大津の夜景とクリスマス 琵琶湖一周ツアー報告2012.12.16

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日帰りツーリングを繰り返しながら琵琶湖一周を目指すツアー。
今月は琵琶湖大橋から大津にかけて、南湖と呼ばれるエリアの東岸を漕ぐコース。
2012年の最後を飾る、イベント盛りだくさんの1日を楽しみました。
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初冬の寒さを忘れるような好天。
夕方からのナイトツーリングまで十分に時間もあり、
興味のわいた場所へ寄り道しながら、のんびりと漕ぎ進んでいくことにします。
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浜に流れ着いた立派な冬瓜との出会い。どこから旅をしてきたのでしょうか。
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株状になって生えているヨシ群生は、林のような空間になっていました。
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暖かい場所で日が暮れるのを待って、ナイトツーリングに出発。
ひとつ、ふたつ。街灯の明かりが増えてるにつれて、湖面がとろりと暗くなっていきます。
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夜景のメインは大津港の「びわこ花噴水」
放水時間にタイミングを合わせて見学しました。
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ツーリングの片づけと着替えを済ませたあとは、「大津の迎賓館」と呼ばれた
びわ湖大津館でのクリスマスディナー。
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和気あいあいと話も弾むなか、今回で琵琶湖一周を達成された市場氏を
参加者全員で祝福しました。
この瞬間は、何回立ち会っても感動の場面です。
これからも多くの方に一周を達成する喜びを受け取っていただき、
共に分かち合っていきたいと思います。
数え切れないくらいに沢山の思い出を作り上げながら、今年度の琵琶湖一周ツアーを
終えることができました。
2013年も湖岸に多くの方が集い、ひとつの目標に向かって進めることを楽しみにしています。
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琵琶湖1dayツアー報告(柳川〜長命寺) 2012.06.24

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琵琶湖一周約235キロを、カヌー・カヤックで目指すツアー。
今月は近江八幡市の北東部にある、愛知川近くの公園から出発。
カヌーを湖面に浮かべると、大雨をもたらした台風4号の影響で、水は薄く濁り、
川から運ばれた流木がところどころに浮かんでいます。
コース途中の休暇村近江八幡の宮ヶ浜では、大量に打ち寄せられた木くずが
500メートルの浜を覆いつくし、処理に困って県と市に除去を要請したそうです。
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この木屑が漂うなかで何かの条件を満したときに、同じサイズの小枝が集まるようです。
湖面に10センチくらいの小枝が垂直に浮かび、列をなして続いていく光景を見つけました。
誘導灯のように、カヌーの進行方向の先へと伸びています。
水面の反射で姿を消したその先は、どこへたどりつくのか。
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伊崎半島の突端にある伊崎寺を参拝。
現在は陸続きとなっていますが、昔は湖に浮かぶ「伊崎島」という島でした。
舟で参拝する信者を迎えるため、山門は琵琶湖に面して建てられています。
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竿飛び堂の下で集合写真。
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湖上の風は私たちを脅かすことなく、爽やかに吹き抜けていく。
このまま風に任せて、沖島へ渡ってみる事にしました。
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昼食は参加者全員でアウトドア料理を作ります。
わいわいと話も弾む、楽しい交流の時間です。
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長命寺港近くの名勝、松ヶ崎付近の景色
新しい試みとして戦前の古はがきを使い、過去から現代へ続く姿を探ってみました。
戦後の数十年で湖岸の風景も、ずいぶん変わっているようです。
しかし、注意深く観察してみると、どこかに昔から変わらない面影が残っています。
景色が語りかけてくる声に耳をすませ、心をタイムスリップさせる仕掛け。
琵琶湖にたいして、新しい興味が広がるにきっかけになったようです。
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来月のツアーにむけて、ファルトボートを丁寧に収納。
今回の報告も、参加者からいただいた感想を盛りこみながら作成しました。
ありがとうございます。

琵琶湖1dayツアー報告(彦根〜柳川) 2012.05.27

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日帰りツアーを重ねながら、カヌー・カヤックで琵琶湖一周を目指すツアー。
今月も湖岸沿いをゆっくりと時計まわりに漕ぎながら、季節ごとに移り変わる景色を
楽しんできました。
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梅雨入り前の爽やかな空の下、波も静かな水面を軽快に漕ぎ進む。
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白い浜が続くコースのなか、琵琶湖に流れ入る犬上川の河口付近には
カワヤナギの木々が緑豊かな林をつくっています。
水際に生えた木の、狭いすき間を通り抜けるのが面白い。
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湖の上での出会い。沖で仕掛けを回収している漁師さんと挨拶を交す。
うなぎを獲っているそうです。
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昼食休憩は野外料理に挑戦。
羽釜で炊き上げたつやつやのご飯と、焚き火料理。
ダッチオーブンには、煮込み料理を任せておきましょう。
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しっかり食べてお腹も一杯になったところで、湖岸にある三津屋の集落を散策。
蓮光寺のご住職から、往時の雰囲気を写した古い写真や絵を拝見。
地元の方達も交えて、貴重な昔話の数々を伺いました。
町のなかには昔の水路が埋め立てられた、五條橋という場所があり、
「ここに立って細い路地の向こうに見える琵琶湖を眺めたとき、今は無い橋をから
景色を日々眺めていた人達に想いを馳せることができた」と、参加者の感想。
素晴らしい感性ですね!
気付かずに通り過ぎるような風景の中に、生活する人の息遣いを感じた瞬間でした。
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琵琶湖一周を目指して漕いでいると、びっくりするような嬉しい出来事が沢山訪れます。
メンバーのお一人がご住職を見て、驚いた声をあげられました。
なんと、以前は地元で教鞭をとられていたご住職から、教えを受けていたとの事。
学生時代から二十数年ぶりに、恩師との再開。
不思議な偶然もあるものですね。私達も嬉しい瞬間を共有することができました。
素敵なご縁に感謝です。
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石寺の浜並木とよばれる松並木が、約三キロほどつづく湖岸。
遠浅の浜が続き、風が吹くと沖からの波が打ち寄せる区間でもありますが、
今日の湖は昼寝をしているように穏やかでした。
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湖岸に咲いたニセアカシアの可憐な花束。
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彦根城のお堀をバックに撮った集合写真。
すっかり青葉に包まれた、お堀の景色も見事でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
終了後のアンケートには、ノンビリと琵琶湖のツーリングを楽しめたのが良かったと、
急がずに漕ぐツアーの進行を喜ばれる方。
普段から仏像巡りをされている方は、お寺で出会えた観音さまに、今度は奥様と一緒に
会いに来たいとのご感想もありました。
少し漕ぐペースを落としてみると、新しい発見や不思議な縁が繋がるのも面白いものですね。
来月は、6月9日琵琶湖一周の番外編「竹生島」
そして6月24日は今回のゴールから南へと漕いでいきます。
報告ページをご覧になって興味をもたれた方は、ぜひご一緒に琵琶湖一周に挑戦しましょう!
どの場所からでも、一周のスタートを切ることができます。

初秋の琵琶湖ツアー 今津〜菅浦ツーリング報告

カヌー・カヤックで琵琶湖一周を目指す方を中心に、湖を時計回りに進むツアー。
秋のコースは、豊かな自然に囲まれた琵琶湖の中でも特に、古くからの景観が
大切に守られている地域を漕ぐ予定です。
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今津浜にて上陸。ここは大きな街道同士が交わる場所として栄えた歴史ある土地。
素通りで通り過ぎるのは、もったいないように感じます。
昼食休憩を兼ねて上陸。スタッフお勧めの場所などを歩いて散策しました。
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琵琶湖ツアーでご好評いただいているのが、お昼ご飯。
その土地にゆかりがある食材を中心に、みんなと協力して作るのですが、
「同じ釜の飯」を食べながらの時間は、なによりの交流の場となっています。
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昼を過ぎてからゴールするまで、風をさえぎる地形を通る以外は、終始、強い風が
湖面に吹き抜けていく。
横波を受けながら長時間を漕ぐことは、琵琶湖でのツーリング初心者の方には
苦戦する場面だったと思います。
諦めず笑顔で最後まで漕ぎきった経験は、また大きく成長するきっかけになったと
確信しています。
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湖北の山並みが素晴らしい!
強い風に遊ばれるように、幾通りにも雲の姿が変化するのが新鮮でした。
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夕日に応援されながら、最後は全員で揃ってゴール!
黄金色に輝く湖面は、緊張感を持ちながら漕いだ勲章のように感じました。
来月は、今回ゴールの菅浦集落からスタート。
奥琵琶湖の秘境と呼ばれる、自然林が残る「つづら尾崎」の錦秋が楽しめる
コースです。

12月19日琵琶湖 カヌーで大津の夜景を楽しむツアー報告

小春日和の暖かさの中、波穏やかな烏丸半島から大津港へとカヌーツアーを
開催しました。
波穏やかな湖面をゆっくりと漕ぎ進みながらのツーリング。
昼から夕暮れ。そして夜の大津港を彩る街の明かりと、光が刻々と移りゆく姿が
印象的なツアーでした。
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日中は青空が広がり、琵琶湖大橋や大津の街並み。比叡山の山々までと、
どこまでも視界が広がります。
ときには湖岸沿いのヨシ林の中へ分け入りながら、湖の景観を楽しむ事ができました。
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夕焼けに染まる中、矢橋帰帆島。近江大橋に沿って琵琶湖を横断。
ここからが湖西エリアへとなります。
今は公園となっている膳所城跡に上陸。これからのナイトツーリングに向けて
ヘッドライトを準備。暗闇の中に明るく浮かぶ、街の夜景を水上から楽しみました。
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圧巻は、大津港の琵琶湖花噴水。高さ約40メートルまで上がった水のカーテンが、
綺麗にライトアップされる迫力には、歓声のあと、思わず寒さを忘れて見入って
しまいました。
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ご自分の折りたたみ式ファルトボートに乗って、カヌーでの琵琶湖一周を目指して
挑戦されていた方が、今回のコースで無事、湖岸沿い約235キロを完漕されました。
ツーリング終了後は琵琶湖大津舘で夕食を共にしつつ、弊社社長藤田亮より、
一周達成を記念して表彰状をお渡しし、参加者全員で祝福しました。
長い距離をこつこつと漕ぎ繋げて達成した、喜びにあふれるお顔を拝見するのは、
何度立ち会っても感動的な場面で、スタッフ冥利につきます。
この喜びをもっと多くの人とも共有できるよう、来シーズンも琵琶湖を巡ります。
さて、これで年内のツアーはすべて終了。
本年もお陰様で、沢山の方と琵琶湖の景色を楽しむことができました。
ありがとうございます。
年が明けて一月からは、厳冬期の湖北に舟を浮かべ、雪見カヌーの魅力を探る
ツアーを開催予定です。
来年度も沢山の方に「琵琶湖がこんなに面白かったんだ!」と驚かれる、
楽しみと喜びを感じていただけるツアーを行います。
皆様とお会いできることを心より楽しみにしています。