10/27(土)から28(日)にかけて北山川キャンプツアーを開催。
田戸から小船梅林まで、約20kmの区間を2日間でツーリングする定番のコースですが
今回は初日の回送に車を使用せず、小川口からジェット船で出艇地の田戸まで移動しました。
北山川ツアー報告1では、初の試みとなったジェット船での移動を中心にお届けします。
27(土)10:00の小川口。
キャンプサイトは秋のさわやかな青空に包まれていました。
11:55のジェット船乗船までに食事用のタープを設営。
今回はメッシュタープを2張りです。
小川口からの乗船チケットは事前に清流荘で購入。
清流荘まで歩く途中にはこんな看板があります。
10km圏内でいろいろと楽しむことができそうです。
ポルシェにファルトボートと1ピースパドル、キャンプ道具1式を積み
香川県からご参加。ポルシェをこのように使う方はそういないでしょう。
11:20 橋のたもとにあるジェット船乗り場に向けて、キャンプサイトを出発。
ファルトボートなど道具1式は車で運搬しましたが
参加者の方々には乗船口まで歩いていただきました。
11:40 ジェット船がやってきました。
入港するまでの瞬間に船をバックに記念撮影。
このジェット船は臨時の貸し切り便でした・・・。
12:04 再度撮影。今にして思えば、出発は定刻より15分以上遅れていたのですね。
船が着岸したのち、1人ずつ乗船。
小川口から田戸までは乗船料1,000円、ファルトボートは500円です。
私もそうでしたが、初めて乗る方が多く、出発までは少しワクワクしました。
どんなことでも、初めての体験というのは楽しい。
あわただしい午前の仕事を終えて、つかの間の休息をとる前田。
清流・北山川に何を思う。
場所によっはスピードを上げて進みます。最高時速は20ノットくらいでしょうか。
やがて、名勝・瀞八丁に到着。
景勝ではルーフが電動で開きます。一同感動!
ここでは船がゆっくりと進みながら、瀞峡の案内があります。
船内で立つこともできます。
瀞ホテルが見えてくると、間もなく田戸。
動力船での25分の船旅を終えて、これからは人力の船旅の始まり。
ツーリング編につづく
上田洋樹
新緑の北山川瀞八丁ツアー報告 2011.06.04-05
三重〜和歌山〜奈良県と、県境を複雑にまたぎながら流れる北山川。
その中でもとくに、景勝地として人気があるエリアをツーリングしてきました。
出発地点。駐車場から河原へと続く長い階段を降り、瀞峡の清流にカヌーを浮かべる。
ひと漕ぎ。ふた漕ぎ。目の前には人工物はなく、ただ山水画の世界が広がっている。
小さなカヌー・カヤックから見上げる、断崖絶壁の迫力ある眺め。
初めてここに来た方からは、みな感嘆の声があがる。
その感動体験が忘れられないのか、何度も足を運ばれるリピーターの方も多い。
大阪から車で約5時間。幾重にも連なる山々と、人を惹きつける懐の深さが繋がって
いるようだ。
ときには、沈もまた楽し。
通常より水量も豊富で、心地よい迫力の白波も楽しむことができた。
時が経つのを忘れるような空間の中を時折、観光用のジェット船が
轟音を上げて通り過ぎる。
航路を邪魔しないよう、岸近くで上手くやり過ごす。
最初は引き波の大きさに戸惑うも、何度か行き交う内にタイミングがつかめる。
梅雨の季節。日本でも有数の降水量を誇るだけあり、名もない幾筋もの小滝が
山肌を伝わり、川へと流れ込んでいた。
ツーリングの二日目。出発してしばらくすると、静かに雨が降り出した。
川霧に包まれた景色は、この川に一番似合う気がする。
今回も大満足のツーリングを楽しんでいただけました。
ご参加いただきました皆様。ありがとうございました!