新規ツアーの桂川はどのようなところか、テーマ毎に分けてご紹介していきます。
まずは数キロ毎にあらわれる堰堤について。
少し高い所から写してみました。
手前の水面と奥の流れに段差があるのがわかりますか?
よく観察すると、堰堤の手前はプール上になっているのも判断できます。
水面を川幅全体に線を引いたような景色は、何か人工物があるサインです。
通常のツアーでは人工の障害物が少ないコースを選びますが、今回は約16キロの
区間に6箇所の堰堤が設置されています。
これらを安全かつ、なるべく労力を使わない方法を選びながら突破していくのが、
ツーリングのポイントです。
なんともやっかいなように感じるでしょうが、1つ目で乗り越え方のコツを掴むと、
次からはその応用。建設された時期や目的に応じて形が違うので、一日で色々な
パターンの対応方法を体験できます。
すべて十メートルを越えるような、高低差はありません。
艇を担いで、陸路を歩き障害物を越えることをポーテージ。
カヌー・カヤックを水に浮かべたまま、歩いて障害物を越えることをライニングダウンと呼びます。
堰堤下の水域に足をとられる障害物がある場所では、担いで乗り越えます。
ツアー当日は、協力しながら艇を運んでいきましょう。
次のページでは、ツーリングの景色をご紹介します。
2011.8.14木津川笠置カヌースクール報告
舟上から最高の笑顔でピースサイン。
海で数回漕いだあと、川下りの面白さを体験しに来てくださいました。
さっそく今月の日高川ツアーへの参加表明をいただき、ありがとうございます。
午前中の水遊びポイント、獅子が淵の岩場にて。
木津川市から親子でご参加のお二人。暑い日差しを避けてぷかぷか。
なんとも気持ちがよさそうですね。
笠置のキャンプ場横の瀬は、カヌースクールコースの中で最大の山場。
瀬のランクでは一番下、一級程度の流れですが、初めて漕ぐ方には迫力があります。
夏休み期間中で見守るギャラリーも多く、少し緊張したことでしょう。
しっかりと漕ぎ抜けたあと、全員のパドリング技術がグッと上達したようです。
午前中苦戦していた方も、安定して漕げるようになっていました。
ツーリングが後半に近づくにつれ、流れも徐々に穏やかになります。
参加しているボーイスカウトメンバーの皆さんは、川に浮かんだゴミを回収しつつ、
川下りを楽しんでくださいました。素晴らしい心意気ですね!
木津川も喜んでいることでしょう。ありがとうございます。
今回も思い出に残るツーリングをご一緒させていただきました。
またの再開を心より楽しみにしています。