春分の日となる3月20日より、笠置カヌースクールを開校しました。
四季を通して楽しませてもらっている木津川に感謝の気持ちを込めて、
毎年恒例の川開きイベントとして、スクール開始前に全員で河川敷を清掃。
お掃除で心もさっぱりしたあとは、スクールで元気に遊びましょう。
カヌーで初めて水に浮かんだ瞬間の表情は輝いてますね〜。
今年も沢山の素敵な笑顔と出会えますように。
ご夫婦で仲良くご参加。
軽妙な会話を交えながら、いつも一緒に漕がれていたのが印象的でした。
本日の昼食はアウトドア料理
採れたて山菜の天ぷら
豊かな自然が残る笠置ならではのおもてなしです。
そして、全員で手作りをした水餃子。肌寒い日には嬉しいアツアツメニューです。
椅子に座る隙を与えない昼食休憩でした。
午後からのミニツーリング。大きな瀬を越えてほっと一安心の笑顔。
普段はカナディアンカヌーに乗られているとのこと。いつもと少し違った視点からの景色は
如何でしたか。
春の恵みを全身に浴びながらの川下り。
初対面の参加者同士とも会話が弾む、楽しい1日を過ごしていただけました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!
波を渡って竹生島へ 琵琶湖雪見ツアー報告 2013.2.3
今年は好天が続き、湖岸沿いの雪はほとんどが溶けていました。
銀世界は遠き山のうえに。
気を取り直して、竹生島を目指すことにします。
出艇場所のつづら尾崎周辺は、強い北西風の吹き出し口になっている舟の難所。
当日の状況を慎重に判断しながら島へ渡ります。
経験者が集っていたので、迫力ある波風も力強く漕ぎ抜けていきます。
島内に建つ宝厳寺では、水と縁の深い弁財天を祀っています。
弁天様のお使いは白蛇とのこと。
巳年にかけて、皆さんと一緒に日頃のお礼を参拝してきました。
手早く観光を済ませ、再びつづら尾崎へ。
冷たい北風をさけられる場所を探して昼食休憩。
湖北の冬の名物といえば鴨。
この日の献立は地元の真鴨を使った鴨南蛮そば。
しっかりとしたお出汁が効いていて、深い味わいを美味しくいただきました。
おかわりも多く、綺麗に完食。
日の高いうちに菅浦の浜へ到着。
琵琶湖一周を目指すメンバーも多く、参加者同士での会話も盛りあがりました。
つづらお荘のお風呂で体を汗を流して解散。
遠く青空に浮かぶように竹生島をジッと眺めていると、湖岸の桜に目がいきました。
よく観察すると枝には小さい蕾がしっかりと結ばれています。
立春も過ぎ、少しずつ春の気配を感じられるようになりました。
お花見も、もうすぐですね。
ツアーの様子は、YouTubeでもご覧いただけます。
大津の夜景とクリスマス 琵琶湖一周ツアー報告2012.12.16
日帰りツーリングを繰り返しながら琵琶湖一周を目指すツアー。
今月は琵琶湖大橋から大津にかけて、南湖と呼ばれるエリアの東岸を漕ぐコース。
2012年の最後を飾る、イベント盛りだくさんの1日を楽しみました。
初冬の寒さを忘れるような好天。
夕方からのナイトツーリングまで十分に時間もあり、
興味のわいた場所へ寄り道しながら、のんびりと漕ぎ進んでいくことにします。
浜に流れ着いた立派な冬瓜との出会い。どこから旅をしてきたのでしょうか。
株状になって生えているヨシ群生は、林のような空間になっていました。
暖かい場所で日が暮れるのを待って、ナイトツーリングに出発。
ひとつ、ふたつ。街灯の明かりが増えてるにつれて、湖面がとろりと暗くなっていきます。
夜景のメインは大津港の「びわこ花噴水」
放水時間にタイミングを合わせて見学しました。
ツーリングの片づけと着替えを済ませたあとは、「大津の迎賓館」と呼ばれた
びわ湖大津館でのクリスマスディナー。
和気あいあいと話も弾むなか、今回で琵琶湖一周を達成された市場氏を
参加者全員で祝福しました。
この瞬間は、何回立ち会っても感動の場面です。
これからも多くの方に一周を達成する喜びを受け取っていただき、
共に分かち合っていきたいと思います。
数え切れないくらいに沢山の思い出を作り上げながら、今年度の琵琶湖一周ツアーを
終えることができました。
2013年も湖岸に多くの方が集い、ひとつの目標に向かって進めることを楽しみにしています。
琵琶湖・晩秋の多景島ツアー報告 2012.11.25
悪天候の隙間に訪れた小春日和のなか、約6.5キロ先の湖中に浮かぶ多景島と、
島内にある見塔寺をカヌー・カヤックで見学してきました。
湖がよく似合うカヌー。なんと、自作の二分割式の木製カヌーでのご参加です。
こだわりを感じる作りですが、まだまだ改造を続けるとの事。
乗るだけでなく、作る楽しみもあって面白いですね。
湖面は青空が溶けるこんだような静けさ。
スクールをうけたばかりの初心者の方も一定のペースで少しずつ進みながら、
一人でしっかりと漕いで島に到着されました。
島をぐるりと一周すると、名前の由来とおり見る角度によって印象が変化します。
差し入れのお菓子がでてくると、自然とみんなが集まってきます。湖上で一休み。
彦根城のお堀内を散策。紅葉もちょうど見頃でした。
最後になりましたが、参加者の皆さんから沢山の感想をいただきました。
天気が良く、多景島から北湖方面の眺望を見渡せたことに感動された方。
ゆっくりペースのお陰で、静かな湖面を優しく撫でるように、ゆったりとパドルを入れて
語り合えた時間を喜ばれる夫婦で参加された奥様。
ほかにも、湖面の波や色が静かでありながらも多彩な印象を受け、表情豊かな琵琶湖を
感じた方が多かったです。
しっかり漕ぐことができる方には天気が良すぎて湖面の変化が少なく、
のんびり漕ぐという面は良かったものの、ゆったり過ぎた感じをもったとのご感想もありました。
帰路に島を振り返った時、背景がもやに包まれる中で多景島と沖の白石だけがくっきりと
見えたのが幻想的だったと、素晴らしい風景を発見された男性の方もおられます。
同じ場所をツーリングしていても、それぞれに違った気づきがあって興味深いです。
ツアー終了後は、景色を包み込むような夕日を眺めながらのコーヒータイム。
来月12月16日(日)の琵琶湖一周ツアーでは、夕照に染まった湖のなかを漕ぐ予定です。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
さらに練習 ステップアップスクール後編報告
8月11日(日)は、ステップアップスクール後編を開催しました。
前編と同様、一日の予定をご説明したあとは、参加メンバーの皆さんに
自己紹介と、このスクールへの参加の動機などをお話していただきました。
皆さん強い向上心を持たれていると、毎回感じます。
今年のステップアップスクールの陸上講習は出来る限り短くして、ひたすら実践あるのみ!
早速、水上に艇を浮かべました。
颯爽と上流域に漕ぎ上がる。
この日も皆さんの意気込みが伝わってきました。
後編の午前はフォワードストロークと横移動のスカーリングについて。
フォワードストロークは前編と重複する内容もありましたが
前編ではお伝えしなかったことも説明に盛り込みました。
通常、艇はパドリングでブレードの裏面に向かって進む(リバースストロークの場合は
表面に向かって)のですが、このスカーリングだけはそうではありません。
スクリューの原理で生じる複合推進力で艇は横移動します。
今回のデザート、ミルク寒天。まだまだ修行が必要です・・・。
昼食休憩を終えて、後編では午後から銭司までツーリング。
当日の水の流れに合わせて、本流への進入などの練習を行いました。
練習の途中には、実用的ではないですが、体の可動域を広げる目的で
クロスドローなど、いくつかお遊びの要素も取り入れてみました。
カヤックコウノトリさん限定のアルピナ-1-450・ロンドンオリンピック仕様。
真っ白な船体が、木津川の水上に映えていました。
後編でも再乗艇の特訓。
多くの方が、この状態からバランスを崩さずにコックピットの真上まで移動するのが
難しいようでした。コツは上半身を立てて、デッキの外側を左右均等に押さえバランスをとり
内腿を両手に近づけていくことです。
ツーリング後半の記念写真。最初は普通に撮影しましたが、ここから、
後方へ倒れ込むようにジャンプしていただきました。
膝が水面より出ている方はかなりの跳躍力です。
ワンテンポ遅れた彼女がかなりお茶目。
前編に引き続き、後編へのご参加、Muchas gracias!
11名の皆さん、ご参加ありがとうございました。
上田洋樹
漕艇技術の向上を目指して ステップアップスクール前編報告
8月5日(日)、今年初のステップアップスクールを行いました。
過去、ステップアップスクールは秋に開催していたのですが、昨年に
「来年は水温が高い時期に開催して欲しい。」とのリクエストがありましたので
今年は夏に日程を組みました。
午前はフォワードストロークと横移動のドローストロークを中心に講習を進めました。
午前の最後は、
再乗艇に取り組みました。
再乗艇はコックピット横からとスターンからの2通りの方法を説明。
皆さん果敢に挑戦されていました。
後からの乗艇に見事成功!
12時からは、1時間30分ゆっくりと休憩しました。
たまにはデザートを作ってみようと思い立ち、
前日に仕込んだゼリーの上に、バレンシアオレンジとホイップクリームをのせてみました。
13:30から午後の部開始。
午後からは「リーン」について。
艇が静止した状態でのリーン、推進力をつけてのリーン、そしてこの写真のように
2人1組となって、最大限倒せるところまで傾きをつけていただきました。
多くの方がこの状態までのリーンと、水平状態までの復元ができました。
ここからパドルの持ち方と構え、ブレードの動かし方、上半身を起こすタイミングの
すべてを把握・実行できればロールは成功します。
9月17日(月祝)のロール編をどうぞお楽しみに!
沈したあとは、再乗艇でセルフレスキューです。
時には休憩・・・。
午前のフォワードストロークを復習されているように見えました。
漕ぎ始めのフォームがきれいです。
2分割の自作艇でご参加。各部に丁寧な仕事が施されていました。
いい表情ですね!
午後からもハードに練習が続きましたので、最後に岩場で休憩。
つかの間、岩からの飛び込みを楽しみました。
私も同じような着水をしてしまいましたが、後方宙返りの着水を失敗すると
軽い脳震盪を起こしたりしますので、お互い気をつけましょうね。
最後の講習前はゆっくりと休憩しました。
ステップアップスクール前編の最後は流水域での脱艇からパドルと艇の確保、そして
艇の復元から岸へ艇を寄せる、と一連のセルフレスキューを体験していただきました。
日が傾き始めた午後4時過ぎ、ステップアップスクール前編が無事に終了。
西日できらめく水上を眺めて、この日最後のストローク。
ステップアップスクール前編は、「心地よい疲れ」を通り越してしまいました・・・。
私自身は近年稀にみるグッタリ感が残りましたが、そんな疲れに比例するように
充実感にも包まれた一日でした。
13名の皆さん、スクールへのご参加ありがとうございました。
「カヤックとは乗るものではなく、身にまとうものだ。」と
誰かがどこかで言っていましたが、いつかそんな風にカヤックを着こなしてくださいね!
上田洋樹
木津川下見ツーリング報告 2012年8月17日(金)
明日は木津川・木津〜流れ橋ツアーです。
先日の集中豪雨でコースに変化が生じたかも知れませんので
本日の15時より下見ツーリングを行いました。
現在、加茂のテレメーターは閉局となっていますが、水位はおそらく−2.35mほど。
木津より下流の流れは、いたっておだやかでした。
木津川で源流部を除いて、最も水の透明度が高い、近鉄鉄橋下流の水たまり。
今日もとてもきれいでした。
稚魚も気持ちよさそうに泳いでいました。
ダイナミックな夏の雲が美しい下見ツーリングでしたが
その雲より印象的だったのは、インド人が沐浴していたこと。
最も印象的だったのは、京奈和道を過ぎた右岸で、水着一枚の男性が
黙々と腕立て伏せをしていたこと。
あまりのインパクト・ストイックさに、思わず横に並んで腹筋しようかと思いましたが
工場に帰ってからの仕事があるので断念しました。
と、毎回多くの発見がある木津川。
明日ご参加される皆さん、暑い一日になると思いますが
木津川ツーリングをともに楽しみましょう。
上田洋樹
海岸線クルージング 山陰海岸洞窟めぐりツアー報告 7月29日
2012年山陰海岸ツアーの報告2は29(日)の様子をご紹介します(動画はこちらからどうぞ)。
ツアーの2日目は、前田が土曜日の夕暮れ時に仕掛けた蟹カゴを引き上げることから
始まりました。午前6時、餘部の浜にあるテトラポッド付近の収穫を確認する前田。
仕掛けは2つ。最初のカゴには何も入っていなかったですが、2つ目のカゴには、
小さなカワハギとイシダイ、そして15cmくらいのメバル(?)の6匹が入っていました。
どんな生物でもよかったみたいですが、子供たちに海の生命を見せたかったようです。
早朝の漁を終えてから、朝食・出艇準備・車の回送を終えると、いよいよツーリングの開始です。
日曜日の海上は、土曜日よりさらに穏やかになって、終始優雅な航行でした。
ツーリングではバウデッキにカメラを固定して動画を撮影されていた市場さん。
市場さん撮影の28(土)に訪れた洞窟、「天国と地獄」の映像はこちらからどうぞ。
半円柱状に高くそびえ立つ岸壁。
写真では、その壮大さが伝わらないですが、実際にこの場にカヤック漕ぎ入れると
自然が造り出す造形の見事さに圧倒されます。多くの方が印象に残ったことでしょう。
通称「メガネ岩」。
この時間の潮位は高く、画面中央左の輪を往復された猛者もいらっしゃいました。
洞窟内、ツーリング風景のシルエット。
今回、笠置からスタッフ号で山陰までの往復をご一緒した関川さん。
初日の回送時の待ち時間や、日曜日の早朝では水彩画を描かれていました。
いつ接しても「大人だなぁ。」と感じることが多く、私が尊敬する先輩の一人です。
ほとんどの洞窟・洞門の入り口は丸みを帯びた形なのですが、こんな風に角ばった所もあります。
三角形もあります。
珍しいウッドとカーボンの複合パドルを愛用されている角丸さん。
この洞窟も、画面にはないですが右側にある入口(出口)から通り抜けることができます。
この洞窟の北西30mあたりに「インディアン島」があります。
柱状節理ならぬ柱状突起?無数の細長い四角柱が集合した岩。
これまで何気なく通過していた所に、毎回新しい発見があるのも
カヤックツーリングの大きな魅力の一つです。
日曜日もコース中間地点の岩場で休憩。
子供たちが眺めているその先には、
太陽の光でキラキラと鱗が光る小魚の群れや、
体調5cmくらいのイシダイの子供の群れ。
これまで何度も山陰の海でシュノーケリングしましたが、こんなに間近で
イシダイの群れを見たのは初めてのことでした。隊列を組み、尾びれを細かく振って
泳ぐその姿は、私にとって2日間で最も印象に残った瞬間でした。
休憩を終えてからは、ゴールの香住を目指します。
ツーリング終盤は香住海岸西に流れ込む矢田川を1kmほど遡り
淡水域で艇の塩抜きと、全身水に浸かって体を冷やしました。
矢田川を下る直前、ツアーの最後に全員で記念撮影。
皆さんの晴れやかな表情が素敵な1枚です。
この後、矢田川河口に着艇。
撤収を終えてから、全員で香住の食堂で昼食をとって、解散となりました。
土曜日の4名・両日の14名の皆さん、ご参加ありがとうございました。
来年の山陰でもご一緒できることを楽しみにしています!
上田洋樹
動画は2本あります。一覧はこちらからどうぞ。
梅雨明けのシーカヤッキング 山陰海岸洞窟めぐりツアー報告 7月28日
海は梅雨明け直後、「梅雨明け十日」と呼ばれる凪の状態となります。
フジタカヌーではシーカヤッキングに絶好なこの時期に山陰海岸ツアーを毎年開催しています。
2012年7月28日(土)の洞窟めぐりツーリングは小学4年生の男の子から
私の父と同世代くらいの方まで、男性15名、女性5名、総勢20名の方がご参加くださいました。
まずは、ツアー初日の様子を18枚の写真でご紹介します。
動画はこちらからどうぞ。
出艇はJR浜坂駅にほどなく近い田井の浜から。
浜を出て、30分ほど漕ぐと「T路の洞窟」があります。
この洞窟は文字通り平面状でT字になっていて、細い入り口から進入すると突き当たり
そこから洞窟が左右に分かれています。
写真のシャッタースピードは90分の1秒くらい。
青いブレードの軌跡がきれいな1枚となりました。
洞窟内の水の色は独特。
イタリアの青の洞窟まで行かなくても、日本にはこんな素敵な場所があります。
T字の洞窟の入り口。
突き当たり付近では天から、夏の強い日差しが差し込んでいます。
この写真の左側では、波が高くなると岩に強く水が当たり
「ドーン」という重低音が洞窟内に響きます。
天からの光で明るく光る黄色のカヤック。
山陰海岸に数ある洞窟の中でも、この洞窟はきっと印象に残る空間だったと思います。
そして山陰海岸ツアー初日のメインの洞窟、「天国と地獄」。
この洞窟も入り口は広いのですが、奥に行くに連れて幅が狭くなり
突き当たりで航路が直角となります。
それから幅はパドリングができなほど更に狭くなって、光がない暗闇となります。
事前に準備していただくようにお伝えしていたヘッドランプはこの洞窟で使用していただきました。
暗闇の地獄を抜けると、光で生じる岩の陰影の出口があります。
この洞窟は通り抜けることができるのです。
天国を洞窟の外側から撮影。
ここから大島を過ぎて、磯で40分ほど休憩しました。
磯で上陸してからは、しばらく自由な時間です。
多くの方々がゴーグルを装着して遊泳の時間を過ごされていました。岩場ではカニ
水中には紫ウニ、イソギンチャク、サザエ、アワビ、トコブシと多くの生物を観察できました。
参加メンバーの仲井さんからの差し入れのスイカ。
大玉のスイカは、かなり重たかったと思います。
お心遣いに感謝します。氷もありがとうございました。
航程中間での休憩を終えると、ゴールの新余部橋を目指します。
以前は趣のある鉄骨の橋脚が狭い間隔で立ち並んでいたのですが
コンクリートの鉄道橋となってからは、海上からは3つの橋脚が見えるようになりました。
風情がなくなった反面、地元の方に感想を聞いてみれば
「音が静かになって、何より列車が落ちる心配がなくなって安心できる。」とのことでした。
餘部着艇後は川戸屋さんの2つのお風呂で男女別れて入浴。そして19:15から夕食。
今回のツアー参加費を、昨年の料金より高めに設定したのは、
このお刺身の舟盛りをお願いしたからです。
他にはサザエのつぼ焼きや
焼きガニなど、食べきれないほどの量でした。
食事のあとは、今回参加の子供たちのために、スタッフ前田提案の花火タイムを
川戸屋さんの向かいにある小さな公園で設けました。
手持ち花火や、
吹き上がり、はじけるように光る花火。
やさしくそよぐ海風の中、夏の風物詩がツアー初日の最後を美しく飾ってくれました。
新余部橋を通過する列車。
この夜は全員早めに就寝して、翌日のツーリングに備えたのでした。
29日編につづく
上田洋樹
ツアー動画は2本あります。You tubeでご覧ください。
6月11日(月) 笠置カヌースクール報告
梅雨入りした6月の平日、カヌースクールを開催しました。
今回は講習風景を中心に1日の様子をご紹介します。
カヌースクールは10時30分開始。
1日の予定をお伝えしてからはスタッフ紹介とご参加の皆さんの自己紹介。
準備運動をしてから、装備や道具の説明、パドリングの基本(前進、後進
減速、方向転換)、艇の説明、運搬の仕方などの陸上講習を行います。
写真はパドルについて説明しているところです。
漕ぎ方の説明のあとは全員で水際までカヤックを運び、乗り降りや姿勢
転覆した際の対処の仕方などをお伝えします。
これらの講習後は流れのおだやかな水域で、まずは自由に乗っていただきます。
少し慣れてきた頃には下半身の使い方や定位置旋回、スターンラダーの練習を
行います。12時からは1時間の昼食休憩。
午後からは約6kmをツーリングします。
川を下る前には瀬の下り方やコース取り、水の流れや障害物の見極め方
本流への入り方や岸へ艇を寄せる方法などをご説明します。
毎回この説明時は皆さん真剣に話を聞いてくださいます。
川下りの説明のあとは、水辺で艇の傾け方やバランスの取り方、艇内にたまった
水の抜き方、流れのある所で沈した際の対処方などを説明。
そして、いよいよツーリング開始。
笠置大橋下の瀬。
いつもは右岸側から撮影するのですが、この日は左岸から撮影しました。
午前から笠置大橋下の瀬を通過するまでは沈はゼロでしたが
その後の左カーブの瀬から、ゴールするまで沈が続出・・・。
画面右側は大阪南港北ATC内にお店を構えるカヤックコウノトリの河野さん。
当日はレスキューありがとうございました!
コース前半の1枚。
中間地点では休憩のあとに流れを横断するフェリーグライドを練習します。
ゴールまで1.5kmほどの地点、全員で筏を組み記念撮影。
この日のご参加は16名。梅雨の時期ですが、そよ風が心地いい一日でした。
フジタカヌー 上田洋樹