板取川のあまご釣りは現在解禁。
6月12日には鮎の友釣りも解禁となります。
板取川ツアーの報告第1弾は少し趣向を変えて
魚たちから見た川の水中の様子をご紹介します。
ツーリング後半、飛び込みシーンを水中から記録。
体操クラブ出身の男性が後方宙返りをして着水した時のカットです。
続いて着水した瞬間を2枚。
続いて、乗艇したままノーファインダーで撮影した4枚。
コックピット右後方からの1枚。
ツアー当日の板取川は、ツアー前にしばらく雨が降っていなかったせいか
水量は少なかったけれど、水の透明度は感動するほど高かったです。
キールラインからの1枚。
アクリル画のような仕上がりとなりました。
3mほど離れた地点からA-1のバウを撮影。
魚にはカヤックがいつもこんなふうに見えているのですね。
瀬を下りながら撮影。
水中で流れる気泡は流星群のようです。
カヤックと岩と水。
水平線がきっちり水平に写っていました。
岩を乗り越えて流れる水を5mほど離れた地点から撮影。
板取川の水はクリスタルのような透明感。
本日の沈の確率83.3%。
6名の参加者のうち5名の方が清流板取川に溶け込みました。ツーリングを終えて
沈脱後に怪我をしないように体を守るディフェンシブスイムポジションのポーズで記念撮影。
板取川ツアーは出艇直後にA-1が岩に張り付いたり、沈が多数あったり
ガイドの携帯電話が水没して通話不能になったりといろいろありましたが
東海の自然豊かな川での一日はとても充実したものでした。
美しい水と緑と空と、攻略する楽しさがある瀬。本当に素敵な川でした。
いつか再びこの地を訪れたいと思います。
報告2につづく
少年と気田川 小さなカヌーイストの挑戦
2010年気田川キャンプツアー報告の最後は、1人の少年の特集です。
土曜日のツーリングを終えて、名車900Sと一緒に。
このお車を見ると、同型のカブリオレに乗っていたあの人を思い出す。
あるツアーを終えて、笠置のフジタカヌー工場で車内にパドルを置いたまま幌を開けた際に
そのパドルがリアガラスに干渉して、リアガラスが木っ端微塵に割れたあの日の衝撃も今は昔。
洗練された外観、そのフォルムに無駄がない、いいお車です。
それでは、少年が気田川で過ごした週末の物語をご紹介します!
草食系男子という言葉で男の子が分類される昨今ですが
彼は自分のことは自分で行う立派なアウトドア系男子です。
少年を見守る瞳はとても優しいです。
土曜日のツーリング前半、軽やかにパドリングする少年。
お父さんとの息もピッタリです。
ダイビング用フルスーツのお兄さんと。
潜っているお兄さんのシュノーケルの先に水を入れるように伝えたのですが
彼の良心がそれを咎めたのか、むせ返るお兄さんのカットは撮影できませんでした。
本流が岩に向かう難所に挑む。
このあと、艇は見事180度時計方向に回転。
つまり、沈。
生涯初の記念すべき沈を経験して、彼はこの旅で大きく成長・・・、
してくれていたらいいんですけど。
着替えが終わり、ご両親と記念の1枚。
やがて彼が大人になった時、こんな頃もあったんだよと、ご家族の話題にお役立てください。
この石の何かが彼の感性をくすぐったようです。
石の模様はこの気田川の波のようにも見えます。
この写真から日曜日の記録。出艇直後の1枚です。
カメラ目線で撮影に応えてくれるほど余裕が生まれてきました。
艇はアルピナ2-430 ブルー&チャコールグレーのEX仕様。
土曜日より、さらに息が合ってきました。ナイスパドリングです。
彼の後方にはいつも見守るようにシングル艇。
急流に突入!
2日間を振り返れば、彼はいつもしっかりと漕いでいました。
ツーリング後半、フードを被り水しぶきに対処しています。素晴らしい。
S字カーブに挑む!
蛇行する気田川の流れを象徴するカットです。
日曜日も無事にゴール。
2日間よくがんばったね。
両足をしっかり開いていることも素晴らしいです。
これからまた会う日があると思うけど、その時もよろしくね。
気田川ではありがとう。
気田川(静岡県)キャンプツアー報告 【5月30日日曜日】
一夜明けて。
気田川キャンプツアーの2日目の様子をご紹介します。
午前5時半の空。
空を覆いつくした灰色の雲の下からの朝日。
つかの間の光景でしたが、美しい朝焼けでした。
8時45分出艇。
秋葉橋をくぐってから、川は大きな半円を描くように流れています。
その大きなカーブには中洲があり、昨年のツアーでは中洲外側の流れを
下ったのですが、今年は中州内側の流れを下りました。
土曜日のコースも同様に、少しずつ川の様相が変化していることを実感しました。
半円のカーブの最後にある瀬。この頃は曇天でした。
日曜日のコースも川は滔々と流れています。
ツーリング中盤以降は青空が広がり、気田川流域の緑がより鮮やかに目に映りました。
気田川の流れは直線の区間が少なく、絶えず蛇行しています。
本流が岩に向かって流れている地点では、皆さん懸命にパドリングされていました。
岩や障害物がない区間では、舟を流れに預けてゆったりと。
ゴールするまで多数ある瀬の波は大きくはないですが、流れが速く、時に本流に
岩があるため、艇が横向きにならないようにコントロールしながら漕ぐことが大切です。
昼食休憩は11時。
気田川の流れを眺めながら50分ほどゆっくりと休憩しました。
再出発前に全員で記念撮影。
1カット目は河岸に無数に咲いていた虫取撫子の花々を前景に。
2カット目は川の中央で。
水深の違いで川はくっきりと2色に分かれていました。
ここで河村シェフにご注目!
こんな感じです。
ムシトリナデシコの花言葉は「無邪気」。
キャンプツアーではいつもお茶目な河村シェフがあなたさまのご参加を歓迎いたします。
気田川ツアーでは沈脱後の「最長流され記録」が更新されました。
その距離推定70m。今後この記録はたやすく破られないでしょう。
この日は2回の沈がありましたが、13時10分全員が無事に着艇。
広い河原で撤収して、14時半に解散となりました。
「気田川キャンプツアー特集」につづく
ガイドUの板取川(岐阜県)ソロツーリング報告
大変永らくお待たせいたしました。
6月5日(土)に予定している板取川ツアーの下見ツーリングに行ってきました。
板取川ツアーのご案内はこちらから
板取川の水中の様子。
少し濁りのある地点でこれだけの透明度があります。
まずは下見ツーリングの印象をお伝えいたします。
航程は約9km。
のんびりと下れる区間や美しい淵はたくさんありますが
瀬も多く、それらは本流に岩が多数点在して、難易度は高いです。
無事に通過できれば(できるようにご案内します)、爽快かつ楽しいツーリングができます。
危険な地点はいくつもありますが、そこは徹底的にライニングダウンします。
ライフジャケットにカウテールを着けていない方は3mのロープとカラビナをご用意ください。
流れのある所での降艇やライニングダウンについてご説明します。
小さな滝がいくつもあります。
ツアー当日まで残っているか分かりませんが、この日は藤の花の青紫が新緑に映えていました。
水の透明度はかなり高いです。鮎や小さな魚が気持ちよさそうに泳いでいます。
飛び込むのに最適な岩も見つけました。
それでは、写真で下見ツーリングの様子をご報告します。
出艇予定地
おだやかそうに見えますが、スタート直後に瀬があります。
波は大きくないですが、岩の間をうまくコース取りしないといけません。
巨大なクリスマスツリーのような藤。川岸に咲いています。
桜のように「花筏」とまではなりませんが、藤の「花カヤック」がたくさん浮かんでいました。
複雑に入り組んだ木の根。
ゴールするまでの左岸側にこういった光景を幾度も目にすることができます。
瀬は終始こんな感じです。この瀬の最後には、
本流の真ん中にテトラポッドが埋まっています。
この地点は右岸をライニングダウンします。
瀬があればこんな風にゆったりできる区間もあります。
緑の軒先が長く続く区間もありますよ。
3mほどの岩の上から撮影した中間地点付近の風景。
この岩が飛び込みポイントです。ツアー当日はここで休憩しましょう。
昼食は川の水を沸かして。
岩の上での食事のあと、15分ほどゆっくりしました。
岩に群生していた小さな花々。この1箇所だけに咲いていました。
こんな瀬もあります。ゴールまで気を抜けません・・・。
※ここは左岸をライニングダウンします。
出艇から約4時間で無事にゴール。
ツアー当日の着艇は16時以降になると思います。
6月5日(土)板取川ツアーは現時点で開催まであと3名です!
定員は12名で締め切りますので、ご予約はお早めにどうぞ!!
板取川ツアーのご案内はこちらから
板取川の下見【陸上編】もご覧くださいませ。
※コース等についてのお問い合わせは
お電話にてフジタカヌー上田までお願いいたします。
0743-95-2507(平日9〜17時)
木津川カヌースクール報告 5月16日(日)
風薫る5月16日、さわやかな気候と眩いばかりの新緑に包まれた木津川で
カヌー教室を開校しました。
この日のご参加は4名さま。
午後からは4名の会員さんが飛び入りでご参加されました。
陸上講習(装備・カヤックの説明、パドルの基本操作、カヤックの持ち方・運び方
乗り降り、転覆した場合の対処法など)のあとは水上での練習です。
午前の練習風景
午後からのツーリングに備えて1列になる練習です。
川の水位は刻々と変わります。
水位の変化は岩を見ればよく分かります。
午前の練習は12時まで。
1時までは昼食休憩です。
青空の下でテーブルを囲み、お弁当を召し上がっていただきます。
午後のツーリングから親子でご参加の会員さま。
艇は「かるがも2」という今や懐かしい2人艇です。
午後のツーリング風景。
航程1/3ほどの地点、本流とは別に流れる水路での1枚です。
この日もご参加ありがとうございました。
差し入れもいつもありがとうございます。
数少ない瀬での1枚。
この日、4名さまのグループは全員が沈。
チャレンジ精神ゆえの結果だと思います。
きっと思い出に残る一日となったことでしょう。
スクールでは時として沈することもありますが、それもまたご愛嬌。
これからカヌースクールへのご参加を検討されている方は
気温は高くても水温はまだまだ低いため、転覆してもお体が冷えないように
化繊のインナー(Tシャツ、短パンなど)とアウター(レインウェアなど)をご用意ください。
ツーリング後半、8人全員で記念撮影。
ツーリング終盤の1枚。
銭司のキャンプ場下流は中州があり流れが2つに分かれていて
以前は左岸の流れを下っていたのですが、最近は川の様相が変わり
右岸の流れを行くことが多いです。
この地点から10分ほど漕ぐとゴールです。
ツーリング終盤は太陽が西に傾き、水面はいつもキラキラと輝いています。
8名の皆さま、カヌースクールへのご参加ありがとうございました!
4名のグループの皆さま、次回はツアーへのご参加をお待ちいたしております!!
土・日・祝日は木津川カヌースクールにどうぞご参加くださいませ。
カヌースクールのあとは全国のゲレンデに出かけましょう!!
三重県・銚子川&白石湖ツアー報告 5月15日(土)
第1回の銚子川ツアーはチリ地震の影響で現地には津波警報が発表され
出艇してわずか1kmでツーリング中止となりました。
このツアーは川から川、そして湖、海とあらゆる水の表情を見る旅であり
中止となったまま、この2010年を終えるのはあまりにももったいないので
ツアー直後に5月15日に再度ツアー日程を組みました。
銚子川の水中。
3月に訪れた古座川の支流の小川もかなりきれいでしたが
銚子川はそれ以上に透明度が高い美しい水をたたえていました。
今回のご参加は10名。
第1回をリベンジされる方、初めて銚子川を訪れる方、ツアーそのものが初めての方が
尾鷲の清流に集っていただきました。
それでは、1日の様子をじっくりとご覧ください!
天候は朝から晴天。
木々の葉は皐月の日差しに照らされて瑞々しく透き通っていました。
銚子川全景。
この日の水位はかなり低かったです。
出艇後は歩いて、歩いて、歩いて、銚子川ツーリングは銚子川ウォーキングとなりました・・・。
出艇前には第1回と同じく進水式。
清流銚子川にPE-400スペリオの鮮やかな黄色が映えていました。
お清めの儀式のあとは恒例の「水かけ祭り」。
水温はまだまだ低く、かなり冷たかったことと思います。
進水おめでとうございます!
ファルトボートに関することで何かございましたら、いつでもご相談くださいね。
水は2月の第1回よりさらにきれいでした。
カヤックの影が川底に映る川では水に浮遊する感覚を体感することができます。
お2人でのご参加ありがとうございました。
次回はぜひキャンプツアーにお越しください!
写真の瀬はぎりぎり下れるくらいの水位。
時おりボトムをすりながら全員が無事に通過しました。
第1回の銚子川ツーリングはこの赤い橋で中止となりました。
ここからは新しい旅の始まりです。
第1回の銚子川ツアーで進水されたアルピナ2-430。
いつかご家族全員で遊びにいらしてくださいね!心よりお待ち申し上げております。
清流に戯れる河村シェフ。
後に小さく写っているのは銚子橋。この地点で昼食休憩としました。
シェフのお昼ごはんはお弁当と特大ラーメンと差し入れでいただいた
紀伊長島名物のマンボウの串焼きと天ぷら。
さすがにお腹いっぱいになったようで、ツーリング後半は満腹感で睡魔におそわれて
舟を漕ぎながら舟を漕いでいました。久々に無口なシェフの姿を見ました。
このあたりは水深が深く、水の色は透明感のあるエメラルドグリーン。
本当にきれいでしたよ。
いつもお食事セット(ストーブ、テーブル、その他いろいろ)を携行されています。
板取川でもよろしくお願いいたします!
50分ほど休憩をとってから再出発しました。
銚子川河口付近の川底に沈んでいたクラゲの亡骸。
どこまで下っても銚子川は澄んでいました。
銚子川の河口にいつもある波。
風が強い日には巨大な波となります。
淡水と海水が交じり合う汽水域で見られる通称「ゆらゆら帯」。
写真では、なんとも言えないこの水の雰囲気は伝わらないと思いますが
独特の水の表情を垣間見た瞬間でした。※ちなみにピンボケではありません。
高知県の四万十川のゆらゆら帯も有名だそうですが
このように川底まで見えるのは全国でも珍しいそうです。
銚子川の河口部でUターンするように船津川へと。
歩く速度よりゆっくり流れる船津川の下流域を遡るとそこには白石湖。
白石湖は川、湖、海の水が交じり合う、これも全国的に珍しい湖です。
特産は渡利牡蠣(わたりがき)。
出艇前の予定ではこの小さな湖を1周する予定でしたが
銚子川ウォーキングで時間をとられてしまったため、1周は断念して半周となりました。
白石湖から船津川を下り、最後の休憩。
小高い丘に登り記念の集合写真を撮影。
まずは銚子川を背景に。
そして船津川を背景に。
2本の川が河口で隣接しているのも珍しいです。
最後に尾鷲湾を背景に。
海に出る前には水路を散策しました。
下見の時はほとんど流れがなく、護岸に張り付いた牡蠣を眺めながらゆっくり進んだ
この水路でしたが、この日のこの時間はまるで川のように海水が流れていました。
潮の流れに逆らうように漕ぐややハードな散策のあとは尾鷲湾へと。
最後に2kmほど海を漕ぎ、
16時15分無事着艇!
距離はそう長くないものの、川を歩いたり、潮の流れに逆らったりと
お疲れになられたかも知れません・・・。
ご参加の皆さん、今回もありがとうございました!
またどこかのツアーでお会いしましょう!!
どこかのツアーのご案内はフジタカヌー2010年ツアー予定をご覧ください。
これからカヌーを始められたい方はカヌースクールにご参加くださいませ。
上田洋樹
木津川カヌースクール報告 5/1(土)・2(日)
ゴールデンウィークの5連休の初日、2日目と笠置でカヌースクールを開催しました。
土曜日は6名、日曜日は4名の方々と新緑に彩られた5月の木津川をツーリング。
両日とも天候は快晴。水位も高く、川はとても下りやすい状態でした。
それでは、2日間の様子を7枚の写真でご報告します。
★5月1日(土)
航程半ばを過ぎた頃に全員で記念撮影。
今の木津川は菜の花が満開です。
初めてのカヤックはいかがでしたか?
ツアーにも遊びに来てくださいね。
ゴールの銭司でも菜の花が満開。
岸辺に咲く花と花筏。
水面下に咲く菜の花。
★5月2日(土)
土曜日と同じく、コースの中間地点を過ぎたあたりでの1枚。
土曜日はのんびりと下りましたが、この日はさらにゆっくりとツーリングしました。
皐月の新緑と晴れ渡る空。
5月の空気はとてもすがすがしくて、さわやかな自然を満喫できますよ。
フジタカヌーでは11月末まで土・日・祝日とカヌースクールを予定しています。
(平日でも5名以上のご参加の場合はスクールを開催しますので日程等ご相談ください。)
皆さまからのお申し込み、お待ちいたしております!
カヌースクールのご案内はこちら
2010ツアー予定もご覧くださいませ。
花時の桜人 4/18(日)琵琶湖 大浦〜菅浦お花見ツアー報告(滋賀県)
桜にまつわる言葉は数多い。
花時は花が咲く頃。
満開の桜は花盛り。
満開のあとにはらはらと散る桜は零れ桜(こぼれざくら)。
風に吹かれて舞い散る花びらは桜吹雪。
水面に浮かび、寄り添う花びらは花筏。
そして、花筏が架け橋のように見えるさまを花の浮橋という。
水面に映る水際の桜は桜影。桜の木陰は桜陰。
桜人(さくらびと)は桜を愛でる人のこと。
花見に行って疲れてしまうことは花疲れというそうです。
桜の花の白さで周囲がぼんやりと明るく見えることは花あかり。
夜桜を見るためのかがり火は花篝。
天気が変わりやすい桜の頃の、なかなかすっきり晴れない天候は花曇り。
よく使われる言葉では、春の急激な寒さを表す花冷え。
桜の花にかかる雨は桜雨。
花びらを散らしてしまう雨や、花びらが水に流れていく様子は桜流し。
桜の上に宿る露は花の露。
花からしたたり落ちるしずくは花の雫。
花盛りを過ぎ、陸上に散り残った花びらは残花。
春の名残を感じる言葉です。
こうした言葉を知ると、日本語って響きが美しく、情緒にあふれているなぁと思います。
零れ桜、花筏、桜影、花あかり、そのどれもが桜の花の儚くも
生命力にあふれた瞬間を表現した素敵な言葉です。
朝、目覚めてテントの扉を開ければそこには桜。
贅沢な早朝のひとときでした。
海津の水と桜。
透明感のある水の色と桜色の組み合わせはまさに春の色です。
出艇地での1枚。
夜露の水なのか、中心にはひっそりと水がたたずんでいました。
それでは、花時の湖北の染井吉野の花盛りを楽しんだ9名の桜人の物語をお届けします。
永原から出艇した直後の1枚。春の小川です。
芽吹きの緑を背景に。
大浦川から琵琶湖へ。まずは全員で記念撮影。
大浦の公園の桜並木を背景に。ここの染井吉野も満開でした。
葉桜と満開前の桜色と満開の白。
大浦と菅浦の間の水は黄緑と緑の中間色のような独特の発色。
これが巷で噂の「菅浦グリーン」です。
角度を変えて撮影。
空も緑も桜もすべてが明るく春を感じた瞬間でした。
1回目の休憩での1枚。
3畳ほどのバルコニーで皆さんに寄り添っていただきました。
花の直下をくぐる。
ここを通過する全員が枝を見上げていたのが印象的でした。
結露したレンズがカヤックの周囲に霞をかけて雰囲気のある仕上がりとなりました。
桜とともに春を感じる花は菜の花。
その菜の花が群生している地点で再度いかだを組んでいただきました。
菜の花の後ろには染井吉野。
このあと、ゴールのつづらお荘を通過して、東にある須賀神社へと漕ぎ進めました。
製造番号(シリアルナンバー)が私の舟と1番違いのA-1。
2010年春の記念の1枚です。
菅浦地区の八重桜。
きっと今頃は花開いていると思います。
ニホンカモシカを発見!
「私の写真のほうがきれいに撮れているよ。」という方はぜひメール添付でご送付ください。
写真を差し替えますので。写真は ueda@fujitacanoe.com まで。
湖岸にはマメ科(おそらく)の花の蕾。
深い緑の中で白が映えていました。
横浜、横須賀から来られたお2人と春の花々。
工場見学からツアーへと3日間楽しい時間をありがとうございました。
三浦半島でのツアーではよろしくお願いいたします。
ご夫妻と春の色。
5月以降もまた遊びにいらしてくださいね!
水中からの花筏を拡大した1枚。水上の残花です。
9名の桜人の皆さま、ご参加ありがとうございました!
来年のお花見ツアーもよろしくお願いいたします。
桜の次はさわやかな新緑の季節です。
5月以降のツアーにもどうぞご参加くださいませ。
フジタカヌー 上田洋樹
4/17(土)琵琶湖・海津大崎お花見ツアー報告(滋賀県)
染井吉野(ソメイヨシノ)の名称は奈良県の吉野山に由来する。別名「吉野桜」。
花弁は5枚で咲き始めは淡いピンク。満開に近づくにつれて色は白へと変化する。
日本のさくら名所100選の湖北海津大崎ではその染井吉野が花盛り。
ツアー当日は約600本におよぶ桜が見ごろを迎えていました。
それでは、華やかな桜で彩られた湖北でのお花見ツアーの様子をご覧ください。
10時50分出艇。
空は雲が多かったものの雲の切れ間からは青が広がっていました。
予報ではこの日の最高気温は13度。少し肌寒い一日でした。
出艇して約20分、海津の桜並木に到着。
横須賀のコアアウトフィッターズの平野さん。
普段は三浦半島で海を案内されています。
遠くからのご参加ありがとうございました!
横浜からのご参加ありがとうございました。
初めての琵琶湖はいかがでしたか?またの機会を楽しみにしています!
満開の染井吉野と青空。
5枚の花弁はこれ以上開くことがないほどに開花していました。
★花筏特集
水面に漂う花びらの写真集です。
湖北の透明度の高い水に浮かぶ花びら。
水面近くからの1枚。
画面右に見えるのは竹生島、ではなく岩です。
水中から撮影。逆光です。
光を受ける角度を変えて撮影。
花びらは淡いながらも深みのある紅色に仕上がりました。
染井吉野の幹と新芽とお花見遊覧船。
時刻は12時45分。井上旅館さん前の浜での1枚です。
この日のご参加は8名。
昼食を終えて再出発前に桜の下で記念撮影。
いつもの海津大崎ツアーは出艇地へ戻るのですが、この日は井上旅館さんからさらに東へ
進路をとり、二本松から湖を横断して菅浦へと。つづらお荘前の浜をゴールとしました。
竹生島と観光船。
ツーリング後半は強風で武者修行さながらのパドリングでした。
北西の風に吹かれて、竹生島を背景に。
このあと、14時45分に着艇しました。
リジッドのA-1(左)とグラス&ウッドフレームのPE-1-500シーショア(右)。
菅浦方面は八重桜が多いのですが、そのほとんどはまだ蕾の状態。
八重桜の見ごろは今週末から5月上旬にかけてでしょう。
毎年、お花見ツアーへのご参加ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします!
ツーリングを終えて、JR永原駅で最後に記念撮影。
古座川ツアーもどうぞお楽しみに!!
ツアー終了後は4人で知内浜から井上旅館さんに移動。日暮れ前に桜の下にテントを張りました。
夜は提灯が灯り、やわらかな花あかりの中でゆったりとしたひとときを過ごしたのでした。
古座川民宿泊ツアーは開催まであと3名です!
緑あふれる5月の古座川へぜひとも遊びにいらしてください!!
2010年ツアーは8月までの予定を公開しています。
各ツアーへのお申し込みもお待ちいたしております。
紀伊半島サーキットツーリング第9最終回 日置川(和歌山県)報告
3月27日土曜日、約2ヶ月にわたって紀伊半島の川をめぐるサーキットツーリングは
いよいよ最終回を迎えました。当日の日置川は前日までの雨で水位が高く
とても下りやすい状態。山桜と新芽の緑は眩しいほどの日差しに照らされて
流域すべての風景が明るく、すがすがしい空気と相まって、日置川の魅力を
存分に楽しむことができました。
午前8時の日置川。出艇前の下見時の1枚。
そよ風に水面をゆっくりと移動する川霧。
見渡す山肌には淡く鮮やかな山桜。
数時間後に始まるツーリングへの期待が高まるひとときでした。
着艇地、そしてツーリング後の打ち上げ会場の向平キャンプ場。
キャンプ場の染井吉野は満開。
桜の時期にここを訪れたのは初めてでしたが、華やかな桜と新鮮な緑が
キャンプで過ごす時間を、より心地よいものにしてくれたように思います。
ツーリング前半、山桜を背景に全員で記念撮影。
静水域に見えますが、実際はゆっくり歩くほどの流速があります。
春の緑いろいろ
明度、彩度、濃淡がそれぞれに異なる春の緑色。
こういう景色と出会うと、「春になったなぁ。」とつくづく感じます。
ツーリング後半、「八草の滝」にて記念撮影。
滝はいつもより水量が多く迫力がありました。
ここでケーキ&ティータイムをとりながら30分ほど休憩。
最終回のご参加は11名でした。
着艇は15時15分。
カヤックをキャンプ場に運んでから、すぐ近くにある「えびね温泉」で入浴していただき
そのあと、暮れなずむ日置川のほとりで打ち上げをしたのでした。
■紀伊半島サーキットツーリングご参加の皆さまへ
2ヶ月にわたって何度もご参加くださいまして本当にありがとうございました。
おかげさまで8回のツアーで63名(スタッフを含めると78名)の方々と
冬から春にかけての川をご一緒することができました。毎回、感動的な
瞬間があり私自身いつまでも深く心に残る時間を過ごすことができました。
ハプニングやアクシデントも今となってはいい思い出です。
今後もこういったシリーズや新しいツアーを企画してまいりますので
ぜひともまた遊びにいらしてください。
フジタカヌー 上田洋樹