晴天の4月29日、カヌースクールを開催しました。
この日は男性8名、女性8名の16名さまがご参加。
陸上講習の後半、水際の階段での1枚。
この撮影のあと、乗り降りなどをご説明してから、水上で基本操作の練習を行いました。
アルピナ2-430。笠置山と、そのふもとの笠置館を背景に。
現在の木津川流域の風景は鮮やかな新緑に彩られています。
明るい黄緑、濃い緑、深い緑と5月の景色です。
午前の練習を終えて、木津川上流を背景に。
艇はウッドフレームのKG-1(キンググース)とアルミフレームのアルピナ1-400です。
いつも仲がいいお二人。
ソメイヨシノは葉桜となりましたが、今の河岸は菜の花が満開です。
午後からの約6kmのツーリング前半、笠置大橋下の瀬。艇はアルピナ1-450。
当日の水量は−2.25m(加茂観測所)。渇水時より30cm以上水位が高く
とても下りやすい状態でした。
アルピナ1-400。カメラ目線で撮影に応えてくださいました。
ツーリング後半、4名でいかだを組んでいただきました。
そして、全員で横並びに。菜の花を背景にガッツポーズしていただきました。
ゴールの銭司には15時30分に到着。無事にツーリングを終えました。
16名の皆さん、ご参加ありがとうございました。
またいつでも木津川に遊びに来てください。ツアーへのご参加もお待ちしています!
フジタカヌー 上田洋樹
桜舞い散る木津川流域 4月14日(土) カヌースクール報告
4月14日土曜日、木津川カヌースクールを開催しました。
この日は5名様のご参加。
つい2日前まで満開だった染井吉野は散り始め、花びらが舞い落ちていました。
午前の練習風景。
天候は早朝の雨から午前は曇り。風はまだまだ冷たい一日でした。
午後からのツーリング直前、カヌー広場の桜と笠置大橋を背景に記念撮影。
コース中盤の瀬。本日の水位は−2.1m(加茂観測所)。
豊富な水量で快適なツーリングとなりました。
ツーリング途中の休憩時に見かけた骨らしき物体。
小動物の頭骸骨のようでした。
ツーリング終盤になって、ようやく青空が広がりました。
点在する桜を眺めて。
ゴール直前の1枚。
今日は2名の沈がありましたが、怪我もなく無事にゴール。
5名の皆さん、今日はご参加ありがとうございました。
いつかまたお会いできる日を楽しみにしています。
フジタカヌー 上田洋樹
2012年の木津川カヌースクールが始まります。
3月20日(火)春分の日より、木津川カヌースクールが始まります。
11月末までの土・日・祝日とご予約を受け付けています。
ご案内とご予約状況はこちらのページでご確認ください。
今年のカヌースクールもよろしくお願いいたします。
午後からのツーリング中盤にある瀬。
この写真のように水位が高い日は、流れに乗り、波を越える楽しさを味わえます。
ご家族でのご参加もお待ちいたしております!
日本カヌー普及協会※の会員様なら、昼食・お風呂付で¥3,500です(自艇参加の場合)。
会員の皆さまのご参加もお待ちいたしております。
※入会金¥6,000、年会費¥6,000
お一人様のご入会で、同一世帯のご家族の方も会員割引が適用されます。
スクールの参加費はご入会当日から、一般¥10,500のところが¥7,500となります。
(中学生以上。小学生以下は¥6,500)。詳しくはお問い合わせください。
4月になれば、笠置のカヌー広場では河岸に咲く桜が見頃を迎えます。
スタッフ一同、今年も新たな出会いを楽しみにしています。
フジタカヌー 上田洋樹
真夏の水辺 8月6日(土)木津川カヌースクール報告
8月6日(土)もカヌー教室を開催。
気温が高い一日でしたが、青空の下、午前には岩からの飛び込み
午後のツーリング途中では泳いだりと、カヤック以外にも真夏の水辺を
楽しんでいただきました。
午前のカヤックの基本操作の練習時には岩場で休憩して、ゆっくりと水につかったり
写真のように岩から飛び込んだりして遊びました。
午後からのツーリング風景。
山の背後には夏の雲が高々と湧き上がっていました。
ツーリング中盤の瀬。
この日の木津川の水位は低めでしたが、連続する波を楽しむことができました。
休憩時に撮影した1枚。
この日は総勢15名でのツーリングでした。
撮影後はこの位置から川の中央に進み、本流で川流れしました。
ツーリング後半の1枚。
水面に反射したカヤックとパドルの紅白の模様がきれいです。
ゴールの銭司着は15時30分でした。
今後のカヌースクールは現時点で8/11(木)・13(土)・14(日)と開催が決定しています。
どの日程も定員まではお申し込みを受け付けていますので、ご予約はお早めにどうぞ!
カヌースクールのご予約状況はカヌースクールのページでご確認ください。
フジタカヌー 上田洋樹
振り向けばアライグマ アニマルレスキューの午後
現在、ファルトボートのご注文はPE-2-470ノアが5艇(その他、アルピナ-1-310など)。
2人艇の470ノア(500ノアも同様)はフジタカヌーの現行モデルで最も部品点数が多く
(シングル艇にはない木製コーミングや背もたれ棒、私たちが「ブーメラン」と呼ぶ
リアコーミング、フロアボードもシングル艇が2枚に対して、タンデム艇は3枚。)
今週はひたすら木製フレームの研磨と塗装の毎日でした。
本日の午後、塗装ブースで中央リブフレームの仕上げの塗装を施していると
背後に何かの気配と視線を感じた。
イタチ・・・?
よく見ればタヌキの子供でした(自分の中でタヌキと理解するまで十数秒)。
※その後アライグマと判明しました。
こんな顔です。
フジタブランドのカヤックを生産しているフジタカヌー笠置工場は自然豊かな緑に囲まれています。
毎日いるとそれが当たり前のように思ってしまいますが、里山にたたずむ工房といった趣がある
素敵なところです。
現在、工場のすぐ隣の田は田植え直後で、水の鏡の一面に苗の緑が規則正しく並んでいます。
つい最近までは雉(最後に写真あり)の親子が田植え前の田で餌をついばんでいました。
猿の群れ(50匹以上)の大移動や猪の親子(うり坊はとても愛らしい)もよく見かけます。
過去にはカワセミが迷い込んでしまったのか、工場1階の鉄筋の梁にずっとたたずんでいた
こともあります。今はツバメの雛が玄関にある巣ですくすくと育っています。
じきに巣立っていくことでしょう。
とかげ、ヤモリ、蛇など、まだまだ野生の生き物は数多く生息しています。
話をアライグマに戻します。
今は使っていない旧型のコンプレッサーと壁の間に挟まって
身動きが取れなくなってしまった子供たち。ここから救出劇の始まりです。
写真でご覧になられると、ただただ可愛い小動物に見えますが
そこは野生の動物、少しでも近づこうものなら牙をむいて威嚇してきます。
まずは手前の1匹の首根っこをつかんで救出。
小柄な体からは想像できないほどの大きな鳴き声に思わずビビッてしまいました・・・。
もう1匹は逃走。
塗装の途中でしたので、姿を見かけるまでしばらくレスキューは中断。
約1時間後、寂しそうな鳴き声で隠れている場所が分かりました。
ここから、虫取り用の網をたずさえて、捕まえるまでに20分。
網はすぐに破れて、結局は素手での捕獲。
工房の隅の捕まえにくい場所に逃げ込み、不自然な体勢で格闘したので
首の筋を寝違えたように痛め、すり傷をつくり、衣類は汚れ、鋭い爪でひっかかれ
さらにはおしっこまでかけられ、さんざんな午後でした・・・。
でも、無事に救出することができ、やり遂げた充実感で今日という日を終えることができました。
今後、スクールやツアーで、カヤックやテントの中に「アライグマがいて怖くて近づけない」
という場合はスタッフにすべてをおまかせください。
かなりビビッっているかも知れませんが、なんとかします。
京都府の南端に位置する、こんな野生動物の宝庫のフジタカヌー笠置工場は
カヌースクールを終えて、わかさぎ温泉にご入浴されたのち、お時間がございましたら
いつでもご見学いただけます。
日本のカヌーの歴史とファルトボートの製作現場と自然。
カヌースクールと合わせて、いつでもお越しくださいませ。
以上、かなり強引にアライグマとカヌースクールを結びつけてみました。
【アライグマ】
哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される夜行性の哺乳類。
体長約55cm、体重約5-8kg、灰褐色の体毛をもち、目の周りから頬にかけて黒い斑紋がある。
狸とよく似ているが、アライグマには眉間の縞、白い耳の縁、白いひげがあり
長くふさふさとした黒い横縞がある尾や5本の長い指でその違いを見分けることができる。
水辺近くの森林に生息。前足を器用に使うことができ、木登りや泳ぎが得意。
春には4-6頭の子供を生む。野生下では滅多に人を襲うことはないが
アライグマは狂犬病に感染している可能性があり、注意を要する動物。
子供のアライグマの首根っこをつかむと、足をばたつかせてすさまじい声で鳴き続ける。
【タヌキ】
日本には北海道のエゾタヌキと本州・四国・九州のホンドタヌキの2亜種が棲息。
エゾタヌキはホンドタヌキよりやや被毛が長く、四肢もやや長め。
【ホンドタヌキ】
ネコ目イヌ科タヌキ属に属するタヌキの日本産亜種。
顔の目の周りの黒い模様から「八文字」と呼称される。
春から夏にかけては子育ての時期。
3月中旬に巣穴の中で通常は3 – 5匹出産。
5月初頭になると幼獣は親タヌキ夫婦と一緒に巣穴の外に出て行動するようになり
食べ物も自分で見つけられるようになる。
夏は親子で行動する。
秋は子どもが親離れをする時期。
上田洋樹