猛暑の日々が続いていますが、皆さまお変わりございませんか?
立秋が過ぎても、高い気温の毎日ですが、今回はそんな暑さをやわらげる
山陰海岸の水中と生物の写真をご紹介します。
ツアー2日目の休憩時に撮影した1枚。
照りつける日差しで水中は青く明るく、無数の小魚がキラキラと光っていました。
同じ場所で海底を撮影。鎧の水は透明度が高いです。
毎年見かける青く光る海草は紅藻類「ワツナギソウ」の仲間ということが判明しました。
大きさは3〜10cmくらいと小さいですが、水中では青と青紫の蛍光色に光り
水の動きに合わせてゆらゆらと揺れる姿がとてもきれいです。
水中から取り出すと淡いモスグリーンの淡色になるのが不思議です。
藻体はその名の通り、浮き輪をつなげたような構造となっていて
それぞれの節には隔壁があります。
2009年に撮影したワツナギソウ。
先端がエメラルドグリーンの藻体もあります。
岩場では多くのカニが生息していました。
この蟹で体長10cmほど。赤と緑の甲殻が鮮やかです。
赤と朱のイソギンチャクもいました。
今年の山陰ツアーの報告は以上で完結です。
来年の洞窟めぐりツアーもよろしくお願いいたします。
2011年のツアー予定はこちらからどうぞ!
フジタカヌー 上田洋樹
2011年山陰海岸ツアー報告2 洞窟とインディアン島
2011年夏の山陰海岸ツアーの報告2は洞窟内の写真とインディアン島の写真をご紹介します。
洞窟の入り口での1枚。
カメラの露出を自動に設定していると、外部の明るい光と内部の暗さで
このような仕上がりになることがあります。
土曜日前半にあるT路の洞窟。
沖から洞窟をまっすぐ進むと岩に突き当たり、そこから左右に進むことができます。
写真は河村シェフが狭い区間を手探りで通過している様子です。
突き当たり付近での1枚。
ここでは岩の屋根がなくなり、写真のように明るい日差しが差し込みます。
洞窟左の行き止まりでは波が岩に激しく当たり、「ドーン」と体の奥深くに伝わるような
自然の重低音が鳴り響いていました。
音量は大きいけれど、耳に心地よいその音をしばらくこうして聴きました。
山陰海岸に数ある洞窟の中でも、この洞窟は多くの魅力を兼ね備えています。
但馬御火浦(たじまみほのうら)で広く知られる「釣鐘洞門」。
釣鐘のような入り口、内部も鐘のような形状の大きな空洞となっています。
洞窟から出る時はこんな感じです。
鎧港の東側にある「インディアン島」。
南から見るとこのようにインディアンのように見えます。
頭頂部の樹木がネイティブな雰囲気をかもしだしています。
北東から見たインディアン島。
現場では分からなかったですが、こうして写真を見るとゴリラのようです。
来年のツアーでは「インディアン&ゴリラ島」として紹介しようと思います。
海の幸編につづく
フジタカヌー 上田洋樹