本日はアルピナ-2-430を納品しました。
午前9時40分、遠方からオーナーさまがご来社。
簡単に艇をご説明してから、まだ一度もカヤックに乗られたことがないので
笠置のカヌー広場にて、90分のショートカヌースクールを行いました。
スクール開始前の記念の1枚。
そして、もう1枚。
1ヶ月以上も前にオーダーいただいた新艇ですが、お仕事のご都合で本日やっとお渡し
することができました。今日までこの進水の日を励みにお仕事されていたそうです。
そんな念願の日を迎えられた嬉しさが伝わってくる1枚。
陸上講習にて。今日はマンツーマンで講習を行いました。
装備について、漕ぎ方、艇の持ち方・運び方、乗り降り、沈した時の対処法など
30分ほど、じっくりとご説明してから、いざ水上へ!
乗艇前には、二人だけでしたが、木津川の水でささやかな進水式を行いました。
進水おめでとうございます!これからの安全を祈っています。
キラキラと水面に反射する初冬の日差しがきれいでした。
笠置の紅葉は今が見ごろです。
最初はまっすぐに進まなかったですが、20分も漕ぎ続けていると
体の力が少し抜けて、まっすぐ進むようになってきました。
と安心していたら、終了間際に轟沈!
「それ以上倒したら沈しますよ。」とお伝えしようとした瞬間でした・・・。
果敢にリーンの限界に挑戦されたゆえの結果。ナイストライでした。
笠置の紅葉と、水を弾く新艇の船体布の状態も際立ったカットです。
最後は秋の水上の優雅な1枚。
このあと、フジタカヌー笠置工場に戻り、着替えていただき、食事休憩をはさんで
ファルトの組み立て、分解、収納と一通りご説明したのでした。
今日はとても心に残る納品でした。
しばらくお一人で乗られるとのことですが、くれぐれもお気をつけて楽しいひとときを
お過ごしください。分からないことがあればいつでもお電話くださいね。
何度も遠方からお越しくださいまして、本当にありがとうございました。
またご一緒できる日を楽しみにしています。
フジタカヌー 上田洋樹
滋賀YMCA 木津川カヌースクール【後編】 9月6日(月)
9月6日のカヌースクールの午後の様子をご紹介します。
午後からはまず陸上で川下りの説明(コース全体の様子、瀬での漕ぎ方、コース取りについて
水の流れについて等)を行ったのち、水辺に移動して艇の傾き(リーン)やバランスのとり方
沈しないためのリカバリーや瀬で沈した場合の対処法や水抜きなどを説明します。
水際での説明後はいよいよツーリングの開始です。
笠置大橋をくぐり150mほどの地点にある瀬。
ここは全員が無事に通過しました。
午後からも空は晴れ渡っていました。
スタートしてから約2.5kmの地点で休憩。
ここでは川流れの体験と流れを横断する「フェリーグライド」の練習をします。
普段は左岸側の流れをゆくのですが、水位が低いときは浅瀬を横断して
右岸側の流れを楽しむことができます。
水量が少なくても、右岸側の流れは走るくらいの流速があり
みるみる下流側へと流されていきます。
流れに興じたあとはフェリーグライドの講習です。
フェリーグライドは流されずに瀬を横断する技術。
速い流れで艇を確実に操るにはそれなりに練習が必要ですが、この技術を習得すると
ツーリングでの安全性が高まり、水の流れを利用して艇を操作する楽しさを知ることができます。
ここでは沈が多発。
上流側に艇が傾いてしまうと、デッキに流れを受けて簡単にひっくり返ります。
ツーリング後半では艇を横並びに筏を組んでいただきました。
ゴール直前にある最後のお楽しみ。
表情豊かなカットをもう2枚。
最後の瀬を通過するとゴールの銭司まではおだやかな流れ。
最後は西の空を眺めながらゆったりとくだります。
着艇は午後3時50分。
この日も無事にツーリングが終了。
滋賀YMCAのディレクター、リーダーの皆さん、ご参加ありがとうございました!
いつかまたご一緒する日があると思いますが、その時もよろしくお願いします!!