8月5日(日)、今年初のステップアップスクールを行いました。
過去、ステップアップスクールは秋に開催していたのですが、昨年に
「来年は水温が高い時期に開催して欲しい。」とのリクエストがありましたので
今年は夏に日程を組みました。
午前はフォワードストロークと横移動のドローストロークを中心に講習を進めました。
午前の最後は、
再乗艇に取り組みました。
再乗艇はコックピット横からとスターンからの2通りの方法を説明。
皆さん果敢に挑戦されていました。
後からの乗艇に見事成功!
12時からは、1時間30分ゆっくりと休憩しました。
たまにはデザートを作ってみようと思い立ち、
前日に仕込んだゼリーの上に、バレンシアオレンジとホイップクリームをのせてみました。
13:30から午後の部開始。
午後からは「リーン」について。
艇が静止した状態でのリーン、推進力をつけてのリーン、そしてこの写真のように
2人1組となって、最大限倒せるところまで傾きをつけていただきました。
多くの方がこの状態までのリーンと、水平状態までの復元ができました。
ここからパドルの持ち方と構え、ブレードの動かし方、上半身を起こすタイミングの
すべてを把握・実行できればロールは成功します。
9月17日(月祝)のロール編をどうぞお楽しみに!
沈したあとは、再乗艇でセルフレスキューです。
時には休憩・・・。
午前のフォワードストロークを復習されているように見えました。
漕ぎ始めのフォームがきれいです。
2分割の自作艇でご参加。各部に丁寧な仕事が施されていました。
いい表情ですね!
午後からもハードに練習が続きましたので、最後に岩場で休憩。
つかの間、岩からの飛び込みを楽しみました。
私も同じような着水をしてしまいましたが、後方宙返りの着水を失敗すると
軽い脳震盪を起こしたりしますので、お互い気をつけましょうね。
最後の講習前はゆっくりと休憩しました。
ステップアップスクール前編の最後は流水域での脱艇からパドルと艇の確保、そして
艇の復元から岸へ艇を寄せる、と一連のセルフレスキューを体験していただきました。
日が傾き始めた午後4時過ぎ、ステップアップスクール前編が無事に終了。
西日できらめく水上を眺めて、この日最後のストローク。
ステップアップスクール前編は、「心地よい疲れ」を通り越してしまいました・・・。
私自身は近年稀にみるグッタリ感が残りましたが、そんな疲れに比例するように
充実感にも包まれた一日でした。
13名の皆さん、スクールへのご参加ありがとうございました。
「カヤックとは乗るものではなく、身にまとうものだ。」と
誰かがどこかで言っていましたが、いつかそんな風にカヤックを着こなしてくださいね!
上田洋樹
滋賀YMCA 木津川カヌースクール【後編】 9月6日(月)
9月6日のカヌースクールの午後の様子をご紹介します。
午後からはまず陸上で川下りの説明(コース全体の様子、瀬での漕ぎ方、コース取りについて
水の流れについて等)を行ったのち、水辺に移動して艇の傾き(リーン)やバランスのとり方
沈しないためのリカバリーや瀬で沈した場合の対処法や水抜きなどを説明します。
水際での説明後はいよいよツーリングの開始です。
笠置大橋をくぐり150mほどの地点にある瀬。
ここは全員が無事に通過しました。
午後からも空は晴れ渡っていました。
スタートしてから約2.5kmの地点で休憩。
ここでは川流れの体験と流れを横断する「フェリーグライド」の練習をします。
普段は左岸側の流れをゆくのですが、水位が低いときは浅瀬を横断して
右岸側の流れを楽しむことができます。
水量が少なくても、右岸側の流れは走るくらいの流速があり
みるみる下流側へと流されていきます。
流れに興じたあとはフェリーグライドの講習です。
フェリーグライドは流されずに瀬を横断する技術。
速い流れで艇を確実に操るにはそれなりに練習が必要ですが、この技術を習得すると
ツーリングでの安全性が高まり、水の流れを利用して艇を操作する楽しさを知ることができます。
ここでは沈が多発。
上流側に艇が傾いてしまうと、デッキに流れを受けて簡単にひっくり返ります。
ツーリング後半では艇を横並びに筏を組んでいただきました。
ゴール直前にある最後のお楽しみ。
表情豊かなカットをもう2枚。
最後の瀬を通過するとゴールの銭司まではおだやかな流れ。
最後は西の空を眺めながらゆったりとくだります。
着艇は午後3時50分。
この日も無事にツーリングが終了。
滋賀YMCAのディレクター、リーダーの皆さん、ご参加ありがとうございました!
いつかまたご一緒する日があると思いますが、その時もよろしくお願いします!!
滋賀YMCA 木津川カヌースクール【前編】 9月6日(月)
9月6日快晴。
この日は滋賀YMCAの皆さんと笠置でカヌースクールでした。
ご参加は総勢17名。
午前の基本操作の練習前に笠置大橋を背景に全員で記念撮影。
カヌースクール報告【前編】では午前の部の様子をご紹介します。
陸上でのパドル操作の練習風景。
普段はカナディアンカヌーに乗っている皆さんですが、カヤックはほとんどの方が初体験でした。
転覆(沈)についての説明。
沈の頻度は日によって異なりますが、この日はかなり多めでした。
いろいろなことに果敢にチャレンジした結果だと思います。
上流から笠置大橋を望む。
30分ほど基本操作の練習のあとは、休憩を兼ねて岩場で飛び込みタイムです。
手をつないで同時に飛び込んだり、
後方宙返りで飛び込んだりとスタイルはさまざま。
なかでも一番の喝采を浴びたのは、
体操をしていた彼の伸身での後方宙返り。
まっすぐに伸びた両足がとてもきれい。
久しぶりに美しい飛び込みを拝見しました。
水と戯れて、みないい表情をしていました。
岩場での休憩時にはシンクロまで披露してくれました。
岩場でゆっくりと休憩してから、再度基本操作の練習をして午前の部が終了。
昼食は各自で調理。
ストーブとコッヘルやフライパンなどを使用して自炊されていました。
1時間の休憩後は、約6kmをツーリングする午後の部です。
【後編】につづく