フジタカヌー宇治川ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。
早朝、淡路島付近で発生した震度6弱の地震。
電車の運行が乱れる影響はありましたが、幸いにも参加者の皆さんに直接の被害はなく、
全員が宇治川に揃うことができました。
それぞれのお住まいで感じた事を報告し合い、予定通りにツアーを開催。
今年は桜の開花が早く、ゴールの背割堤は残念ながら葉桜。
しかし、伏見港公園では予想外の景色に出会えた幸運もあり、春ならではのツーリングを
楽しむことができました。
ツーリング出発前にA-1Gの進水式を行いました。
頭文字のAはオールラウンドの略。
川海湖と、沢山のフィールドで思い出を築くことができますように。
全員で祝福をして出発です。
なお、水温が冷たいために、恒例の「放り込みの儀」は割愛させていただきましたが、
ご本人は下流でシッカリと清めを行われました。
天ヶ瀬ダムから約二キロの区間は渓谷の雰囲気を楽しめます。
視点が変わると、近場にも豊かな自然が残っている事に気づきます。
観月橋付近、木造三階建てが印象的な料亭月見館。
近代の町並みが続く宇治河畔で、古くからの歴史を感じさせてくれる景観のひとつです。
旅館の入り口には当時の和舟が展示されています。
かつては「京都の玄関口」と呼ばれた伏見港跡で昼食休憩。
桜は満開の姿で私達を歓迎してくれました。
素晴らしい景色の中でいただく、食育キッチンISHIGUROさんのお花見弁当も大変好評でした。
宇治川沿いの近代土木遺構、三須閘門
伏見港内の濠川との水位差を調整、宇治川との舟運を通すため昭和4年に建てられました。
年間二万隻もの利用があったそうですが、水運から陸路輸送への転換。
そして、昭和39年天ケ瀬ダムの完成によって、その役割を終えます。
「澱む川から、淀川と名前がついた。」とも言います。
柳の新緑が続く川岸、パドルを一漕ぎするごとに心が洗われていくようです。
折りたたみカヌー・カヤック、ファルトボートを背負ってのご参加。
お帰りになる前に、アルピナ2-430と共に京阪八幡市駅で記念撮影。
絵になりますね〜。
青空の広がる爽やかなツーリング日和でした。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございます。
宇治川ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。
2012.4.1(日)春の桂川 電車でファルトツアー報告
京都市内を流れる名川、桂川。
ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。
嵐山の渡月橋から宇治川と合流するまでに堰堤が7つあるせいか、
ツーリングコースに選ぶ人は意外に少ないようです。
堰堤は多いですが、この時期は水量も豊富。底を擦る心配がありません。
そして、歩いて移動できる距離に電車の駅も点在しています。
ザックのサイズに収納ができる利点を活かして、公共交通機関を利用した
ファルトボートならではの面白さと行動力を、実際に体験してみます。
爽やかな笑顔で、JR嵯峨嵐山駅で集合。
それぞれに工夫を凝らした方法で、事前に準備をされたのでしょう。
今日一日の装備がすべてザック一つに、綺麗にパッキングしてありました。
ツアーは漕ぐ前から始まっています。
川原でファルトを組み立てていると、いつのまにか近所のちびっ子達が集まってきました。
カバンの中から、折りたたみ式のカヌーがでてくるのにビックリしたようです。
興味津々な視線に見守られながら、水面へ漕ぎ出す。
重たい荷物から開放され、心身ともに自由になる。
至福の瞬間と思うのは私だけではないでしょう。
途中の堰堤のひとつ。
前日の雨で水位が増えていたこともあり、堰堤越えは思ったより難儀しました。
各自の艇を2人で持ち、協力して乗り越えていきます。
ツーリングには河川レンジャーの仁枝氏が同行。
流域の自然や植物、桂川沿いの歴史など。専門家のお話を伺いながら漕ぐことで、
より一層、桂川を身近に感じることができました。
人々の生活圏が近いだけあり、色々な人との出会いや交流があったのも新鮮でした。
私達が漕ぐ姿を見て、カヌーに興味を持ってくれる人もきっといるはず。
JRや阪急電鉄、名神高速道路。身近な鉄道や幹線道路の下をくぐり抜けていきます。
これは良い思い出になりました。
近くを通るたびにきっと、今日のツーリングのことを思いだしますよ。
老舗和菓子屋中村軒に立ち寄り、名物の麦代餅(むぎてもち)を食べてホッと一息。
予定より一時間ほど遅れましたが、無事にゴールへ到着。
ファルトボートを分解、元通りにザックへ収納して記念撮影。
堰堤は予想以上に手強かったですが、全員が協力して困難を乗り越えたからこそ、
それを上回る感動がありました。
スローな旅と呼ばれるファルトボートを用いたからか、いつも以上に参加者同士の
繋がりを強く感じた気がします。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!
次回は、5月6日(日)にファルトツアーの第二回。
桂川が木津川、宇治川と合流し淀川と名前を変えます。
大河の流れに乗って、枚方までをのんびりとツーリングしましょう。
次回のコースには、堰堤は一つもありませんよ。
ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。