湖岸沿いに植えられた桜並木を堪能できる、近江八幡の隠れた穴場的スポットを
皆さんとご一緒しました。
初夏を思わせる陽気に穏やかな風と、カヌー・カヤックに乗って水上からのお花見を
楽しむには、絶好のツーリング日和です。
昼食は地元農家の方に用意していただいた、お花見弁当。
湖岸に咲いた一本桜の真下で食べる手作りのお弁当の味は、また格別です!
湖岸のおしゃれなカフェ「シャーレ水が浜」さんの真下に上陸。
素晴らしい桜並木のトンネルの中を、歩いて散策します。
例年より少し開花が遅れぎみでしたが、この辺りは桜が綺麗に花開いており、
私達の目を楽しませてくれました。
湖面も穏やか。せっかくなので、もう少し足を延ばして湖岸にある伊崎寺まで
漕ぐことにしました。
お寺に近づくにつれて、太い角材が琵琶湖へと突き出ているのが見えてきます。
このお寺では、毎年8月1日に「伊崎の竿飛び」と呼ばれる、面白い行事が行われます。
褌姿の若者が長さ約13mの角材(竿と呼ばれています)の先か、竿先につけた
鉄の環に足をかけてぶら下がった状態から、7m下の湖面に飛び込みます。
この行事の由来は、約1100年前にこの寺で修行中の僧が、琵琶湖に空鉢を投げて
湖上を行きかう漁民たちに喜捨(きしゃ)を乞い、そのあと、自ら湖に飛びこんで
空鉢を拾いあげた。という故事に基づくそうです。
なんとも湖国らしい伝説のある場所ですね。
琵琶湖の春を堪能できた一日でした。
4月のお花見ツアーも残すところあと三つ。
今後のツアー
この季節だけの素晴らしい景色が楽しめるコースばかりです。
皆さんのご参加をお待ちしております。
ありがとうございました。
大津・石山お花見ツアー 近代編
琵琶湖一周ツアースタッフの前田です。
4月のお花見シーズンを前に、びわ湖のカヌーカヤックお花見スポットを
何回かに分けて紹介していきます。
まずは、混雑を避けてお花見を楽しめる穴場スポット。大津・石山寺・瀬田川沿いの
コースです。
このエリアは湖岸沿いに多くの史跡が残っています。今回は、お花見と共に楽しめる、
比較的新しい時代の名所等に絞って紹介していきます。
1.世界最大級のびわこ花噴水
大津港では、空高く上がる迫力ある放水を、湖側から間近で観賞していただけます。
2.大津港の町並み
現代建築の建物の中に紛れ、昭和初期の古い建物や、舟の航行の目印である
石造りの常夜灯が今でも残っています。
3.瀬田川南郷洗い堰
びわ湖から流れ出る唯一の川である瀬田川に、湖の水位調節と下流の淀川流域の
治水対策のため、明治に起こった大洪水がきっかけで、明治38年に建設されました。
ゴール後、希望者は「アクア琵琶」にて、琵琶湖の歴史や、人工的に造られた
世界最大の雨を体験していただけます。
次回は、近世以前の歴史的な名所と、ツアーのメインである、桜を中心に
紹介していきます。