琵琶湖一周約235キロを、カヌー・カヤックで目指すツアー。
今月は近江八幡市の北東部にある、愛知川近くの公園から出発。
カヌーを湖面に浮かべると、大雨をもたらした台風4号の影響で、水は薄く濁り、
川から運ばれた流木がところどころに浮かんでいます。
コース途中の休暇村近江八幡の宮ヶ浜では、大量に打ち寄せられた木くずが
500メートルの浜を覆いつくし、処理に困って県と市に除去を要請したそうです。
この木屑が漂うなかで何かの条件を満したときに、同じサイズの小枝が集まるようです。
湖面に10センチくらいの小枝が垂直に浮かび、列をなして続いていく光景を見つけました。
誘導灯のように、カヌーの進行方向の先へと伸びています。
水面の反射で姿を消したその先は、どこへたどりつくのか。
伊崎半島の突端にある伊崎寺を参拝。
現在は陸続きとなっていますが、昔は湖に浮かぶ「伊崎島」という島でした。
舟で参拝する信者を迎えるため、山門は琵琶湖に面して建てられています。
竿飛び堂の下で集合写真。
湖上の風は私たちを脅かすことなく、爽やかに吹き抜けていく。
このまま風に任せて、沖島へ渡ってみる事にしました。
昼食は参加者全員でアウトドア料理を作ります。
わいわいと話も弾む、楽しい交流の時間です。
長命寺港近くの名勝、松ヶ崎付近の景色
新しい試みとして戦前の古はがきを使い、過去から現代へ続く姿を探ってみました。
戦後の数十年で湖岸の風景も、ずいぶん変わっているようです。
しかし、注意深く観察してみると、どこかに昔から変わらない面影が残っています。
景色が語りかけてくる声に耳をすませ、心をタイムスリップさせる仕掛け。
琵琶湖にたいして、新しい興味が広がるにきっかけになったようです。
来月のツアーにむけて、ファルトボートを丁寧に収納。
今回の報告も、参加者からいただいた感想を盛りこみながら作成しました。
ありがとうございます。
2011.12.11(日)琵琶湖ツアー案内 塩津港跡〜西野水道〜尾上
舟運で栄えた塩津港跡から出発。日本海からの風を背中に感じつつ、進路を南へと漕ぎ進む。
季節は冬へと移り変わる繊細な時期。水上から見上げるカヌー・カヤックならではの視点で、
奥琵琶湖の隠れた名所と初冬の風景をご案内します。
○開催日 2011.12月11日(日)
○コース 塩津港跡⇒西野水道⇒尾上 約11キロ
○参加費 会員¥9,000 ビジター¥10,000
(昼食・ガイド・傷害保険料を含む 小学生以下参加費半額)
レンタル艇 1人艇¥3,000/2人艇¥5,000
○集合場所
お車 9:00 塩津海道あじかまの里(滋賀県長浜市西浅井町塩津浜1765)地図
電車 8:35 JR北陸本線 近江塩津駅前
○着艇予定 15:00
○持ち物 カヌー装備、雨具、フリースなど防寒着、マイセット(箸・食器)、ヘッドライトか懐中電灯
※天候の状況次第で、コース等の内容を変更する場合があります。
ツアーのお申し込みやご質問はこちらまで
ツーリングの途中では、江戸時代に岩盤をくり貫いて作られた約200メートルの手堀りトンネル。
西野水道の中を歩いて見学します。
製品について(ラダー/ラダーシステム アルピナAL-2-430)
ラダー 製品について(写真はアルピナAL-2-430)
スターン側取り付け(ベルトで固定します)
ラダーケーブル引き込み穴 チルトロープ(ラダーブレード上げ下げ用ロープ)
フットブレイス(ラダーの操作は足で行います)
ラダーは、いわゆる 舵(かじ)ですが、ボートの場合は、進路を変えるたり決めたりするものです。
一方、カヤックの場合方向を変えるものというよりは、目標に向かってまっすぐカヌー・カヤックを進めるために使います。
例えば、潮や風を受けるとカヤックは、流されてしまいますのでラダー(舵)を使う事で進路をキープし、目標に向かってまっすぐ進めることができます。
カヌー・カヤックは、ボートに比べ小さく軽く、動力は人力ですので、風や潮などの影響を非常に受けやすいものです。
コンディションによってはラダーは、有効ですが、ブレードを下ろすと水の抵抗があるということを理解してください。
まづ、しっかりとしたパドリングが基本です。
フジタカヌー ラダー ¥52,500 (システム ¥63,000)
*システムは、フットブレイス部分からのセットです。
2011.9.18(日)木津川 笠置カヌー・カヤックスクール報告
爽やかな風を受けつつ、はいポーズ
午前中の飛び込みスポット、大岩の上で集合写真。
木津川の水位が増えると舟をあげる浜が無くなってしまう時もありますが、
かろうじて上陸する事ができました。
日本で最大の水生昆虫とされるタガメの幼虫を発見!
子供達によって捕まえられ、しばし格好の遊び相手となる。
午後からは、約6キロのミニツアーへと出発!
流れが瀬に変わる瞬間。カヌーがスッと吸い込まれていく感覚は、川下りならでは。
迫力の瀬はまだ健在。流れの本流を横切って対岸に渡る方法、フェリーグライドを
練習しました。
果敢に挑戦する中で、何人かは「沈」をされますが、皆さん素晴らしい表情です。
じりじりと肌に感じる陽射しを避けるように、ときには岸沿いの木陰を渡りながら
ツーリングを楽しみました。
ご参加いただいた皆様、有難うございました。
本日の沈の確率60% 11月6日(土)吉野川ツアー報告1
空は澄み、風はなく、水は豊かな大和の吉野。
本日、無事に吉野川ツアーが終了。
今回はコースを半分上流側に繰り上げて、出艇を大和上市付近、着艇を芝崎としました。
鮎釣りが盛んな時期、上市からの下流6kmの区間は釣り人が川の中に立ち並ぶため
ツーリングは困難な状況ですが、11月になると釣り人の姿はなく
今日は水位がやや高めということもあって、当日に急遽コースを変更しました。
国道169号線から見る吉野川は、いたっておだやかな流れですが、実際に川を下ると
そんな印象からは想像できないほどの瀬がいくつか存在します。
タイトルでも記載しましたが、本日の沈の確率は60%。
「吉野川沈道中」の様子は後日ご紹介するとして、まずは集合写真を公開します。
出艇前、眩しいほどの日差しを受けて。上市にて。
この時点では、皆さんとっても元気でした。
出艇から約5時間後、ゴールにたどり着いて。
TEAM 「On water」とTEAM 「Water inside」に分かれて記念撮影。
どちらのグループが、いずれのチームに属するのかはご参加の方々の名誉のために伏せますが
写真のポーズからその所属をご判断くださいませ。
参加メンバーの皆さん、ご協力ありがとうございました。
ほぼイメージ通りのカットを撮影することができました。
ではでは、報告ページ1の最後は、吉野川ツアー488枚の写真の中からただ1枚
栄えある「フォトジェニック大賞」を発表いたします。
水のベールとしぶきをまとい波をゆく
シングル艇のように見えますが、このカヤックはタンデム艇のアルピナ2-430です。
いつも遠くからのご参加ありがとうございます。
つづく
製品について(アルピナ用 ラダー/ラダーシステム)
フジタカヌーラダーについて(写真はアルピナAL-2-430)
ハイブリッドシリーズ用ラダーは、クランプで船体に固定しますが、
アルピナ用ラダーは、船体後部のバックルを使用し、ベルトで固定します。
ラダーは、いわゆる 舵(かじ)ですが、ボートの場合は、進路を変えるたり決めたりするものです。
一方、カヤックの場合方向を変えるものというよりは、目標に向かってまっすぐカヌー・カヤックを進めるために使います。
例えば、潮や風を受けるとカヤックは、流されてしまいますのでラダー(舵)を使う事で進路をキープし、目標に向かってまっすぐ進めることができます。
カヌー・カヤックは、ボートに比べ小さく軽く、動力は人力ですので、風や潮などの影響を非常に受けやすいものです。
コンディションによってはラダーは、有効ですが、ブレードを下ろすと水の抵抗があるということを理解してください。
まづ、しっかりとしたパドリングが基本です。
フジタカヌー ラダー ¥52,500 (システム ¥63,000)
*システムは、フットブレイス部分からのセットです。
琵琶湖の真ん中で楽しむ夏休み 8月7日 沖の白石ツアー報告
琵琶湖から突き出る岩礁「沖の白石」
岸から離れているため、天候の落ち着いている時しか行くことができません。
地図にも載っていない不思議な空間を目指して、ツーリングしてきました。
当日は日本の夏らしい青空が広がるなか、遠く対岸の長浜市や彦根市の建物まで
よく見渡せます。
湖の真中にある目的地も、小さくですがはっきりと確認できました。
この日はファルトボート「アルピナ2-430」を背負い、電車でご参加の方も。
余談ですが、このコースを始め、琵琶湖の西側にはJR湖西線が通っており、
折りたたみカヌーを使ったツアー計画を立てやすい場所が沢山あります。
漕いでいると爽やかな風が体の周りを通り過ぎます。
波も穏やかでとても漕ぎやすい。
湖の真ん中でぷかぷか漂いながらの休憩をいれつつ進みます。
徐々に近づいてくる岩礁の白い岩肌。沖の白石は何度訪れても素晴らしい場所です。
琵琶湖にはこんな魅力的な景観があるんです。
そして、この喜びは自分の力で漕いできた者だけが味わえるように思います。
360度どこまでも広がる絶景の見晴らし。
湖の真ん中にたたずんでいると、言葉にならない感動を覚えます。
初参加の方同士も、カヌーという同じ趣味を通してすぐに仲良くなれます。
素晴らしい景色を共有しつつ、わいわいと歓談を楽しむ。
これもツアーの魅力のひとつですね。
夏の想い出に残るツーリングになりました。
またご一緒しましょう!