2012.4.1(日)春の桂川 電車でファルトツアー報告

京都市内を流れる名川、桂川。 
ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。
嵐山の渡月橋から宇治川と合流するまでに堰堤が7つあるせいか、
ツーリングコースに選ぶ人は意外に少ないようです。
堰堤は多いですが、この時期は水量も豊富。底を擦る心配がありません。
そして、歩いて移動できる距離に電車の駅も点在しています。
ザックのサイズに収納ができる利点を活かして、公共交通機関を利用した
ファルトボートならではの面白さと行動力を、実際に体験してみます。
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爽やかな笑顔で、JR嵯峨嵐山駅で集合。
それぞれに工夫を凝らした方法で、事前に準備をされたのでしょう。
今日一日の装備がすべてザック一つに、綺麗にパッキングしてありました。
ツアーは漕ぐ前から始まっています。
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川原でファルトを組み立てていると、いつのまにか近所のちびっ子達が集まってきました。
カバンの中から、折りたたみ式のカヌーがでてくるのにビックリしたようです。
興味津々な視線に見守られながら、水面へ漕ぎ出す。
重たい荷物から開放され、心身ともに自由になる。
至福の瞬間と思うのは私だけではないでしょう。
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途中の堰堤のひとつ。
前日の雨で水位が増えていたこともあり、堰堤越えは思ったより難儀しました。
各自の艇を2人で持ち、協力して乗り越えていきます。
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ツーリングには河川レンジャーの仁枝氏が同行。
流域の自然や植物、桂川沿いの歴史など。専門家のお話を伺いながら漕ぐことで、
より一層、桂川を身近に感じることができました。
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人々の生活圏が近いだけあり、色々な人との出会いや交流があったのも新鮮でした。
私達が漕ぐ姿を見て、カヌーに興味を持ってくれる人もきっといるはず。
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JRや阪急電鉄、名神高速道路。身近な鉄道や幹線道路の下をくぐり抜けていきます。
これは良い思い出になりました。
近くを通るたびにきっと、今日のツーリングのことを思いだしますよ。
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老舗和菓子屋中村軒に立ち寄り、名物の麦代餅(むぎてもち)を食べてホッと一息。
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予定より一時間ほど遅れましたが、無事にゴールへ到着。
ファルトボートを分解、元通りにザックへ収納して記念撮影。
堰堤は予想以上に手強かったですが、全員が協力して困難を乗り越えたからこそ、
それを上回る感動がありました。
スローな旅と呼ばれるファルトボートを用いたからか、いつも以上に参加者同士の
繋がりを強く感じた気がします。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!
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次回は、5月6日(日)にファルトツアーの第二回。
桂川が木津川、宇治川と合流し淀川と名前を変えます。
大河の流れに乗って、枚方までをのんびりとツーリングしましょう。
次回のコースには、堰堤は一つもありませんよ。
ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。

2012.2.5(日)琵琶湖の雪見ツアー報告

ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます
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カヌー・カヤックから冬景色を眺めようと、豊かな自然が残る奥琵琶湖に舟を浮かべました。
普段なかなか体験できない世界へ、ゆっくりと漕ぎ入っていきます。
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雪中の耐寒ツーリング、砕氷船体験でスタート!?
いかにも寒そうな写真ですが、じつは風もなく穏やかな天候。
少し汗ばむほどの暖かな陽気。非日常の瞬間を、にっこりと微笑みながら満喫中です。
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雪に包まれた空間から湖へ出ると、視界が一気に広がります。
清々しい青空の下、湖岸沿いをゆっくりと散策。
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ランチタイムも、白銀の世界のなかで楽しむとしましょう。
沢山積もっている湖岸の雪で、テーブルと椅子ができました。
手作りパンもダッチオーブンで、ふんわりと綺麗に焼きあがりましたよ♪
パン作りに挑戦してくださった福田ご夫妻、ありがとうございます!
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アツアツのチーズフォンデュにつけて、さっそくいただきまーす。
お味のほうは・・・お二人の笑顔からご想像いただけるかと。
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季節が移り変わるとされる立春の頃。
空を映しこんだ湖に、一足早い春を感じました。
心地よさに誘われるように、つづら尾崎まで足を延ばしてみましょう。
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狭い浜辺には、どうやら先客がいたようです。
ひざ下まで積もった雪についた足跡。
山に詳しい方のお話では、カモシカの足跡とのこと。
スタッフ田中氏の特製ショウガ湯を飲みつつ一休み。
近くに見える竹生島を眺めていると、「次は島へ渡ろう!」との声も。
新しい企画ができましたね。
さて、名残惜しいですが、ゆっくりとゴールに向けて戻ることにしましょう。
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ご参加いただき、ありがとうございます。
ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。
次の琵琶湖は、4月のお花見ツアー。
桜色に染まった湖岸を巡りながら、春の景色をご一緒できることを楽しみにしております。

9枚のパドリング写真 11月6日(土)吉野川ツアー報告2

吉野川ツアー報告2では、瀬をゆく様子を、お一人ずつご紹介します。
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出艇直後はおだやかな流れが続きますが、写真のように川幅が狭くなって
流速が増す地点がいくつもありました。
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コース前半で最も難易度が高かった瀬。この地点の流れはかなり複雑で
あらゆる方向からの波に対処しなくてはなりません。
以後、瀬を通過するまでを順に掲載します。
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昼食休憩と堰堤でのポーテージを終えて、ツーリング後半にある落ち込み。
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この日は水位がやや高めでしたので、落差は大きくなかったですが
落ち込み直後の波は高く、爽快な瞬間を楽しむことができました。
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オーダーでデジタルカメラの水中ハウジングを固定するための自由雲台を艤装したA-1。
沈したらハウジングが割れないだろうかと、ツーリング前から心配でしたが大丈夫でした。
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ツーリング終盤、パドルのシャフトが西日に反射しています。
瀬を楽しまれている雰囲気が表情から伝わってくる1枚です。
この地点から、5分ほどで全員無事に着艇。皆さん、ご無事で何よりでした。
吉野川ツアーの写真は本日(11月10日)発送を終えましたので
近日中にお手元に届くと思います。今度は寛ぎながら吉野川をお楽しみください。
特集につづく
2011年のツアー予定もご覧くださいませ!

花時の桜人 4/18(日)琵琶湖 大浦〜菅浦お花見ツアー報告(滋賀県)

桜にまつわる言葉は数多い。
花時は花が咲く頃。
満開の桜は花盛り。
満開のあとにはらはらと散る桜は零れ桜(こぼれざくら)。
風に吹かれて舞い散る花びらは桜吹雪。
水面に浮かび、寄り添う花びらは花筏。
そして、花筏が架け橋のように見えるさまを花の浮橋という。
水面に映る水際の桜は桜影。桜の木陰は桜陰。
桜人(さくらびと)は桜を愛でる人のこと。
花見に行って疲れてしまうことは花疲れというそうです。
桜の花の白さで周囲がぼんやりと明るく見えることは花あかり。
夜桜を見るためのかがり火は花篝。
天気が変わりやすい桜の頃の、なかなかすっきり晴れない天候は花曇り。
よく使われる言葉では、春の急激な寒さを表す花冷え。
桜の花にかかる雨は桜雨。
花びらを散らしてしまう雨や、花びらが水に流れていく様子は桜流し。
桜の上に宿る露は花の露。
花からしたたり落ちるしずくは花の雫。
花盛りを過ぎ、陸上に散り残った花びらは残花。
春の名残を感じる言葉です。
こうした言葉を知ると、日本語って響きが美しく、情緒にあふれているなぁと思います。
零れ桜、花筏、桜影、花あかり、そのどれもが桜の花の儚くも
生命力にあふれた瞬間を表現した素敵な言葉です。
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朝、目覚めてテントの扉を開ければそこには桜。
贅沢な早朝のひとときでした。
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海津の水と桜。
透明感のある水の色と桜色の組み合わせはまさに春の色です。
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出艇地での1枚。
夜露の水なのか、中心にはひっそりと水がたたずんでいました。
それでは、花時の湖北の染井吉野の花盛りを楽しんだ9名の桜人の物語をお届けします。
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永原から出艇した直後の1枚。春の小川です。
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芽吹きの緑を背景に。
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大浦川から琵琶湖へ。まずは全員で記念撮影。
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大浦の公園の桜並木を背景に。ここの染井吉野も満開でした。
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葉桜と満開前の桜色と満開の白。
大浦と菅浦の間の水は黄緑と緑の中間色のような独特の発色。
これが巷で噂の「菅浦グリーン」です。
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角度を変えて撮影。
空も緑も桜もすべてが明るく春を感じた瞬間でした。
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1回目の休憩での1枚。
3畳ほどのバルコニーで皆さんに寄り添っていただきました。
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花の直下をくぐる。
ここを通過する全員が枝を見上げていたのが印象的でした。
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結露したレンズがカヤックの周囲に霞をかけて雰囲気のある仕上がりとなりました。
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桜とともに春を感じる花は菜の花。
その菜の花が群生している地点で再度いかだを組んでいただきました。
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菜の花の後ろには染井吉野。
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このあと、ゴールのつづらお荘を通過して、東にある須賀神社へと漕ぎ進めました。
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製造番号(シリアルナンバー)が私の舟と1番違いのA-1。
2010年春の記念の1枚です。
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菅浦地区の八重桜。
きっと今頃は花開いていると思います。
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ニホンカモシカを発見!
「私の写真のほうがきれいに撮れているよ。」という方はぜひメール添付でご送付ください。
写真を差し替えますので。写真は ueda@fujitacanoe.com まで。
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湖岸にはマメ科(おそらく)の花の蕾。
深い緑の中で白が映えていました。
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横浜、横須賀から来られたお2人と春の花々。
工場見学からツアーへと3日間楽しい時間をありがとうございました。
三浦半島でのツアーではよろしくお願いいたします。
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ご夫妻と春の色。
5月以降もまた遊びにいらしてくださいね!
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水中からの花筏を拡大した1枚。水上の残花です。
9名の桜人の皆さま、ご参加ありがとうございました!
来年のお花見ツアーもよろしくお願いいたします。
桜の次はさわやかな新緑の季節です。
5月以降のツアーにもどうぞご参加くださいませ。
フジタカヌー 上田洋樹