東日本大震災と今後のカヌースクール・ツアーについて

■東日本大震災につきまして
3月11日(金)に起きた未曾有の巨大地震および津波によって
東日本広域において多くの方が犠牲となり、日本に甚大なる被害をもたらしました。
この災害により被害を受けられた方々に、心からお見舞い申し上げます。
フジタカヌーから、また日本カヌー普及協会の会員様より頂いております会費の
一部を災害復興に向けての義援金として日本赤十字社に贈らせていただきました。
一日でも早い復興を、心より望んでいます。
■今後のツアーにつきまして
3月のツアーは東日本大震災の被災状況をふまえて、すべて中止といたしましたが
3月21日(月)からのカヌースクールと4月のツアーは最少催行人数に達する
お申し込みがあれば開催いたします。
下記に今後のスクールとツアーの予定をご案内いたします。
★3月21日(月祝) 木津川カヌースクール開始 ※開催が決定しています。
 この日以降は土・日・祝日とカヌースクールを予定しています。
 平日でも5名様(一般参加)のお申し込みがあれば、スクールを開催いたしますので
 平日にスクールをご希望される方は日程等ご相談ください。
 カヌースクールのご案内はこちらから
■4月
2(土)青蓮寺湖(三重県)お花見
   会員¥9,000 一般¥10,000  ツアー案内はこちらから
9(土)宇治川 春景色ツーリング10(日)琵琶湖 近江八幡 お花見
   会員¥9,000 一般¥10,000  ツアー案内はこちらから
10(日)琵琶湖 近江八幡 お花見
   会員¥10,000 一般¥11,000 ※お花見弁当付き ツアー案内はこちらから
16(土)琵琶湖 永原〜菅浦 お花見
   会員¥9,000 一般¥10,000  ツアー案内はこちらから
17(日)琵琶湖 海津大崎 お花見(永原〜マキノ)
   会員¥9,000 一般¥10,000  ツアー案内はこちらから
23(土)木津川 山桜ツーリング
   会員¥7,000 一般¥8,000 ツアー案内はこちらから
■5月
14(土)〜15(日)気田川キャンプツアー(静岡県)
   会員¥24,000 一般¥27,000 ※キャンプ場使用料込み
■6月
4(土)〜5(日)北山川 瀞八丁キャンプツアー(三重・奈良・和歌山県)
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今年のお花見ツーリングは桜の名所、三重県青蓮寺湖から。
各ツアー案内は詳細が確定次第、順次公開いたします。
お問い合わせ・お申し込み先
有限会社フジタカヌー
TEL : 0743-95-2507
mail : info@fujitacanoe.com

木津川 流れ橋ツアー報告5 【完結編】 10月23日(土)

京奈和道から2.5kmほど進むと、遠くに第2京阪が見えます。
流れ橋は第2京阪より上流側にあるのですが、橋の高さが低いため
この地点ではまだ目にすることができません。
さらに500mほど進み、大きなく左カーブを出ると流れ橋が見えてきます。
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15時25分、西に傾いた日を受けて、着艇の時間が迫った最後のひととき。
約19kmにおよぶ長距離ツーリングは間もなく終了です。
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流れ橋を右岸上流から眺める。
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水面に映る光の中に浮かぶA-1-T。ゴール直前の1枚です。
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舟を岸に上げてから、最後に全員で流れ橋にて。
行き交う人が途切れる間に5カット撮影しました。
流れ橋ツアーはこれで終わりではなく、最後に大仕事が待っています。
365mある木製の上津屋橋を端から端まで運搬、そこからさらに堤防の上まで。
皆さん、お疲れさまでした。
そして、流れ橋ツアーにご参加いただきましてありがとうございました!
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16時、堤防から空を見上げると2本の飛行機雲。
心地よい秋の一日でした。
今年も残すところあと2ヶ月と少し。
フジタカヌーでは秋から冬にかけてもツアーを予定しています。
すがすがしい季節のツアー案内はこちらからどうぞ!
冬用ウェアでお悩みの方はご相談くださいね。

木津川 流れ橋ツアー報告4 【木津川下流域の危険】 10月23日(土)

近鉄鉄橋をポーテージして、しばらく漕ぎ進むと京奈和道。
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この橋脚へは北から80度ほど東(南から進むと2時の方向)に水が流れています。
画面左の橋脚は艇が張り付く可能性があります。
画面中央の橋脚全域は本流を受けて、相当に複雑な流れになっていますので
この橋脚も注意が必要です。
※この2つの橋脚は増水時には特にご注意ください。
橋脚や倒木(ストレーナー)、テトラポッド、岩、杭などは水は流れますが
人や艇は流れの向きに対して、横向きになると簡単にそれらの障害物に張り付きます。
最悪のケースは障害物の方向に沈して、流れを受けて障害物と艇の間に体がはさまれて
艇から脱出できないという状況です。
水は一見ゆるやかな流れでも、そういった状況になると救出は困難を極めます。
では、どうすればいいのか。
答えは2つです。
【1】まずは、川の危険を知ること。
人やカヤックが流れの中で留まってしまう可能性がある障害物を思いつくままに列挙すると、
橋脚(大小、鉄筋・コンクリート・木製の素材にかかわらず)、テトラポッド、倒木(水面の
上下50cm以内は最も危険)、岩、杭、竹、鉄柱、やな、本流にあるブッシュなどです。
【2】それらの30m上流の位置では、障害物と接触しないだけの間隔をとること。
その間隔をとることができない場合は、迷わずに着岸して
ライニングダウンやポーテージしてください。
また、川の蛇行などで先が見通せない場合は、その都度着岸して下見するなど慎重に。
今年もカヌーの死亡事故はいくつか報道されていました。
楽しいはずのカヌーやカヤックのツーリングが悲しいことになりませんように切に願います。
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流れ橋まではのどかな流れが続きます。
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木津川下流域を象徴する豊かな自然の中にカヤックがある風景。
流れ橋ツアー【完結編】につづく

木津川 流れ橋ツアー報告3  【木津川の不思議】 10月23日(土)

ゆっくり昼食休憩をとってからは再び流れ橋を目指してツーリング。
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青空に広がる秋の雲。
夏の雲と比べるとどこかひかえめで儚い風情。
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標題の「木津川の不思議」。
近鉄鉄橋下の水たまりの水中です。
水はご覧のような美しさ。
長野県万水(よろずい)川の河畔にある安曇野湧水群に勝るとも劣らない透明度です。
この水たまりは渇水時期に、この場所を訪れても必ず水を湛えていて
その水はいつも透き通っています。おそらくこの場所では、水がめぐり巡って
川底から湧いているのではないでしょうか。本当にきれいです。
小さく斑点のように見えるには魚の子供たちです。
外敵がいない、楽園のようなこの場所で育ち
やがて増水した折にはここから旅立っていくのだと思います。
言うなれば、稚魚の保育室。
木津から流れ橋に向けてツーリングされる方はこの美しさをご覧になってください。
源流の沢を除けば、この水は木津川で最も透明度が高いと思います。
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安曇野湧水の水中写真。
木津川は勝らず少し劣っていました・・・。
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近鉄鉄橋下は無数の杭や堰があるためポーテージ。
50mほどカヤックを運び、鉄橋下流から再出発。
流れ橋ツアーはここから後半へと
つづく

木津川 流れ橋ツアー報告2 【ツーリング前半】 10月23日(土)

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進水式を終えて、10時35分出艇。
画面奥に見えるのが木津の泉大橋です。
木津川はその昔、「泉川」と呼ばれていました。
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この日の水位は−2.6m前後(加茂)とかなり低めでしたが
水の濁りがなく、透き通った木津川を楽しむことができました。
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ライニングダウンは19kmの全航程中に1度のみ。
−2.6mの水位でも的確にコース取りすれば、舟から降りずにツーリングできます。
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亀と河村シェフ。
木津から流れ橋の区間は護岸が少なく、広大な河川敷には手付かずの自然が残っています。
野鳥は鳶や白鷺、青鷺、セグロセキレイが数多く生息。
マガモはつがいで行動していて、オスの体毛は色鮮やかで美しかったです。
この日はカワセミを8回ほど目にすることができました。
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13時、昼食ポイントの山城大橋に到着。
45分ゆっくりと休憩しました。
木津川の不思議につづく

木津川 流れ橋ツアー報告1 【進水式】 10月23日(土)

澄みわたる青空。
さわやかな秋晴れの好天に恵まれた10月23日、今年2回目の木津川下流域のツアーを開催。
この日はツーリング前に田中さんのアルピナ310(AL-1-310)の進水式を行いました。
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タキシードにハット、正装で式に臨まれた田中さん。
これまで幾度となく進水式に立ち会ってきましたが、タキシードを着用された方は初めてです。
デッキはオーダーカラーのパールシルバー。
パールシルバーはこれまでに数艇出荷しています。
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ツーリング前半、最初の休憩時にこの日デビューしたアルピナ310を囲んで全員で記念撮影。
この日は総勢20名でした。
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進水おめでとうございます!
田中さんはこの姿のまま、木津川ツーリングを満喫されたのでした。
流れ橋ツアー前半の様子につづく

10月30(土)・31(日) ステップアップスクールへのお誘い

10月30日(土)と31(日)にカヤックの操船技術の向上を目指す
「ステップアップスクール」を予定しています。
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通常のカヌースクールではパドル操作の基本をごく簡単にご説明していますが
ステップアップスクールでは、各ストロークをそこからさらに詳しくお伝えします。
水上講習は体力的にご負担がかかるものではありません。
練習は皆さんのペースで行っていただきます。
ステップアップスクールは技術の向上が大きなテーマですが
技術が向上するということは、無駄な動きがなくなって効率的に艇を操ることができるということ。
下記のようなことでお悩みの方、ぜひご参加くださいませ。
・とにかくうまくなりたい。
・上達するための練習方法を知りたい。
・通常のカヌースクールから1歩踏み込んだ講習を希望している。
・自分のフォームを確認したい(※動画DVDは参加費に含まれます。)
・いろいろと疑問に思っていることがある。
・ツアーに参加した後はいつもぐったりする。
韓国の青唐辛子を食べてみたい(当日お持ちします。昼食時にお召し上がりください。)
ステップアップスクールのご案内はこちらからどうぞ!
お申し込みお待ちいたしております。

秋の木津川カヌー教室報告 10月16日(土)

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本日も木津川にてカヌースクールを開催。
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本日は京都府教職員さんの互助組合の貸切スクールでした。
男性6名、女性3名の9名の方々がご参加。
スクールを終えて、お風呂に入られてからほとんどの方が
フジタカヌーのカヌー工場に立ち寄ってくださいました。
お渡しした写真で今日をゆっくりと振り返ってくださいね。
本日はありがとうございました!
またカヌーに乗りたくなったら、いつでも遊びにいらしてください。
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追記
水温は日々低くなりつつあります。
ツーリング時はお体が冷えないようにウェアは万全に・・・。

笠置中学校 カヌースクール報告 10月14日(木)

本日は地元笠置中学校の皆さんと木津川でカヌー教室でした。
ご参加は生徒36名、先生3名。インストラクター4名を含めて
43艇のカヤックが木津川に浮かびました。
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午前の様子。
基本操作の練習では沈が多発。
子供たちは地元の川に体ごと溶け込んでいました。
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午後からのツーリング、笠置大橋下の瀬での1枚。
全員が艇をしっかりと下流に向けて、無事にこの瀬を通過しました。
天候は曇りがちでしたが、秋のさわやかな水上を楽しんでいただけたと思います。
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またカヌーに乗りたくなれば、いつでもスクールに遊びにきてくださいね。
本日はありがとうございました!

秋 アケビとママコノシリヌグイ 10月11日(月)カヌースクール報告

日々過ごしやすい気候になってきました。
人それぞれ、ツーリングするのに好きな季節があると思いますが
私は秋の水上が一番気持ちよく、そして心地よく感じます。
夏の強い日差しから一転、太陽と地球の距離が長くなったように感じる日の光。
静水で漕ぎ、耳が風きる空気は快い感触と温度。
その空気感は、四季があるからこそ感じられるものだと思います。
そんな秋の好日に10名の方々と木津川をツーリングしました。
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現在の木津川の水位は−2.2m前後(加茂)でとても下りやすい状態です。
ツーリング後半で東の空を背景に全員で記念撮影。
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ブログを更新するたび、いつもコメントをお寄せいただいている
sizuさんご夫妻からいただいたアケビ。
昼食時には皆さんに召し上がっていただきました。
例える味が難しいこのアケビですが、ご参加の女性は「ライチ」に似ているとおっしゃっていました。
なるほど。そんな感じです。
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現在、カヌー広場に群生しているママコノシリヌグイ。
漢字で表記すると「継子の尻拭い」。
花は直径1cmほど。
可愛らしい花なのに、なんともひどいネーミングです。
私なら「ヨリソウコメツブ」とか、「オオキナコンペイトウ」と名付けます。
この花について詳しく知りたい方は上記の花の名で検索してみてください。
木津川カヌースクールは11月末まで開催を予定しています。
秋のカヌー・カヤックツーリングはフジタカヌーでご体験ください!
12月以降になっても、5名さまのお申し込みがあればスクールを開催しますので
冬のカヤックを体験されたい方は日程等ご相談くださいね。
フジタカヌー うえだ
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メール:info@fujitacanoe.com
お電話:0743-95-2507