琵琶湖・晩秋の多景島ツアー報告 2012.11.25

IMGP2159.JPG
悪天候の隙間に訪れた小春日和のなか、約6.5キロ先の湖中に浮かぶ多景島と、
島内にある見塔寺をカヌー・カヤックで見学してきました。
IMGP2132.JPG
湖がよく似合うカヌー。なんと、自作の二分割式の木製カヌーでのご参加です。
こだわりを感じる作りですが、まだまだ改造を続けるとの事。
乗るだけでなく、作る楽しみもあって面白いですね。
IMGP2181.JPG
IMGP2200.JPG
湖面は青空が溶けるこんだような静けさ。
スクールをうけたばかりの初心者の方も一定のペースで少しずつ進みながら、
一人でしっかりと漕いで島に到着されました。
IMGP2207.JPG
島をぐるりと一周すると、名前の由来とおり見る角度によって印象が変化します。
IMGP2204.JPG
IMGP2241.JPG
IMGP2260.JPG
IMGP2303.JPG
差し入れのお菓子がでてくると、自然とみんなが集まってきます。湖上で一休み。
IMGP2324.JPG
彦根城のお堀内を散策。紅葉もちょうど見頃でした。
最後になりましたが、参加者の皆さんから沢山の感想をいただきました。
天気が良く、多景島から北湖方面の眺望を見渡せたことに感動された方。
ゆっくりペースのお陰で、静かな湖面を優しく撫でるように、ゆったりとパドルを入れて
語り合えた時間を喜ばれる夫婦で参加された奥様。
ほかにも、湖面の波や色が静かでありながらも多彩な印象を受け、表情豊かな琵琶湖を
感じた方が多かったです。
しっかり漕ぐことができる方には天気が良すぎて湖面の変化が少なく、
のんびり漕ぐという面は良かったものの、ゆったり過ぎた感じをもったとのご感想もありました。
帰路に島を振り返った時、背景がもやに包まれる中で多景島と沖の白石だけがくっきりと
見えたのが幻想的だったと、素晴らしい風景を発見された男性の方もおられます。
同じ場所をツーリングしていても、それぞれに違った気づきがあって興味深いです。
IMGP2374.JPG
ツアー終了後は、景色を包み込むような夕日を眺めながらのコーヒータイム。
来月12月16日(日)の琵琶湖一周ツアーでは、夕照に染まった湖のなかを漕ぐ予定です。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

快晴のち雷雨 木津〜流れ橋ツアー 2012年8月18日(土)

真夏の8月18日土曜日、17名の皆さんと木津川を木津・泉橋から
八幡・上津屋の流れ橋までツーリングしました。
20120818IMGP0017.jpg
当日は快晴。11:00出艇。
20120818IMGP0034.jpg
泉大橋から約4.5km進むと、青と赤の開橋。
20120818IMGP0041.jpg
開橋を過ぎた右岸で最初の休憩。
全身水に浸かって熱をもった体を冷やしました。
20120818IMGP0047.jpg
ツーリング前半はゆっくりと。開橋の次は水色の玉水橋です。
20120818IMGP0051.jpg
木津川カヌースクールに引き続いてのご参加。
初のツアーはいかがでしたか?またご一緒できる日も楽しみにしています。
20120818IMGP0055.jpg
絵になりますね。
9月のステップアップスクールでもよろしくお願いします。
20120818IMGP0065.jpg
13:05 昼食休憩地の山城大橋に到着。ここでは1時間ほどゆっくりと休憩しました。
20120818IMGP0066.jpg
艇がまっすぐ進まない・・・、とのこと。
この2分割のA-1はレンタル艇なのですが、ここまで来て、
出艇地でスケグの装着を忘れたことに気付きました。
20120818IMGP0070.jpg
フジタカヌー最新オプション、軽量スケグ。
20120818IMGP0071.jpg
500mlのペットボトルをつぶして、フィンボックスにねじ込み
超強力布テープで固定しました。14:10 再出発。
20120818IMGP0091.jpg
山城大橋から約2.8km進むと、近鉄の鉄橋。
ここでは、左岸から鉄橋の下流側へとポーテージです。
20mほど艇を運び、水たまりに浮かべて、川の中央へと。
20120818IMGP0092.jpg
そしてもう一度20mほど運搬。
運ぶ距離が長かった以前に比べて、ポーテージは格段に楽になりました。
5分ほどの休憩のち、ゴールの流れ橋を目指します。
20120818IMGP00189.jpg
夏を象徴する、天に向けて盛り上がるように沸き立つ巨大な雲。
雲を眺めると、その時々の季節を実感します。
20120818IMGP0190.jpg
15:10 天候が変わり始め、空の色が一変。気温も少し下がりました。
20120818IMGP0199.jpg
木々は揺れ、鳥たちがざわめき、そして、
20120818IMGP0201.jpg
落雷と強い雨。
20120818IMGP0205.jpg
以上、最後の休憩をとるために、京奈和道の下に着岸した直後の出来事でした。
ここでは30分以上待機しました。
20120818IMGP0221.jpg
雷が少なくなり、風雨が少し弱まったところで、再度流れ橋に向けて出発。
20120818IMGP0228.jpg
16:20 ようやく流れ橋が見えてきました。
20120818IMGP0230.jpg
16:25 全員が無事、流れ橋に到着。
20120818IMGP0240.jpg
すべての艇を左岸の堤防の上に運び終えた頃、雨が止み、風も収まりました。
20120818IMGP0243.jpg
流れ橋の記念碑とともに。
20120818IMGP0244.jpg
川側には、藤田まことさんの名が刻まれています。
総勢20名での「嵐の流れ橋ツアー」。
出艇時が快晴でも、夏はこのような日がありますので
必ず雨具と防寒着を携行してください。
セームがあれば、濡れたウェアや頭髪の水分を吸水することで
体温の低下を防ぐことができます。1枚あれば何かと重宝しますよ。
(ホームセンターや、スポーツ店のスイミングコーナーで販売されています。)
上田洋樹

さらに練習 ステップアップスクール後編報告

8月11日(日)は、ステップアップスクール後編を開催しました。
前編と同様、一日の予定をご説明したあとは、参加メンバーの皆さんに
自己紹介と、このスクールへの参加の動機などをお話していただきました。
皆さん強い向上心を持たれていると、毎回感じます。
今年のステップアップスクールの陸上講習は出来る限り短くして、ひたすら実践あるのみ!
早速、水上に艇を浮かべました。
20120811IMGP0018.jpg
颯爽と上流域に漕ぎ上がる。
この日も皆さんの意気込みが伝わってきました。
20120811IMGP0020.jpg
後編の午前はフォワードストロークと横移動のスカーリングについて。
フォワードストロークは前編と重複する内容もありましたが
前編ではお伝えしなかったことも説明に盛り込みました。
通常、艇はパドリングでブレードの裏面に向かって進む(リバースストロークの場合は
表面に向かって)のですが、このスカーリングだけはそうではありません。
スクリューの原理で生じる複合推進力で艇は横移動します。
20120811IMGP0026.jpg
今回のデザート、ミルク寒天。まだまだ修行が必要です・・・。
昼食休憩を終えて、後編では午後から銭司までツーリング。
当日の水の流れに合わせて、本流への進入などの練習を行いました。
20120811IMGP0035.jpg
練習の途中には、実用的ではないですが、体の可動域を広げる目的で
クロスドローなど、いくつかお遊びの要素も取り入れてみました。
20120811IMGP0040.jpg
カヤックコウノトリさん限定のアルピナ-1-450・ロンドンオリンピック仕様。
真っ白な船体が、木津川の水上に映えていました。
20120811IMGP0046.jpg
後編でも再乗艇の特訓。
多くの方が、この状態からバランスを崩さずにコックピットの真上まで移動するのが
難しいようでした。コツは上半身を立てて、デッキの外側を左右均等に押さえバランスをとり
内腿を両手に近づけていくことです。
20120811IMGP0059.jpg
ツーリング後半の記念写真。最初は普通に撮影しましたが、ここから、
20120811IMGP0061.jpg
後方へ倒れ込むようにジャンプしていただきました。
膝が水面より出ている方はかなりの跳躍力です。
20120811IMGP0062.jpg
20120811IMGP0064.jpg
ワンテンポ遅れた彼女がかなりお茶目。
前編に引き続き、後編へのご参加、Muchas gracias!
11名の皆さん、ご参加ありがとうございました。
上田洋樹

笠置カヌースクール報告 5月20日(日)

IMGP1026.JPG
午前中のみの半日体験と、一日カヌー体験スクールを同時に開催。
スクール開始前、20人近くが集まったカヌー広場はいつも以上に賑やかです。
IMGP1054.JPG
初めて乗るカヌーでも元気一杯の笑顔!
IMGP1053.JPG
小学生低学年の姉弟も一人艇に挑戦。
まだ心配そうに漕ぐ姿を、ベテランのお姉さんが優しく見守ってくれています。
IMGP1078.JPG
IMGP1101.JPG
強い風にあおられたのか、午前中には沈が三名。
ひっくり返ったあと、爽やかな笑顔になるのは共通です。
IMGP1121.JPG
笠置大橋の下から迫力ある瀬の流れが始まります。
しっかり昼食を食べてから、午後の川下りをスタート!
IMGP1141.JPG
まだ小さい子供たちと共に5名で参加のご家族。
午後からの川下りは、2人艇二隻に分乗してツーリング。
ちびっ子たちも、安心して水辺からの景色を満喫してくれたようです。
IMGP1179.JPG
途中、静かな川原で一休み。
自家製酒粕酵母で仕込んだ天然酵母パンの差し入れ、みんなで美味しくいただきました。
ありがとうございます!
IMGP1194.JPG
午後からも再乗艇や沈脱の練習など、充実の一日でした。
またお会いしましょう!

木津川カヌースクール報告 5月13日(日)

きれいな青空が広がるなか、笠置にてカヌースクールを開催しました。
IMGP0872.JPG
午前中 流れが穏やかな静水域でしっかりと基本操作を練習。
艇の操作に慣れるにしたがって、少しずつ笑顔がこぼれてきましたね。
この日は5歳の女の子がお父さんと参加。
二人艇で仲良くツーリングする姿はなんとも微笑ましかったです。
IMGP0885.JPG
狭い岩場の迷路もカヌーなら、す〜いすい。
IMGP0893.JPG
カヌー・カヤックでの日本一周を夢に、スクールに参加されたそうです。
こちらもお話を伺っているだけでワクワクしてきました。
フジタカヌーは「小さなカヌーの限りない楽しさ」をお伝えしています。
IMGP0978.JPG
IMGP0951.JPG
穏やかな風景と波しぶきを浴びる瀬が交互にあらわれるスクールのコース。
何回下っても飽きることがありません。
IMGP0981.JPG
ときには、どきっとするような自然の光景と出会えることも。
IMGP0988.JPG
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
またご一緒できる日を、楽しみにしております。

2012.2.25木津川カヌースクール 半日体験を開催

IMGP0071.JPG
笠置カヌー・カヤックスクールを例年より、一ヶ月ほど早く開校。
水のエキスパートである京都ライフセービングの皆さんがご参加くださり、
普段とは違う視点からの景色を楽しんでいただきます。
IMGP0060.JPG
ちょうど季節は24節季のひとつ、雨水(うすい)の頃。 
「雪が雨に変わり、氷が融けて水になる。」と記されていますが、
ちょうど数日前の雨で、上流の高山ダムが放流中。
春のおとずれを、木津川の流れに感じました。
IMGP0225.JPG
半日のショートスクールは陸上でパドル講習と、流れの穏やかな水域で
カヌーを操作する90分のコースです。
流れの中も漕いでみたいとのリクエストもあり、特別に川下りも挑戦。
まだ「沈」をすると声をあげるほどの水温。ひとりが最後の瀬でバランスを崩した瞬間は、
先に漕ぎきったメンバーから残念そうな声が聞こえたような!?
もちろん、全員がしっかりと漕ぎきりました。
IMGP0109.JPG
ミニツーリングの後、カヌー広場まで走って戻る皆さん。
さすがライフセーバー、日常生活でもトレーニングを欠かされていません!
IMGP0114.JPG
乾いた服に着替えて、なにか始まりました・・・
IMGP0201.JPG
食材を持ち寄り、ダッチオーブンでお菓子を作って交流会。
焚き火を囲んで暖をとりながら、手づくりのお菓子とコーヒーで過ごす時間。
いつまでも話は尽きません。
IMGP0135.JPG
後日、「また行きたいを連呼しながら解散しました。」との、ご感想をいただきました。
楽しい一日でしたね。
こちらこそ、ありがとうございます。
もうすぐ木々も芽吹き、お花見のシーズン。
水面から眺める桜並木も、また趣があります。
陽射しにもぬくもりを感じる日が多くなってきました。
いよいよ、カヌーの季節が到来です。
IMGP0433.JPG

1/29 フジタカヌー工場見学ツアー(コウノトリ主催)

1/29 カヤックコウノトリ主催 フジタカヌー工場見学ツアー
ツアーの様子はYouTubeでも紹介しています。
寒波に見舞われる中 折りたたみカヌーカヤックの
フジタカヌー工場見学&月ヶ瀬湖周遊のミニツーリングがありました。
14名と多数の参加者、フジタカヌー創始者である藤田清会長、藤田亮社長の案内で
設計から製造にわたる工程、エピソードなどをまじえての話がありました。
恒例になったマリン合板からNCでリブを切り抜いた板に焼印入れの体験。
昼食休憩後、木津川は、渇水気味だったので、高山ダム上の月ヶ瀬湖へと
フィールド変更をし、試乗をかねてのミニツーリングをしました。
IMGP4614.JPG
IMGP4621.JPG
ツアーの様子はYouTubeでも紹介していますのでご覧ください。
フジタカヌーでは、設計から製造のみならず、スクール、ツアーとカヌーカヤックの
普及活動にも力を入れて取り組んでいます。

2011.9.10(土)木津川・笠置カヌースクール&ツアー報告

皆さん。台風15号の影響は大丈夫でしたか。
木津川は昨日の夕方には、最大約5メートルの増水を記録。
残念ながら明日のスクールは中止となりました。
ご参加を楽しみに予定されていた皆様。
また別の機会にご一緒させていただけることを、心より楽しみにしております。
さてここからは、先日の9月10日に行われたカヌースクールの報告です。
この日は6名グループでの貸切スクール。
当日がお誕生日の方がおられるので、みんなでお祝いをしたいと事前に相談あり。
面白い事にはすぐに乗ってしまいます。
それならばと、ご本人にだけ内緒でカヌーにケーキを積み込み、ツーリングの途中で
お祝いする作戦が決まりました。
IMGP3814.jpg
台風12号通過の影響で水量も多く、所々にある瀬では、普段はなかなか体験できない
迫力ある波が、皆さんを待ち構えていました。
歓声を上げながら越える瀬は、川下りの醍醐味。轟沈もありましたが、スリル満点で
面白かったですね。
ところで、高い瀬をいくつも越えたが、はたしてケーキは崩れることなく、無事に
運べているのかな!?
IMGP3826.jpg
IMGP3861.jpg
じゃじゃーん。リーダーさんが心を込めて作ったケーキは、綺麗な形のままでしたよ。
IMGP3869.jpg
全員で「お誕生日おめでとうございま〜す♪」
予想外の場所でのお祝いには、主役も心底びっくりされたことでしょう。
何日も前からコツコツと準備を進めたご友人達の心遣いが、しっかりと実りましたね。
いつまでも思い出に残る、感動の瞬間をご一緒させていただきました。
IMGP3923.jpg
日差しには残暑の名残がありつつも川下りが後半に近づくにつれて、
爽やかな秋の風を感じるようになりました。
ゆっくりと流れにカヌーを任せて、もっとツーリングしていたかったですね。
まだ遊び足らない大人達。さっそく次はどこを漕ごうか、すでに話が盛り上がって
いました。

2011.8.28(日)木津川 笠置カヌースクール報告

IMGP08281.jpg
夏休み最後の週末もあってか、この日のカヌースクールは小さい子供達の参加率高し。
ちびっ子達の元気な歓声は風に乗って、遠く広がる雲にまで届いたはず。
IMGP08282.jpg
レンタル艇のアルピナ2-460にて参加の親子。
「私がこのお舟を動かしてるの♪」
笑顔で振り向いてくれているお子さんの笑顔が最高ですね!
IMGP08283.jpg
こちらは小学一年生の男の子。
今まではお父さんとの2人艇で参加でしたが、この日が木津川を一人で漕ぎ下った
記念すべき日です。
午後からのミニツアー。
生まれて初めて体験する瀬は進行方向の反対向き。
バウを上流を向けながら流れに入ってくるには驚きましたが、本人は余裕の笑顔。
午前中でパドルの使い方を理解できていたので、そのまま見守っていると、
慌てずに自分で態勢を立て直して、上手に瀬を漕ぎ抜けることができていました。
IMGP08284.jpg
年齢を問わず大好評の飛び込み岩にて。
たっぷり遊んだあとは、爽やかな笑顔で記念撮影。
今回もご参加いただき、ありがとうございます。
また皆さんの笑顔にお会いできる日を楽しみに!

2011.8.27 木津川 笠置カヌースクール報告

IMG0001.jpg
初めての新艇となるALPINA430-2(ライトグリーン/チャコール)を購入された方が、
組み立て説明後、スクールに参加。
デッキ前部にはワンポイント。オーダーで、オリジナルロゴマークを
プリントしてあります。
IMG0002.jpg
ご自身の舟に乗り込まれたときの満面の笑顔は、何回立ち会っても感動的な瞬間。
記念すべき進水式を参加者全員でお祝いしました。
これから始まるカヌーライフ。沢山の素晴らしい思い出が、愛艇と共に築きあげて
いくことを、心より応援しています!
IMG0003.jpg
昼食休憩中のひとコマ。
フジタカヌー創始者である藤田清会長を囲んでの歓談。
折りたたみ専門メーカーであるフジタカヌーが生まれた経緯など、
ときに笑いを取り混ぜながらのお話には、午後からのミニツーリング開始時間を
心配してしまうほど、思わず聞きこんでしまいます。
IMG0004.jpg
瀬を越えたあと、穏やかな流れに太陽の光が反射し、キラキラと輝いていました。
水面にただよいながら、何を想っていたのでしょう。
IMG0005.jpg
コース後半、最後の瀬を前に全員で記念撮影。
普段より少し水位も高く、心地良いツーリングが堪能できました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございます。
ツアーなどでまたお会いできる日を、心より楽しみにしております。