ガイドUの赤木川(和歌山県)の思い出

初めて赤木川を訪れたのは2003年10月18日。
初めての川をツーリングする時は、いつも必ず川沿いの道を車でゆっくりと走行して
川の表情を見る。この川もあさってツアーが開催される古座川の支流・小川と同じように
川を見ただけでその水の透明度の高さに、思わず「綺麗!」と声をあげてしまったほどの清流だ。
美しい赤木川
赤木川の水の色をたとえるなら「エメラルドグリーン」。
その色は時刻や天候、光の加減や受け方、水深などによって
「ブルーグリーン」になったり「透明」になったりする。
FH000010.jpg
懐かしの初代A-1
1枚目の写真と水の色が異なるのが伝わるでしょうか。
この頃の愛車は日産パルサーミラノX1(フルタイム4WD)だったなぁ、などなど
多くの思い出がよみがえります。
こんな美しい水が流れる「紀伊半島サーキットツーリング第7回赤木川」
定員まであと3名です。
支流ですので、艇から降りて浅瀬を歩いたり(ライニングダウン)
河原を歩いたり(ポーテージ)、堰堤を歩いたり(川でお散歩)しますが
川を歩くのもツーリングの楽しさのひとつです。
(実際に歩く時間はそれほど多くはありませんので...。)
「それほど」が「どれほど」なのかは、ぜひともご自身で体感してくださいませ。
あと3名さま、どなたがエントリーしてくださるのか、楽しみに、心待ちにしています。
フジカタヌー うえだ
追伸
すでにご存知の方も多いでしょうが、最近初めて知った「水五訓」をご紹介します。
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
一、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり
名文だと思います。
特に4番目の「清濁併せ容るるは水なり」は読んだ瞬間、深く心に刻まれました。
清濁併せ容れられる、そんな懐の深い人になりたいものです。
FH000018.jpg
フジタカヌー2010年ツアー予定もどうぞご覧ください。
紀伊半島サーキットツーリングの他、お花見・日帰り・キャンプ・民宿泊と盛りだくさん!
春のカヤックツーリングを楽しみましょう。

ガイドUの小川(こがわ・和歌山県古座川支流)ソロツーリング報告 3/3 完結編

古座川の支流・小川周辺の地図をじっくりと眺める。
真砂 相瀬 美里 潤野 月野瀬 冷氷山
どれも美しい古座川流域を表している素敵な地名だ。
なかでも、ひときわ印象的な地名は一雨(いちぶり)。
古座川を眼下に、雨降る光景が光の加減や反射で荘厳な景色となるのか
または、一雨一度に由来するのか。
地図を眺めているだけで多くのことを想像してしまいます。
さて、そんな水にまつわる叙情的な地に流れる小川の下見ツーリング報告も今回で完結です。
完結編はツーリング中盤から着艇までの様子をお届けします。
2枚目の写真は川面に舞い降りた何かの胞子です。
この胞子は赤ちゃんの握りこぶしほどの大きさ。胞子にしては巨大です。
タンポポの胞子の10倍くらいの大きさでしょうか。
水面に浮かぶものがない小川で、アメンボのように水を弾いてゆらゆらと流れていました。
「柿太郎の廻り」をゆく。
この時期にカヤックでツーリングしている人はなく、初めから終わりまで川は貸切状態。
水面は風に揺られることもなく、さざ波一つない静寂の面影。
小川ツアーにお申し込みの方で、こんな光景を見てみたい方は私の次の2番目でくだってください。
(前に人がいるとパドルと艇の軌跡で水面が揺れてこの景色は見られないのです...。)
ツーリング後半の風景。右岸にあるこの木を通過すると、
吊り橋があります。
この吊り橋をくぐればゴールです。
愛艇A-1と西に沈みゆく太陽光の反射。
着艇してからは、いつものように川の水で顔を洗い、髪を濡らし
そのまましばらく、あまりにも感動的だったツーリングの余韻にひたっていました。
2010年2月21日(日) ソロツーリングの自由を満喫した一日でした。
自然豊かな小川に感謝!
★ 小川ツアーへお申し込みの方々へお知らせとお願い ★
小川ツアーへのお申し込みありがとうございます。
おかげさまで同ツアーは本日をもちまして定員となりました。
ツアーまであと1ヶ月以上ありますが、今の時点でお知らせしたいことがあります。
この日のツーリングは14時出艇の17時着艇でちょうど3時間(休憩は15分ほど)。
ソロツーリングでこれだけの時間がかかりましたので、ツアー当日は昼食休憩等を含めると
着艇まで4時間半前後の時間を要すると思います。
9時30分の集合後はその後の予定をまず説明させていただきますので
出艇準備は手短にお願いいたします。
このツーリングでは「柿太郎の廻り」という川沿いの道路がない区間をくだります。
緊急の事態の場合はこの区間をくだりきって医療機関等への搬送となります。
(ツアー当日は搬送用に1人のスタッフがタンデム艇を使用する予定です。)
持病や発作のある方は事前に必ずご連絡いただきますようお願いいたします。
そして、ツアー当日は万全の体調でご参加くださいませ。
緊張を強いる文面かも知れませんが、川の増水がなければ
小川ツアーで予定しているコースはいたっておだやかなゲレンデです。
あと、ツーリングでは何度もライニングダウン(浅瀬を歩きます)すると思います。
靴はサンダル不可。できましたら怪我がないように、くるぶしまで隠れるタイプの靴を着用ください。
(靴下も履いてくださいね。)
以上、よろしくお願いいたします。
その他のツーリングコースに関することツアー当日お伝えしますね。
それでは、ツアー当日に皆さんにお会いできることを楽しみにしています!
あと3時間後にはパシフィコ横浜で開催されるジャパンボートショー2010に出展のため
京都の笠置を出発します。多くの方々のご来場お待ちいたしております!

2010年5月のカヌーツアー予定決定しました!

2010年5月のカヌーカヤックツアー予定が本日決定しました。
5月はどこにいっても新緑が鮮やか。
とってもすがすがしいツーリングを楽しめますよ。
★5/1(土)〜2(日) 古座川(和歌山県) 民宿泊
IMGP0890.jpg
南紀の清流・古座川を2日にわたって河口近くまでカヌーカヤックツーリングします。
古座川峡、一枚岩など見所満載です!
民宿は「神保館」さんを予定しています。
★5/15(土) 銚子川(三重県) 日帰り
20100227-28%20206.jpg
先日、チリの大地震でカヌーカヤックツーリング途中に中止となったツアーです。
今度こそ、銚子川から船津川、白石湖、尾鷲湾と制覇できますように。
もう一度あの美しい水に会いに行きます。
★5/29(土)〜30(日) 気田川(静岡県) キャンプ
20090523-24%2520080.jpg
フジタカヌーのすべてのスタッフが愛してやまない静岡の清流です。
5月の気田川は、あらゆる緑に囲まれて本当に美しく
ゆるやかな流速が続く気田川でのカヌーカヤックでのツーリングはかなり快適です。
2010年初のキャンプツアーにぜひともいらしてください!
皆さまからのお申し込み、スタッフ一同お待ちいたしております!
2010年ツアー予定もご覧くださいね。

宮川、銚子川ツアー無事終了しました!(ともに三重県)

清流・宮川と、さらに清流の銚子川に行ってきました。
詳細なツアー報告は後日公開しますが、まずは両ツアーの様子を集合写真で報告します。
20100227-28%20121.jpg
2010年2月27日(土) 銚子川ツーリングの前半
カヤックでダウンストリームVを表現していただきました。
ツアー前日までの予報では土曜日は雨のち曇りでしたが
この日は水色の空がどこまでも広がる晴天でした。
最後の休憩では全員でエグザイルに挑戦!
20100227-28%20149.jpg
最初はかなりいい感じの皆さん。
20100227-28%20152.jpg
全員を撮影することに成功! しかし、後半は、
20100227-28%20150.jpg
見事なまでに動きがバラバラ。
けれど、とても表情豊かな1枚となりました。
ツアーを終えて写真を確認した時は、思わず笑ってしまいました。
皆さま、ご協力ありがとうございました!
2月28日(日) 銚子川ツアー
20100227-28%20286.jpg
この日は前日【2010年2月27日午前3時半(日本時間午後3時半)すぎ】
南米チリでの同国中部沿岸を震源地とするマグニチュード8.8の大地震の影響で
現地では津波警報が発表されました。
ツアーでは銚子川、船津川、白石湖、尾鷲湾とコースを予定していたのですが
警報と尾鷲湾での津波発生は午後2時半とのことで、河口付近、白石湖、尾鷲湾の
ツーリングは中止としました。
そんな中、銚子川だけでもくだることにしたのですが、このツーリングも
現地の方の助言で航程半ばで中止。
写真は銚子川ツーリングの中止を決定してから上陸した地点での1枚です。
帰宅して航行距離を測定した結果、本日のツーリングはちょうど1km。
フジタカヌーのツアーでは最短の距離となった今日のツーリングは、感動の
サプライズ進呈&進水式とともに、いつまでも語り継がれる思い出となることでしょう。
20100227-28%20198.jpg
※「心温まるサプライズの物語」は後日詳しくお伝えします!
宮川、銚子川とご参加の皆さん、今回もありがとうございました!
津波で被害にあわれた人々の救済と、被災地域の一日も早い復興を願います。

ふるさとの川を大切にする自治体にできること

先日の古座川支流の小川ツーリング前にいただいた古座川案内の冊子の中に
ふるさとづくり寄付のチラシがはさんでありました。
何気なく目を通していたこの1枚。
古座町から京都に帰り、普段の生活に戻ってからも心のどこかで気になっていました。
やがて、小川や古座川の自然をいつまでも残してほしいと思う気持ちが強くなり
寄付することにしました(と言っても3,000円ですが...)。
この冊子は小川と古座川の魅力が余すことなく伝わってきます。
10冊ほどいただいてきましたので、小川ツアーご参加の方にはツアー当日にお渡ししますね。
明日は宮川ツアーです。
今夜から明け方までは雨とのことですが、安全にツアーを終えられるようにガイドします。

ガイドUの小川(こがわ・和歌山県古座川支流)ソロツーリング報告 2/3

小川(こがわ・和歌山県古座川支流)の下見報告第2弾です。
巻頭のカットはツーリング途中で見かけた錦鯉。
純白の中に鮮やかなオレンジの模様があり、高貴な雰囲気がありました。
思えば、川くだりの最中で魚を見かけたのはこの1匹だけ。
清流を自在に悠々と泳ぐ姿に憧れに近いものを覚えましたが、1人だけでどこか寂しそう。
他の魚たちはどこにいるのでしょう。ツアー当日にまた会えることを願いその場を離れました。
小川は水深があっても必ず川底をはっきりと見ることができます。
このツーリングでは風景を見る時間と同じくらい川底を眺めていました。
本当にきれいです。
それでは、時間にそって小川をご紹介します。
この日も、陸上の下見をすべて終えてから、ゴールにハイエースを置いて
出艇地へとバイクを走らせました。
バイクは車では通れないルートの様子を知ることができるので便利です。
吊り橋の真ん中でひと休みして、小川上流をゆっくりと眺める。
吊り橋直下には惚れ惚れするほどの清く尊い水が流れています。
この橋を渡り、そこからは左岸沿いをさらに上流へと。
滝の拝まであと1分という地点でライダーに道を尋ねられました。
「滝の拝ってこのまま行けばいいの?」
その時、私はかなり年季の入ったジェットヘルメットをかぶり、しかも原付だったので
地元住民と思われたのでしょう。
話はどんどんそれていきますが、私はホームセンターで店員に間違えられたこともあります。
その時は店員になりきって、ご希望されている商品がある売り場までご案内しました。
今日は日中の忙しい最中、見知らぬ女性から間違い電話がかかってきました。
閑話休題。
「道なりに行けばいいですよ。」とお伝えした直後、その先には分かれ道。
ライダーは振り返りながら、左手で左右を指し、どちらかを尋ねる。
私は左手で左を合図。進路はハンドコンタクトで通じたようです。
いつも思うことですが、バイクや自転車を趣味とされている方には
ぜひともカヤックでのツーリングも経験してほしいものです。
未知なる風景を追い求め、風や季節の匂い、朝、昼、夕、夜と
刻々と移りゆく光景を全身で感じられることは共通だから。
私は原付から250、750、900と単車を乗り継ぎ、自転車は二十歳の頃に買った
キャノンデールのマウンテンバイクを今だに大切にしています。
今は単車はないのですが、この夏はカワサキW650あたりのビッグツインをレンタルして
金沢に単身赴任している親友に会いにいこうかと思案中です。
滝の拝に到着後はライダーの方と二言三言お話してから
事前に車から降ろした愛艇A-1を担いで水辺まで。
滝の拝で軽くウォーミングアップをしてからツーリングを開始しました。
ツーリング開始直後の1枚。
水がきれいなゲレンデでは水ばかり撮影してしまいます。
何度も申しますが、小川はほんとに最高です。
私の「好きな川ベスト3」に確実にランクインしました。
と、小川の魅力ばかりお伝えしていますが、そこは自然のこと
こんな感じの倒木(ストレーナー)も航程中盤に存在します。
ツーリングではこういった危険な箇所は安全に通過できるようにガイドしますので
安心してご参加ください。下見はこのようなポイントを見極めるために行っています。
それでは今日はここまで。
滝の拝でお会いしたライダーの方、一度木津川のカヌースクール
ツーリングがてら遊びにいらしてください!お待ち申し上げております!!

ガイドUの小川(こがわ・和歌山県古座川支流)ソロツーリング報告 1/3

三重県銚子川の次は和歌山県南端に流れる古座川の支流・小川に行ってきました。
(2010年2月21日)
銚子川ツアーと同じく、下見を終えてツアー予定に変更があります。
当初は「小川&古座川ツアー」とご案内していましたが
このツアーは「小川ツアー」とさせていただきます。
なぜなら、小川があまりにも素晴らしいから!
車で川沿いの道を走行するだけで、ジーンと鳥肌が立つほどの美しさ。
川を見てここまで感動したのは久しぶりでした。
現地でツアー当日のコースをどうするか、もっとも喜んでいただけるコースとは
ということを熟慮した結果、今回は支流のみのツーリングが最良のコースと判断しました。
小川は、きっと、必ず、絶対に「来てよかった」と感じていただけるはずです。
それでは、膨大な数の写真から、まずは出艇地点の様子をご紹介します。
滝の拝(たきのはい)下流のゴルジュ。
この景観はそう見られるものではないと思います。
カヤックでここをゆくとこんな感じです。
画面中央付近が滝の拝です。
滝の拝の最も水が落ちた地点。
ツアーではここまで近づかないでくださいね。
この岩を見ると、水流の強さと勢い、水位の変動など
岩をも削るさまざまな背景を思わず想像してしまいます。
滝の拝近くにあるユニークな看板。
地図と照らし合わせて見ると楽しいと思います。
今日はここまで。
後日、2/3と3/3を公開しますね。
小川ツアーは現時点で定員まであと3名です。
定員後はキャンセル待ちとさせていただきますので、この報告をご覧になって
「行ってみたい!」と思われた方は、ぜひともこのツアーにお申し込みください。
世界遺産級の美しい川でご一緒しましょう。

ガイドUの銚子川(三重県)ソロツーリング報告 2010年2月20日(土)

尾鷲市の北に位置する清流・銚子川に下見に行ってきました。
銚子川河口付近の汽水域は通称「ゆらゆら帯」が有名。
今回は銚子橋より下流をメインに、銚子川以後のコースをじっくり漕いできました。
下見を終えて、ツアー案内に訂正があります。
現在のツアー案内は「川から海へ」としていますが
この銚子川ツアーは「川から海へ、そして湖へ」です。
(湖のことは後述します。)
水上に舟を浮かべる前にまずは陸上の下見。
航程すべての上陸・駐車可能地点、トイレの有無、川・海・湖の景観などを確認してから
フジタカヌー一番の働き者トヨタ・マニュアルハイエースをゴールに置いて、バイクで出艇地へ。
カヤックツーリングの前にバイク(といっても原付ですが)でのツーリング。
気温は高く、春のように暖かなひとときでした。
下見の出艇地に着き、午後1時ツーリング開始。銚子川河口から海へ。
河口付近はいつもきれいな波があり、5分ほどサーフィンを楽しんでから
船津川を遡り、このツアーもう一つのお楽しみスポット「白石湖」へ。
白石湖は湖の水、川の水、そして海水が混じり合う、全国でもとても珍しい湖で
牡蠣の養殖や釣り筏でも有名な湖なんですよ。
水は透明度が高く、のどかな風景とあいまってリラックスした時間を過ごせます。
小高い山に囲まれた白石湖は琵琶湖北にある余呉湖と雰囲気がよく似ています。
白石湖散策のあとはさらなるお楽しみスポットから海へ。
海をしばらく漕ぐとゴールが近づきます。
ゴールにはきれいなトイレと、
なんと、シャワーが2基あります!
塩抜きができますし、思う存分冷水を浴びることもできます(寒いですけど)。
ゴールの浜付近では早くも桜が咲いていました。
ハイエースのルーフにカヤックを積み、着替えを済ませてあとは出艇地に置いたバイクの回収。
そして次なる下見ゲレンデの小川(古座川の支流)に車を走らせたのでした。
国道42号線、七里御浜付近での1枚。
一見すると何でもない写真に見えますが、
IMG_0004.JPG
驚くべき現実がそこにはありました。
川と海と湖を一日で楽しめる、とっても素敵なこのツアーは
定員までまだ若干の空きがあります。ぜひともこのツアーにいらしてください!
お申し込みお待ちいたしております!!
銚子川ツアー他「紀伊半島サーキットツーリング」のご案内はこちら。

和歌山 日高川ツアー報告

2月13日日高川 カヌーカヤックツアー 晴れ
今回は、道成寺「安珍清姫の物語」で有名な日高川をカヌーカヤックでプチ旅行してきました
梅の花も咲き日差しも強くこの時期としては、春を感じる暖かい一日でした
桜の花見が待ち遠しい!!
総勢10名でのツーリングでした
清流 日高川を行く
カヌーカヤックツアー
川辺温泉下の川原でのワンショット あまりにも温かくて・・・
カヌーカヤックツアー
今後の2010年フジタカヌーカヌーカヤックキャンプツアー予定こちら