、遠征キャンプのお手伝いをしているご縁があります。

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漁師さんから仕入れた湖の幸、琵琶湖の固有種ビワマス。
一周達成のおめでたい日。
昼食は尾頭付きのお魚でお祝いすることにしましょう。

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ツアー開催の二日後、関西地方に梅雨明け宣言がでました。
参加者の方からは、日曜日の昼から明けていたのではないかと。
たしかに、あの空と雲は、真夏のものでした。

漕いでいるときは景色に夢中でしたが、日に焼けた肌の痛みに夏を感じています。

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同じ目標をもった仲間との琵琶湖1dayツアーを、これからもゆっくりと続けていきます。
少しずつ距離を積み重ねながら目指す琵琶湖一周は、いつまでも心に残る思い出の旅。
自分だけの物語を作りあげていく、かけがえのない時間です。

2012.8.4(土)笠置 花火大会のお誘い

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笠置の山々に反響する炸裂音が、体に直接響く迫力。
今年も笠置町で夏の花火大会が行われます。

カヌー広場に集まり、約500メートル下流から打ち上げられる花火を間近で鑑賞しませんか。
どなたでも自由にご参加いただけます。

参加費は無料。夕食は各自で一品の持ち寄り制です。
お申し込み・ご質問等は、こちらまでお問い合わせください。

通常のカヌースクールも開催しております。
日中は川くだりを楽しみ、夜は賑やかに夕食を食べながら鑑賞する花火大会。
夏の思いで作りにぴったりの一日です。


当日は17時頃までを目安に、カヌー広場へ集合。
花火は20時からですが、開催時刻に近づくにつれて町内の道路が渋滞していきます。

毎年18時頃から笠置大橋に交通規制がはいり、橋を渡ることができなくなります。
できるだけ早めにお越しいただくと安心です。

カヌー広場の駐車スペースには限りがあります。
入りきらないお車は付近の有料臨時駐車場か、フジタカヌー工場へ駐車していただく
ことになります。

18時頃から夕食会
各自で一品の食べ物か、飲み物の持ち寄りをご持参ください。
※広場にシートを敷いて鑑賞します。椅子やテーブル等はとくに準備しておりませんので、
 必要な方はご用意ください。

翌日のステップアップスクール参加者の方など、希望される方はそのままテント泊も可能。
※スクール開催準備のため5日の朝9時までにはテント等の完全撤収と、スクール参加の
 方以外のお車は、カヌー広場からの移動をお願いいたします。


2012年07月26日

2012年夏の進水

梅雨が明けて、いよいよ夏本番。
厳しい暑さの日々が続いています。

7月の木津川カヌースクールでは、14日と21日に、お二人が晴れてマイカヤックのオーナーとなり
スクール参加の方々に祝福されて、進水の日を迎えられました。
今回は、初めてご自身の舟を水に浮かべられた、記念すべき日の様子をお伝えします。

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7月14日(土)
この日はアルピナ1−450の進水式を行いました。

デッキの基本色は赤・青・黄・緑の4色ですが
この艇はオーダーカラーのハイテックブラックという落ち着いた色合いの黒です。

グラスファイバーのパイプとマリン合板で構成されるPE艇とアルミフレームのアルピナ艇で
このハイテックブラックを選択される方は、こだわりをもたれているように感じます。
両シリーズを合わせて、これまで出荷したハイテックブラックは15艇ほどでしょう。

清めの水分は、初夏にちなんで、「スイカスカッシュ」にしました。
息子さんが新たな扉を開く。

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清めの儀式のあとは、今後の航行の安全を願って「水かけの儀」。
スクールにご参加の方々に「かける水の量が多いほど安全度が増します。」と
お伝えした直後の1枚です。

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笠置大橋を背景に、父と子、全身ずぶ濡れになったあとの記念の1枚。

この度は進水おめでとうございます!お二人ともいい表情ですね。
今後はツアーでご一緒できる日を楽しみにしています。

続いて7月21日(土)の様子。

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この日はアルピナ2−430の進水。
430もデッキカラーはオーダーのオレンジです。

ダイエットペプシにメントス・グレープを投入して、ペプシビームでお祝いしました。
撮影で全貌は見えなかったですが、推定飛距離6m。イメージ通りでした。

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ペプシで盛り上がったあとは、14日と同じく「水かけの儀」です。
両日とも盛大な水量でした。

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ツーリング後半、史跡「駒返し岩」付近で記念撮影。

ゴールしてからは車で笠置に戻り、わかさぎ温泉に入っていただいてから
この艇が生まれたフジタカヌー工場で分解とザックへの収納を説明しました。

この度は東海地方から笠置までお越しいただき、誠にありがとうございました。
水上でまたご一緒できる日を楽しみにしています。
これからのカヤックライフを存分に楽しんでくださいね!

メンテナンスや修理が必要になれば、いつでもご連絡くださいませ。

上田洋樹

2012年07月28日

7/28 木津川笠置カヌー教室

7/28京都 木津川笠置カヌー・カヤック教室
笠置は、晴れ。水位もすこし減り加茂で-2.43でした。
今年は、川の流れも増水するたびにすこしづつ変わっています。
夏休みということも あり、ファミリー・家族でのご参加も多いです。
午前中、陸上練習。 みんな早く水に入りたそうでした。
そのあと、水上での操船練習、途中休憩をかね、上陸。
ついつい水に飛び込み暑さをしのぎたくなります。

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昼食休憩のあと、午後はいよいよ6kmのツーリング。

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夏真っ盛り、水辺ですごしませんか?
木津川カヌー教室のエントリーお待ちしています

2012年07月29日

7/29 京都 木津川 笠置カヌーカヤックスクール

7/29 京都 木津川 笠置カヌーカヤックスクール
笠置は、良い天気でした。水位は、昨日に比べさらに減少!!
昼からの川下は、コース取りが難しくなります。
午前中は、獅子が淵での練習、渓谷が美しく、川の流れる音など
自然を身近に感じられる絶好のスポットです。

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午後からの川下り、笠置キャンプ場を左に見ながら下ります。
キャンパーは、みんな、うらやましそうに見ています。
時には、乗せてと声をかけられることも・・・

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途中、小休止。ライフジャケットだけで川を流れたり、クールダウンも・・・
楽しいカヌー遊び、ご参加お待ちしています。

2012年07月30日

梅雨明けのシーカヤッキング 山陰海岸洞窟めぐりツアー報告 7月28日

海は梅雨明け直後、「梅雨明け十日」と呼ばれる凪の状態となります。
フジタカヌーではシーカヤッキングに絶好なこの時期に山陰海岸ツアーを毎年開催しています。

2012年7月28日(土)の洞窟めぐりツーリングは小学4年生の男の子から
私の父と同世代くらいの方まで、男性15名、女性5名、総勢20名の方がご参加くださいました。
まずは、ツアー初日の様子を18枚の写真でご紹介します。

動画はこちらからどうぞ。

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出艇はJR浜坂駅にほどなく近い田井の浜から。

浜を出て、30分ほど漕ぐと「T路の洞窟」があります。
この洞窟は文字通り平面状でT字になっていて、細い入り口から進入すると突き当たり
そこから洞窟が左右に分かれています。

写真のシャッタースピードは90分の1秒くらい。
青いブレードの軌跡がきれいな1枚となりました。

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洞窟内の水の色は独特。
イタリアの青の洞窟まで行かなくても、日本にはこんな素敵な場所があります。

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T字の洞窟の入り口。
突き当たり付近では天から、夏の強い日差しが差し込んでいます。

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この写真の左側では、波が高くなると岩に強く水が当たり
「ドーン」という重低音が洞窟内に響きます。

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天からの光で明るく光る黄色のカヤック。
山陰海岸に数ある洞窟の中でも、この洞窟はきっと印象に残る空間だったと思います。

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そして山陰海岸ツアー初日のメインの洞窟、「天国と地獄」。

この洞窟も入り口は広いのですが、奥に行くに連れて幅が狭くなり
突き当たりで航路が直角となります。
それから幅はパドリングができなほど更に狭くなって、光がない暗闇となります。
事前に準備していただくようにお伝えしていたヘッドランプはこの洞窟で使用していただきました。

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暗闇の地獄を抜けると、光で生じる岩の陰影の出口があります。
この洞窟は通り抜けることができるのです。

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天国を洞窟の外側から撮影。
ここから大島を過ぎて、磯で40分ほど休憩しました。

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磯で上陸してからは、しばらく自由な時間です。

多くの方々がゴーグルを装着して遊泳の時間を過ごされていました。岩場ではカニ
水中には紫ウニ、イソギンチャク、サザエ、アワビ、トコブシと多くの生物を観察できました。

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参加メンバーの仲井さんからの差し入れのスイカ。

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大玉のスイカは、かなり重たかったと思います。
お心遣いに感謝します。氷もありがとうございました。

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航程中間での休憩を終えると、ゴールの新余部橋を目指します。

以前は趣のある鉄骨の橋脚が狭い間隔で立ち並んでいたのですが
コンクリートの鉄道橋となってからは、海上からは3つの橋脚が見えるようになりました。
風情がなくなった反面、地元の方に感想を聞いてみれば
「音が静かになって、何より列車が落ちる心配がなくなって安心できる。」とのことでした。

餘部着艇後は川戸屋さんの2つのお風呂で男女別れて入浴。そして19:15から夕食。
今回のツアー参加費を、昨年の料金より高めに設定したのは、

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このお刺身の舟盛りをお願いしたからです。

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他にはサザエのつぼ焼きや

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焼きガニなど、食べきれないほどの量でした。

食事のあとは、今回参加の子供たちのために、スタッフ前田提案の花火タイムを
川戸屋さんの向かいにある小さな公園で設けました。

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手持ち花火や、

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吹き上がり、はじけるように光る花火。
やさしくそよぐ海風の中、夏の風物詩がツアー初日の最後を美しく飾ってくれました。

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新余部橋を通過する列車。
この夜は全員早めに就寝して、翌日のツーリングに備えたのでした。

29日編につづく

上田洋樹

ツアー動画は2本あります。You tubeでご覧ください。

海岸線クルージング 山陰海岸洞窟めぐりツアー報告 7月29日

2012年山陰海岸ツアーの報告2は29(日)の様子をご紹介します(動画はこちらからどうぞ)。

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ツアーの2日目は、前田が土曜日の夕暮れ時に仕掛けた蟹カゴを引き上げることから
始まりました。午前6時、餘部の浜にあるテトラポッド付近の収穫を確認する前田。

仕掛けは2つ。最初のカゴには何も入っていなかったですが、2つ目のカゴには、

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小さなカワハギとイシダイ、そして15cmくらいのメバル(?)の6匹が入っていました。
どんな生物でもよかったみたいですが、子供たちに海の生命を見せたかったようです。

早朝の漁を終えてから、朝食・出艇準備・車の回送を終えると、いよいよツーリングの開始です。

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日曜日の海上は、土曜日よりさらに穏やかになって、終始優雅な航行でした。

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ツーリングではバウデッキにカメラを固定して動画を撮影されていた市場さん。
市場さん撮影の28(土)に訪れた洞窟、「天国と地獄」の映像はこちらからどうぞ。

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半円柱状に高くそびえ立つ岸壁。

写真では、その壮大さが伝わらないですが、実際にこの場にカヤック漕ぎ入れると
自然が造り出す造形の見事さに圧倒されます。多くの方が印象に残ったことでしょう。

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通称「メガネ岩」。
この時間の潮位は高く、画面中央左の輪を往復された猛者もいらっしゃいました。

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洞窟内、ツーリング風景のシルエット。

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今回、笠置からスタッフ号で山陰までの往復をご一緒した関川さん。

初日の回送時の待ち時間や、日曜日の早朝では水彩画を描かれていました。
いつ接しても「大人だなぁ。」と感じることが多く、私が尊敬する先輩の一人です。

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ほとんどの洞窟・洞門の入り口は丸みを帯びた形なのですが、こんな風に角ばった所もあります。

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三角形もあります。

珍しいウッドとカーボンの複合パドルを愛用されている角丸さん。
この洞窟も、画面にはないですが右側にある入口(出口)から通り抜けることができます。

この洞窟の北西30mあたりに「インディアン島」があります。

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柱状節理ならぬ柱状突起?無数の細長い四角柱が集合した岩。

これまで何気なく通過していた所に、毎回新しい発見があるのも
カヤックツーリングの大きな魅力の一つです。

日曜日もコース中間地点の岩場で休憩。

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子供たちが眺めているその先には、

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太陽の光でキラキラと鱗が光る小魚の群れや、

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体調5cmくらいのイシダイの子供の群れ。

これまで何度も山陰の海でシュノーケリングしましたが、こんなに間近で
イシダイの群れを見たのは初めてのことでした。隊列を組み、尾びれを細かく振って
泳ぐその姿は、私にとって2日間で最も印象に残った瞬間でした。

休憩を終えてからは、ゴールの香住を目指します。

ツーリング終盤は香住海岸西に流れ込む矢田川を1kmほど遡り
淡水域で艇の塩抜きと、全身水に浸かって体を冷やしました。

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矢田川を下る直前、ツアーの最後に全員で記念撮影。
皆さんの晴れやかな表情が素敵な1枚です。

この後、矢田川河口に着艇。
撤収を終えてから、全員で香住の食堂で昼食をとって、解散となりました。

土曜日の4名・両日の14名の皆さん、ご参加ありがとうございました。
来年の山陰でもご一緒できることを楽しみにしています!

上田洋樹

動画は2本あります。一覧はこちらからどうぞ。

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