フジタカヌー最新モデル アルピナ1-450ハイブリッド 販売開始!

フジタカヌー最新モデルのご紹介です。
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今年3月の横浜ボートショーで展示したアルピナ1-450がついに量産可能となりました。
パイプフレームは軽いアルミに、剛性があるグラスファイバーを組み合わせて軽さと丈夫さを両立。デッキとインナーストリンガーにはファイバーグラスポールを採用し、キールや前後ステムのアルミパイプは2重管としています。これらは世界でもフジタカヌーだけの仕様です。
縦通フレームを強化したことで、リブフレームは4枚。軽量化や組み立て時間の短縮とともに艇内の積載スペースを広く確保することに成功しました。また、船体布の素材はテクノーラ(アラミド繊維)にリップストップを編み込み、引き裂きに対する耐久性を格段に高めています。
★ALPINA-1-450HYBRIDスペック
希望小売価格 ¥273,000(オーダーカラーは¥286,650)
全長:445cm 幅:62cm 重さ:15.5kg 収納サイズ:100×37×30cm 組み立て時間:15分
デッキカラー:ブルー・イエロー・レッド・ライトグリーン
※デッキはカラーオーダー可能 カラーサンプルはこちらから
ボトムカラー:チャコールグレー
標準装備:ペダル式フットブレイス(キーパー社製)・ノーズガード(バウ側のみ)・フロントハッチ
・セーフティライン・デッキゴムロープ(コックピット前後)・フットマット(かかと用クッション)
・スプレースカート・収納ザック
それでは、各部をご紹介します。
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バウ先端を保護するノーズガードは標準で付属します。
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コックピットフロント側にはハッチが付属。
荷物を艇内の前側にパッキングする際に使用します。
また、ハッチ付近に携帯食やウェア、応急用の補修キットなどをパッキングすると
必要な時にすぐ取り出すことができます。
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ハッチを開けるとこんな感じです。
オプションで防水性を高めるネオプレン製のインナーカバー(¥3,150)もあります。
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標準装備のフットブレイスとフットマット。
マットは力が加わる、かかとの衝撃をやわらげると同時に、かかと部の船体を保護します。
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スプレースカートの装着をさらに容易にするショートタイプのバックレスト。
わずかな重量ですが、軽量化も図っています。※2011年5月中旬よりPE・アルピナシリーズの
1人艇のシートはすべてこのタイプとなります(アルピナ1-310を除く)。
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オプションのラダーを装着するためのコードホールもあらかじめ加工を施しています。
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現在製作中のカスタムモデル。いくつか細部に手を加えています。
このモデルは完成次第、あらためてご紹介します。
アルピナ1-450についてのお問い合わせは取り扱い代理店、または
フジタカヌー
メール:info@fujitacanoe.com
お電話:0743-95-2507 までどうぞ。

PE-1-400・480スペリオ ファルトボートのリブフレームが完成するまで その【1】

ファルトボート(折りたたみ式カヌー・カヤック)のフレームは大きく分けて
前後方向の縦通フレーム(ステム、キール、ガンネル、チャイン、ストリンガー)と
リブフレームの2つから成り立っています。
リブフレームとはその名の通り人の体に例えると肋骨のようなもの。
最も少ないのはアルピナ1-310の3枚。
最も多いのはPE-1-430・480・500の7枚です。
ちなみにキールを人の体に例えると背骨となります。
キールは和訳すると竜骨。
前後先端のステム部を含めると、まさに竜のような形状となります。
現在、PE-1-400スペリオと480スペリオのリブフレームを製作していますので
今日からリブフレームが仕上がるまでの工程を皆さんにご紹介します。
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厚さ15mmのマリン合板(完全耐水合板)をコンピュータ制御のNC自動切削機で
切り出してからはすべて手作業で仕上げます。
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サンダーという研磨機で平面と側面(小口)を研磨してから焼印処理をします。それから
エッジ部の面取りをして、エアガンで細かいおが屑を吹き飛ばし、1回目のニス塗装。
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湿度や気温によって初期の塗装は2回する時があります。
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1度目の塗装が乾いてからは工作機械を使わずに手で仕上げていきます。
最初の紙やすりは120番。そこから番数を上げて(目を細かくして)研磨作業を繰り返します。
2度目の塗装前には木の表面が絹のような手触りになるまで磨きます。
この2度目の研磨が最も手間がかかる工程です。
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2度目の塗装。
ニスが乾いたら研磨せず、ここでもう一度塗装を施します。
リブフレームの今日の作業はここまで。
あとはしっかり乾燥させて、明日からまた研磨作業です。
上田洋樹