久しぶりのオーダーツアーで木津川を笠置から木津の泉大橋までツーリングしました。
平日の7日(火)、この日は3名さまとご一緒しました。
昼食休憩後、国土交通省のテレメーター水位・加茂観測所(恭仁大橋下流左岸)を背景に
記念撮影。7日午後2時の水位は−2.16m。この数値なら笠置から加茂まで
1度もボトムをすることなく快適にツーリングを楽しむことができます。
数値が−2.5m以下となると渇水状態となり、コース取りが難しくなります。
笠置から約1.5km、左岸の水路を通過したあとの1枚。
加茂の水位が−2.3mくらいまではこの水路を通ることができます。
背面が青みがかった暗緑色のアオダイショウ。
器用に水面を泳ぎ、このあと瀬をフェリーグライドで渡っていきました。
進行方向を斜め上流に、きっちりとフェリーアングルをとっていることに感心しました。
腹面の両端に隆起があり、木に登ることもできます。無毒。
ちなみにマムシは背面に5円玉のような茶褐色の模様があり
真上から見ると頭部は三角に尖っています。
加茂・恭仁大橋の約300m下流の風景。
このあたりから川幅が広がり、河岸の風景が変化します。
7日は水量が多く、着艇直前まで追い風。
スタートからゴールまで水に流されるようにゆっくりとツーリングしました。
木津のJR鉄橋。京都行きの車両とカヤック。
JRの鉄橋をくぐると、
国道24号線の泉大橋です。
泉大橋をくぐり、この日のツーリングが無事に終了。
休憩時間を除くと、約13kmを2時間10分で下りました。
天候は終日曇りでしたが、水上ではすがすがしい時間を過ごすことができました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました!
6月11日(土)はこの日のゴール木津・泉大橋から八幡の流れ橋までをツーリングします。
開催は決定していますので、のんびりと川くだりを楽しみたい方はぜひご参加ください。
流れ橋ツアーの案内はこちらから、過去のツアー報告一覧はこちらからどうぞ!
オーダーツアーにつきましては、日程・ゲレンデ等ご相談くださいませ。
フジタカヌー 上田洋樹
少年と気田川 小さなカヌーイストの挑戦
2010年気田川キャンプツアー報告の最後は、1人の少年の特集です。
土曜日のツーリングを終えて、名車900Sと一緒に。
このお車を見ると、同型のカブリオレに乗っていたあの人を思い出す。
あるツアーを終えて、笠置のフジタカヌー工場で車内にパドルを置いたまま幌を開けた際に
そのパドルがリアガラスに干渉して、リアガラスが木っ端微塵に割れたあの日の衝撃も今は昔。
洗練された外観、そのフォルムに無駄がない、いいお車です。
それでは、少年が気田川で過ごした週末の物語をご紹介します!
草食系男子という言葉で男の子が分類される昨今ですが
彼は自分のことは自分で行う立派なアウトドア系男子です。
少年を見守る瞳はとても優しいです。
土曜日のツーリング前半、軽やかにパドリングする少年。
お父さんとの息もピッタリです。
ダイビング用フルスーツのお兄さんと。
潜っているお兄さんのシュノーケルの先に水を入れるように伝えたのですが
彼の良心がそれを咎めたのか、むせ返るお兄さんのカットは撮影できませんでした。
本流が岩に向かう難所に挑む。
このあと、艇は見事180度時計方向に回転。
つまり、沈。
生涯初の記念すべき沈を経験して、彼はこの旅で大きく成長・・・、
してくれていたらいいんですけど。
着替えが終わり、ご両親と記念の1枚。
やがて彼が大人になった時、こんな頃もあったんだよと、ご家族の話題にお役立てください。
この石の何かが彼の感性をくすぐったようです。
石の模様はこの気田川の波のようにも見えます。
この写真から日曜日の記録。出艇直後の1枚です。
カメラ目線で撮影に応えてくれるほど余裕が生まれてきました。
艇はアルピナ2-430 ブルー&チャコールグレーのEX仕様。
土曜日より、さらに息が合ってきました。ナイスパドリングです。
彼の後方にはいつも見守るようにシングル艇。
急流に突入!
2日間を振り返れば、彼はいつもしっかりと漕いでいました。
ツーリング後半、フードを被り水しぶきに対処しています。素晴らしい。
S字カーブに挑む!
蛇行する気田川の流れを象徴するカットです。
日曜日も無事にゴール。
2日間よくがんばったね。
両足をしっかり開いていることも素晴らしいです。
これからまた会う日があると思うけど、その時もよろしくね。
気田川ではありがとう。