2012年の古座川ツアー報告2では、ツアーで印象に残った写真をご紹介します。
(ツアーの動画はこちらからどうぞ。)
数は少なかったですが、ところどころに開花した桜の木がありました。
ソメイヨシノの他、山中では山桜も花開いていました。
昨年の災害で橋の裏側に入り込んだ無数の流木。
古座川に架かる橋には、当時の水流の凄まじさの痕跡が今なお生々しく残っています。
長さ15m、直径40cmほどの木が、がっちりと固定された橋もありました。
橋をくぐる際には「頭上注意」です。
土曜日ツーリング後に訪れた国指定の天然記念物「高池の虫喰岩」。
風雨によって蜂の巣状に浸蝕された岩肌は独特の雰囲気があり
ガウディの建築物のようでもありました。
表面は砂を固めたような感触。穴の開いた小石に糸を通して
願掛けをすると耳の病気が治るという言い伝えが有るそうです
虫喰岩を背景に全員で記念撮影。
神保館の玄関に飾られているガラス製の浮き玉(通称ビン玉)。
ビン玉はマグロのはえ縄漁などで浮きとして使われていました。
大きさは5寸から12寸くらいまでさまざま。
職人の手によって作られたビン玉には工芸品のような温もりがあります。
フジタカヌー 上田洋樹
清流古座川で過ごした3日間 京都YMCA Updraft野外人 その3
8月8日(日)、古座川キャンプツアーはいよいよ最終日。
この日のツーリングは河口から、その西側にある橋杭岩を経て
ゴールの橋杭海水浴場を目指します。
午前6時20分の空。
青空に湧き立つ夏の雲。日曜日は朝から晴天でした。
明け方に降ったかなり強い雨の名残。
誰かさんのテントはタープの脇にあったため、そのタープに溜まった水が
勢いよくテントに降り注ぎ、「ピンポイント豪雨」となったようです。
朝食、キャンプ用品の撤収のあとは出艇地に全員で移動。
出艇前の1枚。
橋杭岩への回送の車が帰ってくるまで、しばらく待機です。
全員の準備が整い、コース説明のあと9時10分に出艇。
波は昨日よりおだやか。
出艇後はやや沖合を東から西へと進みます。
いかだを組み、九龍島を背景に全員で記念撮影。
出艇地から約3.5km、橋杭岩(はしぐいいわ)に到着。
大小約40の岩が850mにわたり一列に連なり垂直にそびえる橋杭岩。
直線上に立ち並ぶ岩の姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれています。
橋杭岩からゴールまではあとわずか。
波が少し高くなった海上を皆懸命にパドリングしていました。
10時50分、橋杭海水浴場に到着!
全員の協力があって3日間のツーリングを無事に終えることができました。
着艇後はカヌー用品の撤収と着替えと昼食。そして車でJR串本駅へ移動。
予定通り12時26分串本駅発の電車に間に合いました。
YMCAの皆さんを見送り、すべての撤収を済ませてからの帰り道、
古座川の北東に流れる太田川をつかの間下見。
水の透明度は古座川より高く、流域はとてものどかな雰囲気。
一度じっくりと下ってみようと思います。
ツアーが開催できるような川であれば、ぜひご参加くださいね。
8月7日土曜日、古座川下流域での夕焼け。
京都YMCAの皆さん、今年も夏のカヤックツーリング&キャンプに
ご参加いただきましてありがとうございました。
古座川での3日間は天候に恵まれ、充実した時を過ごすことができました。
1年後もまたどこかのゲレンデで皆さんと過ごす夏を楽しみにしています。
リーダーや野外人を卒業すれば、カヤックとの接点が少なくなるかも知れませんが
そんな時はフジタカヌーのカヌースクールやツアーに遊びに来てくださいね。
また来年、元気な姿でお会いしましょう!