今年は好天が続き、湖岸沿いの雪はほとんどが溶けていました。
銀世界は遠き山のうえに。
気を取り直して、竹生島を目指すことにします。
出艇場所のつづら尾崎周辺は、強い北西風の吹き出し口になっている舟の難所。
当日の状況を慎重に判断しながら島へ渡ります。
経験者が集っていたので、迫力ある波風も力強く漕ぎ抜けていきます。
島内に建つ宝厳寺では、水と縁の深い弁財天を祀っています。
弁天様のお使いは白蛇とのこと。
巳年にかけて、皆さんと一緒に日頃のお礼を参拝してきました。
手早く観光を済ませ、再びつづら尾崎へ。
冷たい北風をさけられる場所を探して昼食休憩。
湖北の冬の名物といえば鴨。
この日の献立は地元の真鴨を使った鴨南蛮そば。
しっかりとしたお出汁が効いていて、深い味わいを美味しくいただきました。
おかわりも多く、綺麗に完食。
日の高いうちに菅浦の浜へ到着。
琵琶湖一周を目指すメンバーも多く、参加者同士での会話も盛りあがりました。
つづらお荘のお風呂で体を汗を流して解散。
遠く青空に浮かぶように竹生島をジッと眺めていると、湖岸の桜に目がいきました。
よく観察すると枝には小さい蕾がしっかりと結ばれています。
立春も過ぎ、少しずつ春の気配を感じられるようになりました。
お花見も、もうすぐですね。
ツアーの様子は、YouTubeでもご覧いただけます。
英虞湾周遊 奈良自然熟
8月22日(水)、奈良自然塾の7名さまとともに、賢島や御座白浜で知られる
三重県の英虞湾に行ってきました。
この日は、複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に
究明する探偵ナイトスクープさながら、英虞湾の複雑に入り組んだ島々に鋭い漕ぎ
(かどうかは不明ですが・・・)を入れ、多様な自然を徹底的(なのかも不明ですが・・・)
に究明してきました。
遊覧船とカヤック。そして、いたっておだやかな内海の英虞湾。
近鉄賢島駅南には多くの島が点在しています。
この地では地図と、今回は装備しなかったですがコンパスは必需です。
それらがなければ、多くの島々で現在地が把握できなくなるからです。
水の透明度は高くもなく低くもなく、水深3mほどなら海底は確認できます。
民宿「美城」さんでの昼食。
渡りガニ(ガザミ)、ほたての他、お刺身、小鉢2品、牛肉の炒め物、ご飯、お吸い物と
日帰りツアーでは、かつてないほどの豪華な昼食でした。
中でも渡りガニは塩加減が絶妙で、見た目以上に身が多く、食べ応えがありました。
東久保さん、毎回昼食の手配ありがとうございます。ごちそうさまでした。
民宿は海に面していて、コテージ風の部屋や男女独立したお風呂、テラスなどがあり
とてもいい雰囲気でした。
英虞湾に漂うタコクラゲ。
触手の数が8本なのがその名の由来です。無毒。
クラゲにしては機敏な動きで、活動的に泳いでいました。
いかにも「貝」といった形の貝。
シェル石油のロゴマークのようです。
「ココロも満タンに」の高松の会員さま
湖北ナイトツアー、ご都合がよければ今年も遊びに来てくださいね。
上田洋樹
2011.11.20 奥琵琶湖の紅葉ツアー報告(菅浦〜塩津)
豊かな広葉樹林が残る奥琵琶湖。
秘境とも称される「つづら尾崎」周辺を、水上から散策してきました。
毎月開催している琵琶湖ツアーでは、カヌー・カヤックでびわ湖一周に挑戦している。
今回は紅葉という季節感もあり、いつも以上に賑やかなツーリングとなった。
この日の天候は、複雑に変化した。季節の移り変わる瞬間とはこういうものか。
小さなカヌーで湖にたたずむと、全身の感覚で自然に触れることができる。
断続的に吹く冷たい風と雨も、いつの間にかツーリングの面白さへと繋がった。
少し穏やかな色味と感じた広葉樹林に、雲の隙間から薄日がさす。
その瞬間だけ雨に濡れた葉が輝き、つかの間の鮮やかな姿を現してくれた。
塩津に近づく頃、ゴールへと導いてくれるように、うっすらと虹のアーチが現れた。
思わず歓声があがる。一瞬ごとに変化する景色は、どれも私達の大切な思い出となった。
ゴール後は、ファルトボートや道具を手早く片付け。
雨風で冷えた体を、国民宿舎つづらお荘のお風呂で暖める。
最後は秋らしい味覚を楽しんでもらおうと、熱々のきのこ汁を準備。
鍋を囲み、暮れ行く湖の景色を眺めながらの交流は、いつまでも尽きなかった。
ご参加もご参加いただき、ありがとうございます。
次回は12月11日(日)に、今回のゴールの塩津から湖東を南下ながら巡るコース。
この報告を見られて興味を持たれた方は、カレンダーに丸印をお忘れなく。