漕艇技術の向上を目指して ステップアップスクール前編報告

8月5日(日)、今年初のステップアップスクールを行いました。
過去、ステップアップスクールは秋に開催していたのですが、昨年に
「来年は水温が高い時期に開催して欲しい。」とのリクエストがありましたので
今年は夏に日程を組みました。
午前はフォワードストロークと横移動のドローストロークを中心に講習を進めました。
午前の最後は、
20120805IMGP0021.jpg
再乗艇に取り組みました。
再乗艇はコックピット横からとスターンからの2通りの方法を説明。
皆さん果敢に挑戦されていました。
20120805IMGP0022.jpg
後からの乗艇に見事成功!
12時からは、1時間30分ゆっくりと休憩しました。
20120805IMGP0028.jpg
たまにはデザートを作ってみようと思い立ち、
20120805IMGP0033.jpg
前日に仕込んだゼリーの上に、バレンシアオレンジとホイップクリームをのせてみました。
13:30から午後の部開始。
20120805IMGP0049.jpg
午後からは「リーン」について。
艇が静止した状態でのリーン、推進力をつけてのリーン、そしてこの写真のように
2人1組となって、最大限倒せるところまで傾きをつけていただきました。
多くの方がこの状態までのリーンと、水平状態までの復元ができました。
ここからパドルの持ち方と構え、ブレードの動かし方、上半身を起こすタイミングの
すべてを把握・実行できればロールは成功します。
9月17日(月祝)のロール編をどうぞお楽しみに!
20120805IMGP0052.jpg
沈したあとは、再乗艇でセルフレスキューです。
20120805IMGP0053.jpg
時には休憩・・・。
20120805IMGP0056.jpg
午前のフォワードストロークを復習されているように見えました。
漕ぎ始めのフォームがきれいです。
20120805IMGP0062.jpg
2分割の自作艇でご参加。各部に丁寧な仕事が施されていました。
いい表情ですね!
20120805IMGP0072.jpg
午後からもハードに練習が続きましたので、最後に岩場で休憩。
20120805IMGP0103.jpg
つかの間、岩からの飛び込みを楽しみました。
私も同じような着水をしてしまいましたが、後方宙返りの着水を失敗すると
軽い脳震盪を起こしたりしますので、お互い気をつけましょうね。
最後の講習前はゆっくりと休憩しました。
20120805IMGP0120.jpg
20120805IMGP0123.jpg
20120805IMGP0125.jpg
20120805IMGP0132.jpg
20120805IMGP0178.jpg
ステップアップスクール前編の最後は流水域での脱艇からパドルと艇の確保、そして
艇の復元から岸へ艇を寄せる、と一連のセルフレスキューを体験していただきました。
201208805IMGP0182.jpg
20120805IMGP0186.jpg
日が傾き始めた午後4時過ぎ、ステップアップスクール前編が無事に終了。
西日できらめく水上を眺めて、この日最後のストローク。
20120805IMGP0197.jpg
ステップアップスクール前編は、「心地よい疲れ」を通り越してしまいました・・・。
私自身は近年稀にみるグッタリ感が残りましたが、そんな疲れに比例するように
充実感にも包まれた一日でした。
13名の皆さん、スクールへのご参加ありがとうございました。
「カヤックとは乗るものではなく、身にまとうものだ。」と
誰かがどこかで言っていましたが、いつかそんな風にカヤックを着こなしてくださいね!
上田洋樹

英虞湾周遊 奈良自然熟

8月22日(水)、奈良自然塾の7名さまとともに、賢島や御座白浜で知られる
三重県の英虞湾に行ってきました。
この日は、複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に
究明する探偵ナイトスクープさながら、英虞湾の複雑に入り組んだ島々に鋭い漕ぎ
(かどうかは不明ですが・・・)を入れ、多様な自然を徹底的(なのかも不明ですが・・・)
に究明してきました。
20120822IMGP0001.JPG
遊覧船とカヤック。そして、いたっておだやかな内海の英虞湾。
近鉄賢島駅南には多くの島が点在しています。
この地では地図と、今回は装備しなかったですがコンパスは必需です。
それらがなければ、多くの島々で現在地が把握できなくなるからです。
水の透明度は高くもなく低くもなく、水深3mほどなら海底は確認できます。
20120822IMGP0012.JPG
民宿「美城」さんでの昼食。
渡りガニ(ガザミ)、ほたての他、お刺身、小鉢2品、牛肉の炒め物、ご飯、お吸い物と
日帰りツアーでは、かつてないほどの豪華な昼食でした。
中でも渡りガニは塩加減が絶妙で、見た目以上に身が多く、食べ応えがありました。
東久保さん、毎回昼食の手配ありがとうございます。ごちそうさまでした。
民宿は海に面していて、コテージ風の部屋や男女独立したお風呂、テラスなどがあり
とてもいい雰囲気でした。
20120822IMGP0019.JPG
英虞湾に漂うタコクラゲ。
触手の数が8本なのがその名の由来です。無毒。
クラゲにしては機敏な動きで、活動的に泳いでいました。
20120822IMGP0020.JPG
いかにも「貝」といった形の貝。
シェル石油のロゴマークのようです。
「ココロも満タンに」の高松の会員さま
湖北ナイトツアー、ご都合がよければ今年も遊びに来てくださいね。
上田洋樹

木津川下見ツーリング報告 2012年8月17日(金)

明日は木津川・木津〜流れ橋ツアーです。
先日の集中豪雨でコースに変化が生じたかも知れませんので
本日の15時より下見ツーリングを行いました。
20120817IMGP0011.JPG
現在、加茂のテレメーターは閉局となっていますが、水位はおそらく−2.35mほど。
木津より下流の流れは、いたっておだやかでした。
20120817IMGP0013.JPG
木津川で源流部を除いて、最も水の透明度が高い、近鉄鉄橋下流の水たまり。
今日もとてもきれいでした。
20120817IMGP0021.JPG
稚魚も気持ちよさそうに泳いでいました。
20120817IMGP0038.JPG
ダイナミックな夏の雲が美しい下見ツーリングでしたが
その雲より印象的だったのは、インド人が沐浴していたこと。
最も印象的だったのは、京奈和道を過ぎた右岸で、水着一枚の男性が
黙々と腕立て伏せをしていたこと。
あまりのインパクト・ストイックさに、思わず横に並んで腹筋しようかと思いましたが
工場に帰ってからの仕事があるので断念しました。
と、毎回多くの発見がある木津川。
明日ご参加される皆さん、暑い一日になると思いますが
木津川ツーリングをともに楽しみましょう。
上田洋樹

海岸線クルージング 山陰海岸洞窟めぐりツアー報告 7月29日

2012年山陰海岸ツアーの報告2は29(日)の様子をご紹介します(動画はこちらからどうぞ)。
20120729IMGP0003.jpg
ツアーの2日目は、前田が土曜日の夕暮れ時に仕掛けた蟹カゴを引き上げることから
始まりました。午前6時、餘部の浜にあるテトラポッド付近の収穫を確認する前田。
仕掛けは2つ。最初のカゴには何も入っていなかったですが、2つ目のカゴには、
20120729IMGP0008.jpg
小さなカワハギとイシダイ、そして15cmくらいのメバル(?)の6匹が入っていました。
どんな生物でもよかったみたいですが、子供たちに海の生命を見せたかったようです。
早朝の漁を終えてから、朝食・出艇準備・車の回送を終えると、いよいよツーリングの開始です。
20120729IMGP0015.jpg
日曜日の海上は、土曜日よりさらに穏やかになって、終始優雅な航行でした。
20120729IMGP0018.jpg
ツーリングではバウデッキにカメラを固定して動画を撮影されていた市場さん。
市場さん撮影の28(土)に訪れた洞窟、「天国と地獄」の映像はこちらからどうぞ。
20120729IMGP0029.jpg
半円柱状に高くそびえ立つ岸壁。
写真では、その壮大さが伝わらないですが、実際にこの場にカヤック漕ぎ入れると
自然が造り出す造形の見事さに圧倒されます。多くの方が印象に残ったことでしょう。
20120729IMGP0046.jpg
通称「メガネ岩」。
この時間の潮位は高く、画面中央左の輪を往復された猛者もいらっしゃいました。
20120729IMGP0066.jpg
洞窟内、ツーリング風景のシルエット。
20120729IMGP0068.jpg
今回、笠置からスタッフ号で山陰までの往復をご一緒した関川さん。
初日の回送時の待ち時間や、日曜日の早朝では水彩画を描かれていました。
いつ接しても「大人だなぁ。」と感じることが多く、私が尊敬する先輩の一人です。
20120729IMGP0073.jpg
ほとんどの洞窟・洞門の入り口は丸みを帯びた形なのですが、こんな風に角ばった所もあります。
20120729IMGP0082.jpg
三角形もあります。
珍しいウッドとカーボンの複合パドルを愛用されている角丸さん。
この洞窟も、画面にはないですが右側にある入口(出口)から通り抜けることができます。
この洞窟の北西30mあたりに「インディアン島」があります。
20120729IMGP0096.jpg
柱状節理ならぬ柱状突起?無数の細長い四角柱が集合した岩。
これまで何気なく通過していた所に、毎回新しい発見があるのも
カヤックツーリングの大きな魅力の一つです。
日曜日もコース中間地点の岩場で休憩。
20120729IMGP0099.jpg
子供たちが眺めているその先には、
20120729IMGP0122.jpg
太陽の光でキラキラと鱗が光る小魚の群れや、
20120729IMGP0123.jpg
体調5cmくらいのイシダイの子供の群れ。
これまで何度も山陰の海でシュノーケリングしましたが、こんなに間近で
イシダイの群れを見たのは初めてのことでした。隊列を組み、尾びれを細かく振って
泳ぐその姿は、私にとって2日間で最も印象に残った瞬間でした。
休憩を終えてからは、ゴールの香住を目指します。
ツーリング終盤は香住海岸西に流れ込む矢田川を1kmほど遡り
淡水域で艇の塩抜きと、全身水に浸かって体を冷やしました。
20120729IMGP0163.jpg
矢田川を下る直前、ツアーの最後に全員で記念撮影。
皆さんの晴れやかな表情が素敵な1枚です。
この後、矢田川河口に着艇。
撤収を終えてから、全員で香住の食堂で昼食をとって、解散となりました。
土曜日の4名・両日の14名の皆さん、ご参加ありがとうございました。
来年の山陰でもご一緒できることを楽しみにしています!
上田洋樹
動画は2本あります。一覧はこちらからどうぞ。

梅雨明けのシーカヤッキング 山陰海岸洞窟めぐりツアー報告 7月28日

海は梅雨明け直後、「梅雨明け十日」と呼ばれる凪の状態となります。
フジタカヌーではシーカヤッキングに絶好なこの時期に山陰海岸ツアーを毎年開催しています。
2012年7月28日(土)の洞窟めぐりツーリングは小学4年生の男の子から
私の父と同世代くらいの方まで、男性15名、女性5名、総勢20名の方がご参加くださいました。
まずは、ツアー初日の様子を18枚の写真でご紹介します。
動画はこちらからどうぞ。
20120728IMGP0058.jpg
出艇はJR浜坂駅にほどなく近い田井の浜から。
浜を出て、30分ほど漕ぐと「T路の洞窟」があります。
この洞窟は文字通り平面状でT字になっていて、細い入り口から進入すると突き当たり
そこから洞窟が左右に分かれています。
写真のシャッタースピードは90分の1秒くらい。
青いブレードの軌跡がきれいな1枚となりました。
20120728IMGP0059.jpg
洞窟内の水の色は独特。
イタリアの青の洞窟まで行かなくても、日本にはこんな素敵な場所があります。
20120728IMGP0065.jpg
T字の洞窟の入り口。
突き当たり付近では天から、夏の強い日差しが差し込んでいます。
20120728IMGP0070.jpg
この写真の左側では、波が高くなると岩に強く水が当たり
「ドーン」という重低音が洞窟内に響きます。
20120728IMGP0071.jpg
天からの光で明るく光る黄色のカヤック。
山陰海岸に数ある洞窟の中でも、この洞窟はきっと印象に残る空間だったと思います。
20120728IMGP0086.jpg
そして山陰海岸ツアー初日のメインの洞窟、「天国と地獄」。
この洞窟も入り口は広いのですが、奥に行くに連れて幅が狭くなり
突き当たりで航路が直角となります。
それから幅はパドリングができなほど更に狭くなって、光がない暗闇となります。
事前に準備していただくようにお伝えしていたヘッドランプはこの洞窟で使用していただきました。
20120728IMGP0091.jpg
暗闇の地獄を抜けると、光で生じる岩の陰影の出口があります。
この洞窟は通り抜けることができるのです。
20120728IMGP0093.jpg
天国を洞窟の外側から撮影。
ここから大島を過ぎて、磯で40分ほど休憩しました。
20120728IMGP0099.jpg
磯で上陸してからは、しばらく自由な時間です。
多くの方々がゴーグルを装着して遊泳の時間を過ごされていました。岩場ではカニ
水中には紫ウニ、イソギンチャク、サザエ、アワビ、トコブシと多くの生物を観察できました。
20120728IMGP0111.jpg
参加メンバーの仲井さんからの差し入れのスイカ。
20120728IMGP0112.jpg
大玉のスイカは、かなり重たかったと思います。
お心遣いに感謝します。氷もありがとうございました。
20120728IMGP0129.jpg
航程中間での休憩を終えると、ゴールの新余部橋を目指します。
以前は趣のある鉄骨の橋脚が狭い間隔で立ち並んでいたのですが
コンクリートの鉄道橋となってからは、海上からは3つの橋脚が見えるようになりました。
風情がなくなった反面、地元の方に感想を聞いてみれば
「音が静かになって、何より列車が落ちる心配がなくなって安心できる。」とのことでした。
餘部着艇後は川戸屋さんの2つのお風呂で男女別れて入浴。そして19:15から夕食。
今回のツアー参加費を、昨年の料金より高めに設定したのは、
20120728IMGP0133.jpg
このお刺身の舟盛りをお願いしたからです。
20120728IMGP0135.jpg
他にはサザエのつぼ焼きや
20120728IMGP0142.jpg
焼きガニなど、食べきれないほどの量でした。
食事のあとは、今回参加の子供たちのために、スタッフ前田提案の花火タイムを
川戸屋さんの向かいにある小さな公園で設けました。
20120728IMGP0151.jpg
手持ち花火や、
20120728IMGP0154.jpg
吹き上がり、はじけるように光る花火。
やさしくそよぐ海風の中、夏の風物詩がツアー初日の最後を美しく飾ってくれました。
20120728IMGP0164.jpg
新余部橋を通過する列車。
この夜は全員早めに就寝して、翌日のツーリングに備えたのでした。
29日編につづく
上田洋樹
ツアー動画は2本あります。You tubeでご覧ください。

2012年夏の進水

梅雨が明けて、いよいよ夏本番。
厳しい暑さの日々が続いています。
7月の木津川カヌースクールでは、14日と21日に、お二人が晴れてマイカヤックのオーナーとなり
スクール参加の方々に祝福されて、進水の日を迎えられました。
今回は、初めてご自身の舟を水に浮かべられた、記念すべき日の様子をお伝えします。
20120714IMGP0012.jpg
7月14日(土)
この日はアルピナ1−450の進水式を行いました。
デッキの基本色は赤・青・黄・緑の4色ですが
この艇はオーダーカラーのハイテックブラックという落ち着いた色合いの黒です。
グラスファイバーのパイプとマリン合板で構成されるPE艇とアルミフレームのアルピナ艇で
このハイテックブラックを選択される方は、こだわりをもたれているように感じます。
両シリーズを合わせて、これまで出荷したハイテックブラックは15艇ほどでしょう。
清めの水分は、初夏にちなんで、「スイカスカッシュ」にしました。
息子さんが新たな扉を開く。
20120714IMGP0017.jpg
清めの儀式のあとは、今後の航行の安全を願って「水かけの儀」。
スクールにご参加の方々に「かける水の量が多いほど安全度が増します。」と
お伝えした直後の1枚です。
20120714IMGP0021.jpg
笠置大橋を背景に、父と子、全身ずぶ濡れになったあとの記念の1枚。
この度は進水おめでとうございます!お二人ともいい表情ですね。
今後はツアーでご一緒できる日を楽しみにしています。
続いて7月21日(土)の様子。
20120721IMGP0015.jpg
この日はアルピナ2−430の進水。
430もデッキカラーはオーダーのオレンジです。
ダイエットペプシにメントス・グレープを投入して、ペプシビームでお祝いしました。
撮影で全貌は見えなかったですが、推定飛距離6m。イメージ通りでした。
20120721IMGP0023.jpg
ペプシで盛り上がったあとは、14日と同じく「水かけの儀」です。
両日とも盛大な水量でした。
20120721IMGP0121.jpg
ツーリング後半、史跡「駒返し岩」付近で記念撮影。
ゴールしてからは車で笠置に戻り、わかさぎ温泉に入っていただいてから
この艇が生まれたフジタカヌー工場で分解とザックへの収納を説明しました。
この度は東海地方から笠置までお越しいただき、誠にありがとうございました。
水上でまたご一緒できる日を楽しみにしています。
これからのカヤックライフを存分に楽しんでくださいね!
メンテナンスや修理が必要になれば、いつでもご連絡くださいませ。
上田洋樹

2012.8.4(土)笠置 花火大会のお誘い

1216780446335.jpg
笠置の山々に反響する炸裂音が、体に直接響く迫力。
今年も笠置町で夏の花火大会が行われます。
カヌー広場に集まり、約500メートル下流から打ち上げられる花火を間近で鑑賞しませんか。
どなたでも自由にご参加いただけます。
参加費は無料。夕食は各自で一品の持ち寄り制です。
お申し込み・ご質問等は、こちらまでお問い合わせください。
通常のカヌースクールも開催しております。
日中は川くだりを楽しみ、夜は賑やかに夕食を食べながら鑑賞する花火大会。
夏の思いで作りにぴったりの一日です。
当日は17時頃までを目安に、カヌー広場へ集合。
花火は20時からですが、開催時刻に近づくにつれて町内の道路が渋滞していきます。
毎年18時頃から笠置大橋に交通規制がはいり、橋を渡ることができなくなります。
できるだけ早めにお越しいただくと安心です。
カヌー広場の駐車スペースには限りがあります。
入りきらないお車は付近の有料臨時駐車場か、フジタカヌー工場へ駐車していただく
ことになります。
18時頃から夕食会
各自で一品の食べ物か、飲み物の持ち寄りをご持参ください。
※広場にシートを敷いて鑑賞します。椅子やテーブル等はとくに準備しておりませんので、
 必要な方はご用意ください。
翌日のステップアップスクール参加者の方など、希望される方はそのままテント泊も可能。
※スクール開催準備のため5日の朝9時までにはテント等の完全撤収と、スクール参加の
 方以外のお車は、カヌー広場からの移動をお願いいたします。

琵琶湖1dayツアー報告(長命寺〜琵琶湖大橋)2012.7.15

IMGP3581.JPG
琵琶湖ツアーに参加されているご夫妻が、カヌーでの琵琶湖一周を達成しました。
何か一つのことを成し遂げた方のお顔は、本当に良い表情をされていますね。
手作りで作った横断幕を掲げ、参加者全員でお祝いをしました。
おめでとうございます!
IMGP3449.JPG
湖のなかまで続いているような山裾は、先月に漕いだコース。
IMGP3472.JPG
サバエの湖畔で遊ぶ一団を発見。
自然教育のキャンプを行っている、京都YMCAの皆さんと出会いました。
京都YMCAとは夏の季節のカヌースクールや、「野外人」と呼ばれる中高生グループの
子供たちと山陰海岸や瀞八丁など、遠征キャンプのお手伝いをしているご縁があります。
IMGP3507.JPG
IMGP3480.JPG
漁師さんから仕入れた湖の幸、琵琶湖の固有種ビワマス。
一周達成のおめでたい日。
昼食は尾頭付きのお魚でお祝いすることにしましょう。
IMGP34896.JPG
IMGP3536.JPG
ツアー開催の二日後、関西地方に梅雨明け宣言がでました。
参加者の方からは、日曜日の昼から明けていたのではないかと。
たしかに、あの空と雲は、真夏のものでした。
漕いでいるときは景色に夢中でしたが、日に焼けた肌の痛みに夏を感じています。
IMGP3527.JPG
同じ目標をもった仲間との琵琶湖1dayツアーを、これからもゆっくりと続けていきます。
少しずつ距離を積み重ねながら目指す琵琶湖一周は、いつまでも心に残る思い出の旅。
自分だけの物語を作りあげていく、かけがえのない時間です。

琵琶湖1dayツアー報告(柳川〜長命寺) 2012.06.24

IMGP2837.JPG
琵琶湖一周約235キロを、カヌー・カヤックで目指すツアー。
今月は近江八幡市の北東部にある、愛知川近くの公園から出発。
カヌーを湖面に浮かべると、大雨をもたらした台風4号の影響で、水は薄く濁り、
川から運ばれた流木がところどころに浮かんでいます。
コース途中の休暇村近江八幡の宮ヶ浜では、大量に打ち寄せられた木くずが
500メートルの浜を覆いつくし、処理に困って県と市に除去を要請したそうです。
IMGP28211.JPG
この木屑が漂うなかで何かの条件を満したときに、同じサイズの小枝が集まるようです。
湖面に10センチくらいの小枝が垂直に浮かび、列をなして続いていく光景を見つけました。
誘導灯のように、カヌーの進行方向の先へと伸びています。
水面の反射で姿を消したその先は、どこへたどりつくのか。
IMGP2855.JPG
伊崎半島の突端にある伊崎寺を参拝。
現在は陸続きとなっていますが、昔は湖に浮かぶ「伊崎島」という島でした。
舟で参拝する信者を迎えるため、山門は琵琶湖に面して建てられています。
IMGP2883.JPG
竿飛び堂の下で集合写真。
IMGP29101.JPG
湖上の風は私たちを脅かすことなく、爽やかに吹き抜けていく。
このまま風に任せて、沖島へ渡ってみる事にしました。
IMGP2921.JPG
IMGP2935.JPG
昼食は参加者全員でアウトドア料理を作ります。
わいわいと話も弾む、楽しい交流の時間です。
IMGP2998.JPG
Scan.jpg
長命寺港近くの名勝、松ヶ崎付近の景色
新しい試みとして戦前の古はがきを使い、過去から現代へ続く姿を探ってみました。
戦後の数十年で湖岸の風景も、ずいぶん変わっているようです。
しかし、注意深く観察してみると、どこかに昔から変わらない面影が残っています。
景色が語りかけてくる声に耳をすませ、心をタイムスリップさせる仕掛け。
琵琶湖にたいして、新しい興味が広がるにきっかけになったようです。
IMGP3008.JPG
来月のツアーにむけて、ファルトボートを丁寧に収納。
今回の報告も、参加者からいただいた感想を盛りこみながら作成しました。
ありがとうございます。

木津川日帰りツアー報告 笠置〜木津 6月16日(日)

梅雨時の6月3週目の日曜日、木津川を笠置から木津まで
約13kmツーリングしました。
ツアー当日は時折小雨に降られましたが風はなく、豊富な水量で
流れが続き、ゴールの木津・泉大橋まで快適に下ることができました。
今回のツアーの様子は14枚の写真でご紹介します。
動画はこちらからどうぞ。
20120616IMGP0006.jpg
朝の出艇準備風景。艇は2分割式のA-1-Dです。カヌー広場にて。
20120616IMGP0010.jpg
全員の準備が整い水際に集合。
いつものように1日の予定とコースを説明。自己紹介もしていただきました。
半分以上の方が笠置〜木津間のコースが初めてでした。
20120616IMGP0021.jpg
10:25出艇。
午前7時での水位は−2.3mほど(加茂観測所)。
それから正午頃には−1.9m前後まで増水しました。
木津川の水位は−2mを上回ると瀞場が少なくなり、かなり下りやすくなります。
20120616IMGP0028.jpg
コース前半、渇水時には通過できない水路をゆく。
艇はアルピナ1-400、オーダーカラーのペールピンクです。
20120616IMGP0055.jpg
カヌースクールではいつもフェリーグライドを練習する瀬。
この日の波は高く、連続する波を越える楽しさがありました。
20120616IMGP0096.jpg
12:00加茂の恭仁大橋下流右岸に到着。約1時間、昼食休憩しました。
再出発前に全員で記念撮影。左に小さく写っているのが恭仁大橋です。
今回は総勢12名でした。
20120616IMGP0099.jpg
コース中盤の景色。
こうして見ると、木津川流域は手付かずの自然があって
のんびりとしたツーリングを楽しむことができる、いい川だなぁと実感します。
20120616IMGP0107.jpg
空は終始曇天でしたが、寒さを感じることがない気温と
ゆったりとした流れで、心地よい水上の時間を満喫しました。
20120616IMGP0110.jpg
コース中盤、左岸に流れる水路。
下っているように見えますが、実は上流に向かって漕いでいます。
200mほど漕ぎ上がり、中洲をまたいで本流に行こうとしましたが
中州上流側の流れが速く、最後に断念しました。
20120616IMGP0124.jpg
ゴール直前、もう一つの水路をゆく。
この水路も水が少ない時には通り抜けることができません。
笠置〜木津のツアーではおそらく初めてのコース選択でした。
20120616IMGP0129.jpg
川に対して90度に派生する水路。つかの間の寄り道。
20120616IMGP0136.jpg
14:10無事(?)に木津・泉大橋下流左岸に着艇。
ゴールを通り過ぎて、流されないように草をつかむ河村さん。
長野の万水川を思い出されたようです。
20120616IMGP0139.jpg
あらかじめ回送していた車に艇の積み込みを終えて、笠置に帰る前の1枚。
ゴール直前には4名の方が連続して沈するというハプニングがあり
最後は大いに盛り上がりました。皆さん、ナイスファイトでした。
ツーリング後は3台の車で笠置に戻り、撤収のち解散。
夕方のカヌー広場は静けさに包まれていました。
20120616IMGP0140.jpg
10名の皆さん、今回もご参加ありがとうございました。
また、7月8日(日)の木津〜流れ橋ツアーのお申し込みもありがとうございます。
同ツアーは開催が確定しています。あと4名で定員となりますので
ご参加を検討されている方はお早めにご連絡ください。
次回のツアーもよろしくお願いします!
動画はyou tubeにて公開しています。どうぞご覧ください。
フジタカヌー 上田洋樹