特集【沈のメカニズム】 11月6日(土)吉野川ツアー報告3

カヤックはどのように沈するのか。
吉野川ツアー報告3では、沈の過程を検証します。
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特集の主人公サイトウさん(仮名)。
過去の吉野川ツアーでは「亜脱臼事件」など、多くのエピソードがあるお方です。
初めてお会いした頃、木津川の恭仁大橋下の瀬でレンタルのポリエチレン艇L-1で豪快に
沈したあとの心から楽しそうな笑顔は10年近く経った今でも鮮明に思い出すことができます。
今回、「亜脱臼の瀬」は難なく通過したのですが、先の報告ページ2でご紹介した
ツーリング前半の瀬で吉野川の洗礼を受けられました。
それでは、沈の全貌をボクシングに例えてご紹介します。
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今回、最も難易度が高かった瀬。
波高はそれほどでもないのですが、水流と波が立つ方向はかなり複雑。
コースについて解説すると、この地点約150m上流の広い川幅から
この写真上部ほどに川幅が狭くなり、それからゆるやかな左カーブを描いているので
本流は遠心力でカーブ外側に発生。かなりカーブ内側へのコース取りを意識して
パドリングしないと、まずこの位置まで来ることができません。
ならば、最初から左岸(実際には中洲ですが)寄りでこの瀬に突入すれば簡単だと思われますが
その最初が右岸側から進入せざるを得ないため、どうしてもカーブ外側からの攻略となります。
写真では分かりにくいですが、この位置の約10m上流の中洲側には衝突するほどの岩があります
ので、その岩を通過してからでなければ、インコースへの移動が開始できないのです。
ここでは左右の軽いジャブ。
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右ジャブから左ショートフック。
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左ボディブロー。
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強く突き上げる左アッパーカット。
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とどめの左ブーメランフック。
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ダメ押しに渾身の左ストレート。
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ノックダウン!
ゴーグルを装着されていれば水中はこのような視界であったと推測されます。
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サイトウさま、次回吉野川ツアーを予定した暁には
「落し物を探しに」、「忘れ物を受け取りに」、もう一度ご参加ください。
この度はツアーへのご参加、誠にありがとうございました。
吉野の自然につづく

9枚のパドリング写真 11月6日(土)吉野川ツアー報告2

吉野川ツアー報告2では、瀬をゆく様子を、お一人ずつご紹介します。
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出艇直後はおだやかな流れが続きますが、写真のように川幅が狭くなって
流速が増す地点がいくつもありました。
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コース前半で最も難易度が高かった瀬。この地点の流れはかなり複雑で
あらゆる方向からの波に対処しなくてはなりません。
以後、瀬を通過するまでを順に掲載します。
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昼食休憩と堰堤でのポーテージを終えて、ツーリング後半にある落ち込み。
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この日は水位がやや高めでしたので、落差は大きくなかったですが
落ち込み直後の波は高く、爽快な瞬間を楽しむことができました。
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オーダーでデジタルカメラの水中ハウジングを固定するための自由雲台を艤装したA-1。
沈したらハウジングが割れないだろうかと、ツーリング前から心配でしたが大丈夫でした。
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ツーリング終盤、パドルのシャフトが西日に反射しています。
瀬を楽しまれている雰囲気が表情から伝わってくる1枚です。
この地点から、5分ほどで全員無事に着艇。皆さん、ご無事で何よりでした。
吉野川ツアーの写真は本日(11月10日)発送を終えましたので
近日中にお手元に届くと思います。今度は寛ぎながら吉野川をお楽しみください。
特集につづく
2011年のツアー予定もご覧くださいませ!

本日の沈の確率60% 11月6日(土)吉野川ツアー報告1

空は澄み、風はなく、水は豊かな大和の吉野。
本日、無事に吉野川ツアーが終了。
今回はコースを半分上流側に繰り上げて、出艇を大和上市付近、着艇を芝崎としました。
鮎釣りが盛んな時期、上市からの下流6kmの区間は釣り人が川の中に立ち並ぶため
ツーリングは困難な状況ですが、11月になると釣り人の姿はなく
今日は水位がやや高めということもあって、当日に急遽コースを変更しました。
国道169号線から見る吉野川は、いたっておだやかな流れですが、実際に川を下ると
そんな印象からは想像できないほどの瀬がいくつか存在します。
タイトルでも記載しましたが、本日の沈の確率は60%。
「吉野川沈道中」の様子は後日ご紹介するとして、まずは集合写真を公開します。
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出艇前、眩しいほどの日差しを受けて。上市にて。
この時点では、皆さんとっても元気でした。
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出艇から約5時間後、ゴールにたどり着いて。
TEAM 「On water」とTEAM 「Water inside」に分かれて記念撮影。
どちらのグループが、いずれのチームに属するのかはご参加の方々の名誉のために伏せますが
写真のポーズからその所属をご判断くださいませ。
参加メンバーの皆さん、ご協力ありがとうございました。
ほぼイメージ通りのカットを撮影することができました。
ではでは、報告ページ1の最後は、吉野川ツアー488枚の写真の中からただ1枚
栄えある「フォトジェニック大賞」を発表いたします。
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水のベールとしぶきをまとい波をゆく
シングル艇のように見えますが、このカヤックはタンデム艇のアルピナ2-430です。
いつも遠くからのご参加ありがとうございます。
つづく

2010年フジタカヌー忘年会のご案内

今年の忘年会は、レイクポイントカヌークラブと合同で滋賀県高島市の
「憩いの里湖西」で開催します。カヌーで白鬚神社周遊、参拝、昼食のち
「憩いの里湖西」に戻って入浴。夕方から湖畔でバーベキュー。
みんなでワイワイ・ガヤガヤ、楽しみましょう。日帰り参加、宿泊参加、どちらも可能です。
★日程 12月4日(土)
★集合 10:00「憩いの里湖西」
11:00 出艇、白鬚神社参拝・昼食
15:00 帰着・入浴 
16:00 バーベキュー
     宿泊者は、コテージ宿泊
12月5日(日)
日の出カヌー、朝食後解散。
参加費は自艇参加・レンタル参加とも、日帰り9,000円 宿泊14,000円です。
なお、昼食は各自持参です。「憩いの里湖西」の場所等につきましては
レイクポイントカヌークラブのホームページをご参照ください。
★お問い合わせ・お申し込みはフジタカヌーまで
TEL : 0743-95-2507 FAX : 0743-95-2962
メール : info@fujitacanoe.com
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2010年1月3日の初漕ぎでの1枚。
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「近江の厳島」とも称される湖畔に浮かぶ大鳥居。
忘年会ツーリングでも、この鳥居付近から上陸して、白鬚神社を参拝します。
多くの皆さまからのご参加を、スタッフ一同お待ちいたしております。

岐阜県 板取川 ◆ 水中写真集 ◆

板取川のあまご釣りは現在解禁。
6月12日には鮎の友釣りも解禁となります。
板取川ツアーの報告第1弾は少し趣向を変えて
魚たちから見た川の水中の様子をご紹介します。
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ツーリング後半、飛び込みシーンを水中から記録。
体操クラブ出身の男性が後方宙返りをして着水した時のカットです。
続いて着水した瞬間を2枚。
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続いて、乗艇したままノーファインダーで撮影した4枚。
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コックピット右後方からの1枚。
ツアー当日の板取川は、ツアー前にしばらく雨が降っていなかったせいか
水量は少なかったけれど、水の透明度は感動するほど高かったです。
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キールラインからの1枚。
アクリル画のような仕上がりとなりました。
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3mほど離れた地点からA-1のバウを撮影。
魚にはカヤックがいつもこんなふうに見えているのですね。
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瀬を下りながら撮影。
水中で流れる気泡は流星群のようです。
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カヤックと岩と水。
水平線がきっちり水平に写っていました。
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岩を乗り越えて流れる水を5mほど離れた地点から撮影。
板取川の水はクリスタルのような透明感。
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本日の沈の確率83.3%。
6名の参加者のうち5名の方が清流板取川に溶け込みました。ツーリングを終えて
沈脱後に怪我をしないように体を守るディフェンシブスイムポジションのポーズで記念撮影。
板取川ツアーは出艇直後にA-1が岩に張り付いたり、沈が多数あったり
ガイドの携帯電話が水没して通話不能になったりといろいろありましたが
東海の自然豊かな川での一日はとても充実したものでした。
美しい水と緑と空と、攻略する楽しさがある瀬。本当に素敵な川でした。
いつか再びこの地を訪れたいと思います。
報告2につづく