表紙画像をクリックしていただくと、カタログ全てのデータをPDFでご覧いただけます。
フジタカヌー2018-19総合カタログ完成しました
ジャパンインターナショナルボートショー2015に出展します
フジタカヌーは3月5日(木)から8日(日)にかけて、パシフィコ横浜にて
開催のジャパンインターナショナルボートショー2015に出展します。
※ブース:B-8、クリアウォーターさんの隣です)。
アルミフレームのAL・ハイブリッドのPE両シリーズのファルトボートを中心に
フジタカヌー製品を展示。組み立て・分解・収納の実演は定期的に行います。
(体験していただくこともできます)。
展示艇での座り心地などもお試し可能。修理についてもご相談ください。
今年はアルピナ1-450にSE:シーカヤックエディション(¥315,000※・税別)を
ラインナップに追加。扱いやすさはそのままに、ロアストリンガー装着で強度アップ。
ラダーを装備することで、海や湖でのツーリングにより適した仕様となっています。
※単品でオプション2点追加よりお得なセット価格。
最新の2015-16総合カタログはPDFでご覧いただけます。
※アルピナ1-450SEはPDF9ページ(カタログ8ページ)に記載。
◆その他、今回ご用意する艇を以下にお知らせします。
PEシリーズ 1-400スペリオ 1-430トレック 2-470ノア 1-480スペリオ 1-500シーショア
ALシリーズ 1-310 1-400 2-430 2-460
リジッド艇 A-1-G A-1-D
景品は例年同様、焼印を施したマリン合板と、
今年は新たに木製キーホルダーと、
卓上ブロックをご用意しました。
数に限りはありますが、ご希望の方はスタッフにお声をかけてください。
詳細は公式ホームページをご覧ください。
多くの皆さまのご来場をスタッフ一同お待ちいたしております!
2012横浜国際ボートショー ご来場ありがとうございました。
パシフィコ横浜にて、3月1日から4日にわたって開催された
国際ボートショーへのご来場、誠にありがとうございました。
普段、関東方面の方々と直接お話できる機会は少ないですが、今年も多くの方々に
フジタカヌーのファルトボートを知っていただくことができました。
非常に有意義な4日間だったように感じます。
2012ボートショー報告・動画(会場の様子)はこちらからどうぞ。
毎年、この横浜でのボートショーを終えると、季節は一気に春めいてきます。
冬のカヌーメーカーの仕事は、通常の出荷業務に加えて
来るべき春、カヌーシーズンに備えること。
現在、フジタカヌー社屋入り口にあるゴンドラには、各機種が勢揃いしています。
アルピナ1-400 オーダーカラーのペールピンク(薄く淡いピンクです)。
ユーザー、販売店の皆さまご注文受付中です!
あと1ヶ月もすれば、水辺は桜など、春の花の季節。
フジタカヌーでは春分の日からカヌースクールが始まります。
2012年のスクールとツアーもよろしくお願いいたします。
フジタカヌー 上田洋樹
アルミフレーム艇 アルピナシリーズのリブフレームが完成するまで
前回はグラスとウッドのハイブリッド艇のPEシリーズ(PE-400・480スペリオ)の
リブフレームの製作についてご紹介しましたが、続いてアルミフレーム艇の同じ
リブフレームが出来上がるまでをご紹介します。
アルミ艇のリブフレームは1本のアルミパイプをベンダーという機械で曲げて
端部をリベットで接合しています。
ガンネルやチャインパイプを受けるためのチャンネルという白い部品や
デッキパイプ、インナーストリンガーを受けるためのカップを取り付ける箇所には
それぞれドリルで穴が開けられています。
作業に入る前に錆びを防ぐために潤滑油をウエスに軽く吹きかけてリブフレームを拭きます。
クレ556より666のほうが効果的です。
クレ666はホームセンターやオートバックスで販売しています。
このオイルは防錆・防湿・潤滑効果があり、定期的にアルミフレームに塗布されると
組み立てや分解がしやすくなります。
海で使用された場合は真水でしっかりと海水を洗い流してから水分を拭き取り
フレーム全体(特に継ぎ芯やボタン)にご使用ください。
まずはチャンネルを仮止めします。
仮止めのネジがゆるい状態で、ネジのゆるみを防ぐ錆び防止剤を1滴流し込みます。
本締めした状態。
すべてのチャンネルのネジを締めてからは、
ハンドリベッターでインナーストリンガーを受けるためのカップを取り付けます。
ここではアルミ無垢材から削り出したカップとステンレス製中空リベットと
ステンレスワッシャーを使用します。中空リベットとは文字通り中が空洞になっています。
リベットでカップを取り付けた状態。
1枚のリブに3個のカップを取り付けると、
完成です。
オプションのロアストリンガー(アルピナ2-460は標準装備)を装着する場合は
ベルクロ(マジックテープ)をチャンネルとパイプの間に挟みこんで、下部にあと
2つのチャンネルを装着します。
2枚のリブフレームなら仕上げるまで5分ほどです。
前回のPEシリーズのリブフレームに比べると、あっという間に完成します。
PE-1-400・480スペリオ ファルトボートのリブフレームが完成するまで その【1】
ファルトボート(折りたたみ式カヌー・カヤック)のフレームは大きく分けて
前後方向の縦通フレーム(ステム、キール、ガンネル、チャイン、ストリンガー)と
リブフレームの2つから成り立っています。
リブフレームとはその名の通り人の体に例えると肋骨のようなもの。
最も少ないのはアルピナ1-310の3枚。
最も多いのはPE-1-430・480・500の7枚です。
ちなみにキールを人の体に例えると背骨となります。
キールは和訳すると竜骨。
前後先端のステム部を含めると、まさに竜のような形状となります。
現在、PE-1-400スペリオと480スペリオのリブフレームを製作していますので
今日からリブフレームが仕上がるまでの工程を皆さんにご紹介します。
厚さ15mmのマリン合板(完全耐水合板)をコンピュータ制御のNC自動切削機で
切り出してからはすべて手作業で仕上げます。
サンダーという研磨機で平面と側面(小口)を研磨してから焼印処理をします。それから
エッジ部の面取りをして、エアガンで細かいおが屑を吹き飛ばし、1回目のニス塗装。
湿度や気温によって初期の塗装は2回する時があります。
1度目の塗装が乾いてからは工作機械を使わずに手で仕上げていきます。
最初の紙やすりは120番。そこから番数を上げて(目を細かくして)研磨作業を繰り返します。
2度目の塗装前には木の表面が絹のような手触りになるまで磨きます。
この2度目の研磨が最も手間がかかる工程です。
2度目の塗装。
ニスが乾いたら研磨せず、ここでもう一度塗装を施します。
リブフレームの今日の作業はここまで。
あとはしっかり乾燥させて、明日からまた研磨作業です。
上田洋樹