PE-2 470.500ノアのコーミングの接着工程

PE-2 470.500ノア(ハイブリッドフレーム)のコーミングの接着工程。
コーミングには、アッシュ材を使用しています。
アッシュ材は、硬く、加工しにく木工職人があまり好まない木材です。
470.500ノアのコーミングは、開口部が広く強度が必要なので、
逆に最適な木材なのです。
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3/7〜10 横浜国際ボートショー

3/7〜10 横浜みなとみらいパシフィコ横浜で開催されます
横浜国際ボートショーの準備中です。
今年も昨年同様、フレームに使われているマリン合板の
リブを切り抜いた板など、希望者の方先着50名さまに
プレゼントします。多数の来場お待ちしています!
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フジタカヌーロゴの焼印入りです!

カラー・デザインオーダーなどなどカスタマイズは、いかがですか?

AL-2-430(アルピナ2-430)カスタマイズ。
定番色のブルー・レッドに加えホワイトのトリコロール
バウ・スターンのデッキは、斜めカットのカラー・デザインオーダー。
スプレーカバーは、ラージコクピット仕様で、さらに、9点留めに変更し、
水がたまらないように、カバー内側にFRPバーを内蔵。
キールは2重管仕様に、また、ロアストリンガーを装着しフレームを強化。
ハーフリブ仕様に変更。キーパー社フットブレイスも装着。
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アルミフレーム艇のメンテナンス アルミの保護と組み立てのために

本日は午後からアルピナ2-430の修理とメンテナンスをしました。
フレーム、船体布とも大きな損傷はありませんでしたが、数点の部品交換と
縦通パイプ(ガンネル・チャイン)やキールをリブフレームと接合するチャンネルの
増し締め、そしてパイプ表面のクリーニングと継芯部のオイル塗布を行いました。
今回の記事では腐食防止と、いつまでも組みやすい状態を保つための
日常の簡単な手入れ方法をご紹介します。
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手入れ前の状態。写真のパーツはガンネルとチャインの後部です(スライドさせる部分)。
継芯の表面は乾き、真鍮のボタンは軽い緑青が出ています。
まずはアセトン(有機溶剤。ほとんどの油脂をよく溶かす特性あり)を含ませたウェスで
パイプの表面をよく拭きます。ご家庭でメンテナンスされる場合はアルコールやエタノールなどを
ご利用ください。消毒用エタノールならドラッグストアやホームセンターで500ml¥300前後で
販売されています。ちなみに霧吹きがあれば、ウェスやパーツへ直接それらを吹きかけることが
できるので便利です。霧吹きは100円ショップにもあると思いますが、おすすめはCANYON
(キャンヨン)という日本製商品です(握りが軽く、噴霧も均一、かつ拡散の調節可能)。
※汚れが少ない場合は水拭きで十分です。
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パイプ表面をクリーニングしたのち、スプレー式の潤滑油を塗布します。
フジタカヌーではクレ5-56より防錆、防湿、潤滑性が高いマリン用の6-66を使用しています。
19mm径のパイプにはごく少量、継芯の16mm径パイプやボタンには多すぎない程度に
塗布します。ボタンがある継芯には、ボタンにオイルを直接吹きかけて
ウエスで継芯全体を軽く磨くように広げます。
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潤滑油を塗った状態。
1枚目の写真と比べてパイプ表面やボタンの状態の違いが分かるでしょうか。
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潤滑油を吹きかける時はこのようにパイプをずらすと、手を離しても接続されませんので
作業しやすいです。テーブルの汚れ防止には写真のようにウエスなどを敷いてください。
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ボタン部や継芯、後部スライド部に潤滑油が塗布されていれば
アルミの保護になると同時に、組み立てが非常にスムーズになります。
これらのメンテナンスは常時する必要はないですが、長期にわたって使用しない時や
湿度が高い夏前後は定期的に手入れすると、いつまでも良好な状態を保てます。
※海での使用後はもちろんのこと、使用前にプレメンテナンスをしていただくと効果的です。
海水での使用後は毎回塩抜きしてから、上記のメンテナンスをしてください。
クリーニングはする必要がなければ省略してください。
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今回の修理依頼では、「今後も大切に乗り続けたい」とのお手紙が同封されていました。
フジタカヌーのファルトボートが、いつまでもアウトドアでの良き道具となりますように。
フジタカヌー 上田洋樹

パーツ物語 アルピナシリーズ テンションベルト用ガイド

ファルトボートのフレームは個々の部品の集合体です。
今回の記事ではアルミフレーム艇・アルピナシリーズのスターン側
デッキ端部に装着している、テンションベルトのガイドをご紹介します。
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部品メーカーからの納入時はすべてのエッジが面取りされていない状態。
このままでは、怪我や船体布側の平ベルトの破断の原因となるため
手作業でエッジ(角)を落とします。
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まずは小型のエアーサンダーを使用して荒削りします。
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サンダーで荒削りした状態。
ここからは複数の紙やすりを使い、角がなめらかになるように仕上げます。
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仕上がった状態。
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最終的にはこのようにステムの一部となります。
現在の素材はジュラコン樹脂※(正式名称ポリアセタール)製ですが
初期のアルピナはアルミの削り出しでした。
お手持ちの艇の、この部品がアルミ製なら、シリアルナンバーは小さいはずです。
(船体内側右にあるシリアルナンバーは手書きかも知れません。)
※ジュラコン樹脂…寸法安定性、耐疲労性、耐油、耐薬品性に優れた
エンジニアリングプラスチックの一種。腐食がほとんど発生せず
自己潤滑性があるため、摩擦係数が小さく、耐磨耗性にも優れる。
フジタカヌー 上田洋樹

フジタカヌー最新モデル アルピナ1-450フレームワーク 

今年の横浜ボートショーで注目度が高く、前評判も上々の
アルミフレームのファルトボート、AL-1-450のフレームをご紹介します。
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量産モデルに限りなく近い現在のフレーム。
最大の特徴はグラスパイプとアルミパイプのハイブリッドであること。
グラスパイプは前後のデッキとインナーストリンガー(着座した際に太もも上部に
接するパイプ)に採用。強度が必要な箇所はグラス、アルミとも2重管です。
すべてのパイプをアルミだけにした場合は強度的に6枚リブフレームが必要となるところを
グラスパイプを使用することで4枚となり、軽量化や組立て時間の短縮を図っています。
写真にはペダルが付いていませんが、キーパー社製のフットブレイスも標準で付属します。
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フレーム前部。ゆるやかに湾曲したデッキ。
前後とも反り返ったデッキラインや鋭角なキール先端もデザインの特徴です。
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滑車(プーリー)をつかったフジタカヌー独自のテンションシステム。
アルピナ1-450のプーリーは写真のようにグラスパイプに固定されます。
ネジが貫通している箇所はグラスパイプが2重となっています。
待望のハイスペックファルトボート、アルピナ1-450は近日発売開始予定です。

横浜国際ボートショー2011開幕です

横浜国際ボートショウ2011が開催しました。
折りたたみ式カヌー・カヤックのフジタカヌーも、元気に出展しております!
間寛平さんのトークショウが行われることもあってか、初日から沢山の人達で
賑わっています。
我らがカヌーブースにも、毎年顔を出してくださる方や、始めてファルトボートを
目にされる方など、多くの出会いがありました。
ボートショウは6日(日)PM5:00まで開催です。
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随時組み立て実演も行っておりますので、ご希望の方はお気軽にお声掛けください。
ただし、混み合っている時など、お時間をいただくことがあります。
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写真中央部が、試作艇のAL-450プロトタイプです。
シーカヤックでとり回しのしやすい4.5メートルのサイズに、フレームにアルミと
グラスの素材を使ったハイブリット艇です。

アルピナシリーズ 後部デッキラインのセッティングについて

フジタカヌーFUJITACANOEアルピナシリーズ後部デッキラインのセッティングについて
フジタカヌーの折りたたみカヌーのアルピナシリーズは、フレームを組み立てた後で、フレームを後部から挿入し、滑車(プーリー)でテンションをかける構造になっていますので、船体布(スキン)後部が、開閉しファスナーで閉めるようになっています。
従いまして、デッキラインも左右に分かれるようになっています。
デッキラインは、カヌー船体の周囲に取り付ける伸びのないセーフティーラインと
ちょっとしたものの積載用で伸縮性のあるゴムロープのものがあります。
セーフティーラインは、たるみがないように装着します。 たるみがあるとツーリング中に スタック(引っかかったり)する危険性があります。
積載用ゴムロープの装着は、左右の両端をフックに取り付け、中央側どおしを寄せてフックにかけます。 ゴムロープの”張り”は結び目を調整することで対応します。
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ALPINA-2-430 デッキループ2箇所
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ALPINA-2-460 デッキループ3箇所

製品について(アルピナAL-1 400STD仕様)

製品について(フジタカヌーアルピナ1 400STD仕様)
アルピナ1−400STD仕様
長さ400Cm 幅 60Cm 重さ 12Kg 
折畳サイズ 100×37×28Cm  価格 ¥178,500 
標準装備(デッキライン・フットバー・スプレイスカート・ポンプ・収納ザック・リペアキット) 
ボトムカラー:ホワイトのみ デッキカラー:ブルー・レッド・イエロー・ライトグリーン
高速・直進性に優れまた、キールに反り(ロッカー)をつけることで操作性にも優れています。
また、コンパクトに折り畳むことができ、宅配で送ったり、公共交通機関での移動が、可能です。
フレーム素材は、アルミニュームパイプ、1.2mm厚を採用、
また、先端部などは、2重管にすることで強度を確保しています。
フレームワーク
船体布には、STDとEXがありますが、STDには、テクノーラ(アラミド繊維)補強が入っていない仕様です。
素材についてもっと知りたい方は、こちら
フットバー
フットバーは、標準で装備されています。
ご希望により、キーパー社製ペダル式フットブレイスに交換することもできます。
(¥9450アップ 取り付け費込み)

アルミフレーム艇 アルピナシリーズのリブフレームが完成するまで

前回はグラスとウッドのハイブリッド艇のPEシリーズ(PE-400・480スペリオ)の
リブフレームの製作についてご紹介しましたが、続いてアルミフレーム艇の同じ
リブフレームが出来上がるまでをご紹介します。
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アルミ艇のリブフレームは1本のアルミパイプをベンダーという機械で曲げて
端部をリベットで接合しています。
ガンネルやチャインパイプを受けるためのチャンネルという白い部品や
デッキパイプ、インナーストリンガーを受けるためのカップを取り付ける箇所には
それぞれドリルで穴が開けられています。
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作業に入る前に錆びを防ぐために潤滑油をウエスに軽く吹きかけてリブフレームを拭きます。
クレ556より666のほうが効果的です。
クレ666はホームセンターやオートバックスで販売しています。
このオイルは防錆・防湿・潤滑効果があり、定期的にアルミフレームに塗布されると
組み立てや分解がしやすくなります。
海で使用された場合は真水でしっかりと海水を洗い流してから水分を拭き取り
フレーム全体(特に継ぎ芯やボタン)にご使用ください。
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まずはチャンネルを仮止めします。
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仮止めのネジがゆるい状態で、ネジのゆるみを防ぐ錆び防止剤を1滴流し込みます。
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本締めした状態。
すべてのチャンネルのネジを締めてからは、
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ハンドリベッターでインナーストリンガーを受けるためのカップを取り付けます。
ここではアルミ無垢材から削り出したカップとステンレス製中空リベットと
ステンレスワッシャーを使用します。中空リベットとは文字通り中が空洞になっています。
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リベットでカップを取り付けた状態。
1枚のリブに3個のカップを取り付けると、
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完成です。
オプションのロアストリンガー(アルピナ2-460は標準装備)を装着する場合は
ベルクロ(マジックテープ)をチャンネルとパイプの間に挟みこんで、下部にあと
2つのチャンネルを装着します。
2枚のリブフレームなら仕上げるまで5分ほどです。
前回のPEシリーズのリブフレームに比べると、あっという間に完成します。