日置川ツアー下見報告

日置川キャンプツアーのため、下見をかねて現地に遊びに行ってきました。
数年ぶりに訪れた日置川は変わることがなく、紀伊半島に流れる川の中でも
有数のツーリングコースだと、あらためて実感しました。
以下にその魅力を写真でお伝えします。
DSCF7127.JPG
山間をゆったりと流れる日置川。ブルーグリーンの水が本当に美しい。
下見の日は雨のあとで、やや笹濁りの状態でしたが、本来はさらに透明度が高いです。
2.JPG
ツアー2日目のツーリング後半は、このような風景の中を下ります。
3.JPG
どこまでものどかな日置川流域。
晴天が続くと水位はこれより下がりますので、ライニングダウンすることもあります。
4-2.JPG
雨上がりの日置川。
この日は終始川霧に包まれ、ふいに吹く強い風に局地的に揺れる木々
山から聞こえる鹿の高い鳴き声など、とても幻想的な光景の中のツーリングでした。
下見は紅葉が深まる秋でしたが、春には所どころに鮮やかな桜を目にすることができます。
201411025.JPG
画面上部左が向平キャンプ場。
川がヘアピンカーブした内側にありますので、ロケーションは最高です。
赤い橋を右岸へと渡り、下流側に歩くと源泉かけ流しの「えびね温泉」があります。
日置川に面した大浴場は前面ガラス張りで開放感抜群。
シャワー、カランからのお湯もすべて単純硫黄泉の温泉です。
ツアー初日の着艇後はゆっくりと疲れをいやしてください。
201411028.JPG
えびね温泉では源泉の販売(1リットル10円)もあります。
帰路につく前に立ち寄った際には、多くの方が軽トラックいっぱいのポリタンクに
補充されていました。お茶やコーヒー、お米の炊飯に使用してもおいしいとのことで
この日は10リットル持ち帰りました。
おみやげにされる方はペットボトル等をご用意くださいね。
(国道42号線沿いにある道の駅・椿はなの湯の源泉は50リットル100円です。)
201411026.JPG
西日に光る日置川中流域。
ツアー時のこの頃は帰路につかれていると思いますが
夕刻に向かう日置川はゆったりとした時間が流れていました。
201411027.JPG
道の駅・志原海岸に掲示されている観光案内。
私にとって日置川は豊かな自然とカヤック、キャンプ、温泉のまち。
心と体をリフレッシュできます。
201411029.JPG
清流でのツーリングと温泉。桜の開花のタイミングが合えば夜桜を眺めながらのキャンプです。
南紀で過ごす週末を存分に楽しんでください。
フジタカヌー 上田洋樹

漕げる幸せ 宇治川お花見ツアー報告 2013.4.13(日)

フジタカヌー宇治川ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。
早朝、淡路島付近で発生した震度6弱の地震。
電車の運行が乱れる影響はありましたが、幸いにも参加者の皆さんに直接の被害はなく、
全員が宇治川に揃うことができました。
それぞれのお住まいで感じた事を報告し合い、予定通りにツアーを開催。
今年は桜の開花が早く、ゴールの背割堤は残念ながら葉桜。
しかし、伏見港公園では予想外の景色に出会えた幸運もあり、春ならではのツーリングを
楽しむことができました。
IMGP0015.JPG
ツーリング出発前にA-1Gの進水式を行いました。
頭文字のAはオールラウンドの略。
川海湖と、沢山のフィールドで思い出を築くことができますように。
全員で祝福をして出発です。
なお、水温が冷たいために、恒例の「放り込みの儀」は割愛させていただきましたが、
ご本人は下流でシッカリと清めを行われました。
IMGP0036.JPG
天ヶ瀬ダムから約二キロの区間は渓谷の雰囲気を楽しめます。
視点が変わると、近場にも豊かな自然が残っている事に気づきます。
IMGP0037.JPG
IMGP0079.JPG
観月橋付近、木造三階建てが印象的な料亭月見館。
近代の町並みが続く宇治河畔で、古くからの歴史を感じさせてくれる景観のひとつです。
旅館の入り口には当時の和舟が展示されています。
IMGP0111.JPG
かつては「京都の玄関口」と呼ばれた伏見港跡で昼食休憩。
桜は満開の姿で私達を歓迎してくれました。
素晴らしい景色の中でいただく、食育キッチンISHIGUROさんのお花見弁当も大変好評でした。
IMGP0136.JPG
IMGP0137.JPG
宇治川沿いの近代土木遺構、三須閘門
伏見港内の濠川との水位差を調整、宇治川との舟運を通すため昭和4年に建てられました。
年間二万隻もの利用があったそうですが、水運から陸路輸送への転換。
そして、昭和39年天ケ瀬ダムの完成によって、その役割を終えます。
IMGP0163.JPG
「澱む川から、淀川と名前がついた。」とも言います。
柳の新緑が続く川岸、パドルを一漕ぎするごとに心が洗われていくようです。
IMGP0168.JPG
IMGA0253.JPG
折りたたみカヌー・カヤック、ファルトボートを背負ってのご参加。
お帰りになる前に、アルピナ2-430と共に京阪八幡市駅で記念撮影。
絵になりますね〜。
青空の広がる爽やかなツーリング日和でした。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございます。
宇治川ツアーの様子はYouTubeでもご覧いただけます。

満開の桜 青空の下でのお花見ツーリング 海津大崎 4月17日(日)

16日に引き続き、17日も湖北でお花見ツーリングでした。
日曜日のゲレンデは日本の桜100選に選定されている海津大崎。
出艇は土曜日と同じくJR永原駅前から。
大浦川をくだり、琵琶湖へと漕ぎ出て、そこから二本松や海津大崎を経由して
知内浜オートキャンプ場の北浜サイトをゴールとしました。
この日の写真は総数400枚以上。今回はその中から12枚をご紹介します。
まだまだご紹介したいカットはいくつもあるのですが、それらの写真はDVD(CD-Rには
収まりませんでした・・・。)がお手元に届く日まで楽しみにお待ちください。
IMGP0004-1.jpg
午前6時45分の知内浜。
早朝から快晴で絶好のツーリング日和となりました。
お車でご参加の全員が揃ったところで永原へと移動。
永原までの湖岸道路は桜のトンネルが本当にきれいでした。
IMGP0082-1.jpg
出艇は10時45分。
大浦川をくだり、まずは琵琶湖を南下します。
写真は二本松北側の風景です。
IMGP0090.jpg
17日は終日快晴。
久しぶりにお会いした方、初めてお会いする方、スクール後に初めてツアーに
ご参加いただいた方と多くの皆さんが湖北に集ってくださいました。
IMGP0122.jpg
おだやかな風の中、湖岸沿いに漕ぎ進む。
時には湖上を漂いながら、岸辺に咲く桜をゆっくりと眺めました。
IMGP0125.jpg
二本松北側にて全員で記念撮影。この日は総勢21名でした。
IMGP0182.jpg
昼食後に桜とともに記念撮影。
全員の写真をご紹介したいところですが、表情が素敵なカットをあと3枚掲載します。
IMGP0185.jpg
ライトグリーンのアルピナ2-460にご夫妻で乗られていたお二人。
艇や収納ザックの状態を拝見して、とても大事にされているように感じました。
またご一緒できる日を心待ちにしています。
IMGP0195.jpg
10年以上も前から、年に何度もツアーにご参加いただいている羽代さんと松田さん。
遊覧船を背景に。
IMGP0201.jpg
カナダ・ユーコン川での出会いから始まったカヤックの縁。桜と湖面を背景に記念の1枚です。
IMGP0245.jpg
海津の桜並木と。
バックに人が入ってしまいましたが、私にとってはこのカットが本日のベストショットです。
海津の報告写真はあと2枚。
11枚目は芸達者なお二人に登場していただきましょう。
IMGP0291.jpg
お見事!撮影へのご協力ありがとうございました。
最後は正統派ファルトボーターのお二人に、今回の海津大崎ツアーを締めくくっていただきます。
IMGP0295.jpg
ご兄弟でそれぞれのファルトボート(アルピナ2−430)を所有されているお二人。
撤収後は車でお送りすることを辞退されて、お二人でJRマキノ駅まで颯爽と歩いて行かれました。
本当に仲がいいお二人、さわやかな1シーンでした。
16・17日の報告で写真をご紹介できなかった皆さまへ
明日(4/21)にはDVDを発送しますので、近日中にお届けできると思います。
ご自宅で春のツーリングをゆっくりと振り返ってみてくださいね。
お花見ツアーへのご参加、誠にありがとうございました。
フジタカヌー 上田洋樹

製品について オールラウンドツーリングA-1-T(FRP製カヌー・カヤック)

製品について A-1-T オールラウンドツーリング(FRP製カヌーカヤック)
フジタカヌー オールラウンドA-1-Gに、隔壁 ハッチを装備した仕様です。
フィン(スケグ)の着脱も簡単にでき、あらゆるフィールドに対応可能な
オールラウンドモデルです。
A-1-Tオールラウンドツーリング
ハッチ
理論上は、長い艇の方が有利ではありますが、
艇長は長ければ長いほど 「波・風・潮など」外的な影響を受けることになりますので
個々の体力に合ったサイズの艇を選ぶ必要があります。
A-1は、日本人の体格・体力に最も適したサイズで,
川、湖、海など、いろいろなフィールドで使用することが可能です。
全長 400Cm 全幅 62Cm 深さ 18.5Cm 重量 17Kg
価格 ¥231,000(国内消費税込み)

岐阜県 板取川 ◆ 水中写真集 ◆

板取川のあまご釣りは現在解禁。
6月12日には鮎の友釣りも解禁となります。
板取川ツアーの報告第1弾は少し趣向を変えて
魚たちから見た川の水中の様子をご紹介します。
IMGP0177.JPG
ツーリング後半、飛び込みシーンを水中から記録。
体操クラブ出身の男性が後方宙返りをして着水した時のカットです。
続いて着水した瞬間を2枚。
IMGP0179.JPG
IMGP0181.JPG
続いて、乗艇したままノーファインダーで撮影した4枚。
IMGP0311.JPG
コックピット右後方からの1枚。
ツアー当日の板取川は、ツアー前にしばらく雨が降っていなかったせいか
水量は少なかったけれど、水の透明度は感動するほど高かったです。
IMGP0310.JPG
キールラインからの1枚。
アクリル画のような仕上がりとなりました。
IMGP0216.JPG
3mほど離れた地点からA-1のバウを撮影。
魚にはカヤックがいつもこんなふうに見えているのですね。
IMGP0306.JPG
瀬を下りながら撮影。
水中で流れる気泡は流星群のようです。
IMGP0287.JPG
カヤックと岩と水。
水平線がきっちり水平に写っていました。
IMGP0305.JPG
岩を乗り越えて流れる水を5mほど離れた地点から撮影。
板取川の水はクリスタルのような透明感。
IMGP0333.JPG
本日の沈の確率83.3%。
6名の参加者のうち5名の方が清流板取川に溶け込みました。ツーリングを終えて
沈脱後に怪我をしないように体を守るディフェンシブスイムポジションのポーズで記念撮影。
板取川ツアーは出艇直後にA-1が岩に張り付いたり、沈が多数あったり
ガイドの携帯電話が水没して通話不能になったりといろいろありましたが
東海の自然豊かな川での一日はとても充実したものでした。
美しい水と緑と空と、攻略する楽しさがある瀬。本当に素敵な川でした。
いつか再びこの地を訪れたいと思います。
報告2につづく

三重県・銚子川&白石湖ツアー報告 5月15日(土)

第1回の銚子川ツアーはチリ地震の影響で現地には津波警報が発表され
出艇してわずか1kmでツーリング中止となりました。
このツアーは川から川、そして湖、海とあらゆる水の表情を見る旅であり
中止となったまま、この2010年を終えるのはあまりにももったいないので
ツアー直後に5月15日に再度ツアー日程を組みました。
IMGP9200.JPG
銚子川の水中。
3月に訪れた古座川の支流の小川もかなりきれいでしたが
銚子川はそれ以上に透明度が高い美しい水をたたえていました。
今回のご参加は10名。
第1回をリベンジされる方、初めて銚子川を訪れる方、ツアーそのものが初めての方が
尾鷲の清流に集っていただきました。
それでは、1日の様子をじっくりとご覧ください!
IMGP9151.JPG
天候は朝から晴天。
木々の葉は皐月の日差しに照らされて瑞々しく透き通っていました。
IMGP9153.JPG
銚子川全景。
この日の水位はかなり低かったです。
出艇後は歩いて、歩いて、歩いて、銚子川ツーリングは銚子川ウォーキングとなりました・・・。
IMGP9229.JPG
IMGP9168.JPG
出艇前には第1回と同じく進水式。
清流銚子川にPE-400スペリオの鮮やかな黄色が映えていました。
IMGP9169.JPG
お清めの儀式のあとは恒例の「水かけ祭り」。
水温はまだまだ低く、かなり冷たかったことと思います。
IMGP9174.JPG
進水おめでとうございます!
ファルトボートに関することで何かございましたら、いつでもご相談くださいね。
IMGP9178.JPG
水は2月の第1回よりさらにきれいでした。
IMGP9191.JPG
カヤックの影が川底に映る川では水に浮遊する感覚を体感することができます。
IMGP9186.JPG
お2人でのご参加ありがとうございました。
次回はぜひキャンプツアーにお越しください!
IMGP9206.JPG
写真の瀬はぎりぎり下れるくらいの水位。
時おりボトムをすりながら全員が無事に通過しました。
IMGP9231.JPG
IMGP9243.JPG
第1回の銚子川ツーリングはこの赤い橋で中止となりました。
ここからは新しい旅の始まりです。
IMGP9254.JPG
第1回の銚子川ツアーで進水されたアルピナ2-430。
いつかご家族全員で遊びにいらしてくださいね!心よりお待ち申し上げております。
IMGP9257.JPG
清流に戯れる河村シェフ。
後に小さく写っているのは銚子橋。この地点で昼食休憩としました。
シェフのお昼ごはんはお弁当と特大ラーメンと差し入れでいただいた
紀伊長島名物のマンボウの串焼きと天ぷら。
さすがにお腹いっぱいになったようで、ツーリング後半は満腹感で睡魔におそわれて
舟を漕ぎながら舟を漕いでいました。久々に無口なシェフの姿を見ました。
IMGP9272.JPG
このあたりは水深が深く、水の色は透明感のあるエメラルドグリーン。
本当にきれいでしたよ。
IMGP9267.JPG
IMGP9285.JPG
いつもお食事セット(ストーブ、テーブル、その他いろいろ)を携行されています。
板取川でもよろしくお願いいたします!
50分ほど休憩をとってから再出発しました。
IMGP9292.JPG
銚子川河口付近の川底に沈んでいたクラゲの亡骸。
どこまで下っても銚子川は澄んでいました。
IMGP9301.JPG
銚子川の河口にいつもある波。
風が強い日には巨大な波となります。
IMGP9304.JPG
淡水と海水が交じり合う汽水域で見られる通称「ゆらゆら帯」。
写真では、なんとも言えないこの水の雰囲気は伝わらないと思いますが
独特の水の表情を垣間見た瞬間でした。※ちなみにピンボケではありません。
高知県の四万十川のゆらゆら帯も有名だそうですが
このように川底まで見えるのは全国でも珍しいそうです。
IMGP9313.JPG
銚子川の河口部でUターンするように船津川へと。
歩く速度よりゆっくり流れる船津川の下流域を遡るとそこには白石湖。
IMGP9324.JPG
白石湖は川、湖、海の水が交じり合う、これも全国的に珍しい湖です。
特産は渡利牡蠣(わたりがき)。
出艇前の予定ではこの小さな湖を1周する予定でしたが
銚子川ウォーキングで時間をとられてしまったため、1周は断念して半周となりました。
IMGP9320.JPG
白石湖から船津川を下り、最後の休憩。
小高い丘に登り記念の集合写真を撮影。
IMGP9333.JPG
まずは銚子川を背景に。
IMGP9335.JPG
そして船津川を背景に。
2本の川が河口で隣接しているのも珍しいです。
IMGP9339.JPG
最後に尾鷲湾を背景に。
IMGP9342.JPG
海に出る前には水路を散策しました。
下見の時はほとんど流れがなく、護岸に張り付いた牡蠣を眺めながらゆっくり進んだ
この水路でしたが、この日のこの時間はまるで川のように海水が流れていました。
潮の流れに逆らうように漕ぐややハードな散策のあとは尾鷲湾へと。
IMGP9347.JPG
最後に2kmほど海を漕ぎ、
IMGP9348.JPG
16時15分無事着艇!
距離はそう長くないものの、川を歩いたり、潮の流れに逆らったりと
お疲れになられたかも知れません・・・。
ご参加の皆さん、今回もありがとうございました!
またどこかのツアーでお会いしましょう!!
どこかのツアーのご案内はフジタカヌー2010年ツアー予定をご覧ください。
これからカヌーを始められたい方はカヌースクールにご参加くださいませ。
上田洋樹