満開の桜を求めて、近江八幡の琵琶湖沿いをツーリングしてきました。
カヌー・カヤックでのお花見と言えば海津大崎が有名ですが、最近ではお花見舟などの
往来も増え、賑やかな雰囲気です。
今回は混雑を避けて、長命寺付近の湖岸に植えられた見事な桜並木を見てきました。
湖の上は私達のグループのみ。
ゆっくりと漕ぎながら、水上からのお花見を満喫できました。
この時期のオススメは、新緑の木々と桜がバランスよく調和している景色です。
川柳の若葉や、足元にはシャガの白い花も顔を出していました。
西国31番の長命寺近くでは、お祭りの風景に出会うこともできました。
川や海と違い、岸沿いに人々の営みと歴史を体験できるのも琵琶湖の魅力です。
今週末には海津大崎のお花見ツアーが開催されます。
ツアーのお申し込み&詳細は下記まで。
4月17日(土)海津大崎お花見 ツアー案内
4月18日(日)大浦〜菅浦お花見 ツアー案内
紀伊半島サーキットツーリング第9最終回 日置川(和歌山県)報告
3月27日土曜日、約2ヶ月にわたって紀伊半島の川をめぐるサーキットツーリングは
いよいよ最終回を迎えました。当日の日置川は前日までの雨で水位が高く
とても下りやすい状態。山桜と新芽の緑は眩しいほどの日差しに照らされて
流域すべての風景が明るく、すがすがしい空気と相まって、日置川の魅力を
存分に楽しむことができました。
午前8時の日置川。出艇前の下見時の1枚。
そよ風に水面をゆっくりと移動する川霧。
見渡す山肌には淡く鮮やかな山桜。
数時間後に始まるツーリングへの期待が高まるひとときでした。
着艇地、そしてツーリング後の打ち上げ会場の向平キャンプ場。
キャンプ場の染井吉野は満開。
桜の時期にここを訪れたのは初めてでしたが、華やかな桜と新鮮な緑が
キャンプで過ごす時間を、より心地よいものにしてくれたように思います。
ツーリング前半、山桜を背景に全員で記念撮影。
静水域に見えますが、実際はゆっくり歩くほどの流速があります。
春の緑いろいろ
明度、彩度、濃淡がそれぞれに異なる春の緑色。
こういう景色と出会うと、「春になったなぁ。」とつくづく感じます。
ツーリング後半、「八草の滝」にて記念撮影。
滝はいつもより水量が多く迫力がありました。
ここでケーキ&ティータイムをとりながら30分ほど休憩。
最終回のご参加は11名でした。
着艇は15時15分。
カヤックをキャンプ場に運んでから、すぐ近くにある「えびね温泉」で入浴していただき
そのあと、暮れなずむ日置川のほとりで打ち上げをしたのでした。
■紀伊半島サーキットツーリングご参加の皆さまへ
2ヶ月にわたって何度もご参加くださいまして本当にありがとうございました。
おかげさまで8回のツアーで63名(スタッフを含めると78名)の方々と
冬から春にかけての川をご一緒することができました。毎回、感動的な
瞬間があり私自身いつまでも深く心に残る時間を過ごすことができました。
ハプニングやアクシデントも今となってはいい思い出です。
今後もこういったシリーズや新しいツアーを企画してまいりますので
ぜひともまた遊びにいらしてください。
フジタカヌー 上田洋樹
メンテナンスについて(ハイブリッドフレーム ステム部)
ハイブリッドフレーム ステム部のトラブルについて
写真のように長年使っていますと いろいろな状況下で
「チャイン金物」の接合部の穴が大きくなり
ワリピン(3×25mm)が抜けてしまう事があります。
フジタカヌーの笠置工場に送っていただきますと、パーツ交換・メンテナンスさせていただけますが、
下の写真のようにワッシャーを挟む事で対処する事も可能です。
チャイン金物 1個 ¥420
アルミリベット3.8×16mm 1本¥52
フジタカヌーのファルトボート(折りたたみカヌー・カヤック)は、力を逃がすために、このような箇所を設けています。これによりダメージを吸収し よりトラブル時の損傷を少なく済ますように設計しています。
4月10日 琵琶湖お花見ツアー報告 奥琵琶湖 大浦〜菅浦
4月10日に行われた琵琶湖お花見ツーリング。
大浦から菅浦の湖岸沿いに植えられている桜並木を、水上からカヌーに乗って
楽しんできました。
複雑な気象条件が重なるこのエリアは、晴天と桜の開花時期がぴったり重なる日が
数日しかありません。
当日は初夏を感じるような爽やかな風と眩しいくらいの陽気の中、桜も満開。
例年にない好条件に、皆さん笑顔の大満足ツアーでした!
来週末には、海津大崎のお花見が開催されます。
桜の時期だけ楽しめるお花見ツアー。
水辺からの視点という、普段とは少し違った体験はとても良い思い出になります。
みなさんも一緒に楽しんでみませんか。
ツアーのお申し込み&詳細は下記まで。
4月17日(土)海津大崎お花見 ツアー案内
4月18日(日)大浦〜菅浦お花見 ツアー案内 ※今回の報告と同じコースです
製品について(ラダー)
フジタカヌーラダーについて(写真はPE-1 -480)
ラダーは、いわゆる 舵(かじ)ですが、ボートの場合は、進路を変えるたり決めたりするものです。
一方、カヤックの場合方向を変えるものというよりは、目標に向かってまっすぐカヌー・カヤックを進めるために使います。
例えば、潮や風を受けるとカヤックは、流されてしまいますのでラダー(舵)を使う事で進路をキープし、目標に向かってまっすぐ進めることができます。
カヌー・カヤックは、ボートに比べ小さく軽く、動力は人力ですので、風や潮などの影響を非常に受けやすいものです。
コンディションによってはラダーは、有効ですが、ブレードを下ろすと水の抵抗があるということを理解してください。
まづ、しっかりとしたパドリングが基本です。
フジタカヌー ラダー ¥52,500 (システム ¥63,000)
*システムは、フットブレイス部分からのセットです。
船体布(スキン)STDとEXについて
フジタカヌーのファルトボートの船体布には、STD(スタンダード タイプ)とEX(エクストラ タイプ)があります。
機種によっては、EX仕様のみの艇種もあります。
STDタイプの素材は、ポリエステル繊維を編んだものに、PVCのフィルムをラミネイト加工を施したものです。
ポリエステル繊維は、伸び縮みが少なく安定した素材で、テンションもしっかりかかりますので、フォールディングカヤック・ファルトボート・折りたたみカヌーカヤックの船体布(スキン)として使用するには、もってこいの素材とフジタカヌーでは、考えています。 ちなみにナイロン繊維は、伸びる一方でテンションがかからないという性質を持っています。
また、EXタイプに採用している素材は、STDの素材に更に10本に1本の割合でアラミド繊維を格子状に編みこむ事で強度をアップしています。
代表的なアラミド繊維は、デュポンのケブラー、また帝人のテクノーラなどですが、防弾チョッキなどに使われるほど丈夫な繊維で、特に破断強度に優れています。
格子状に編みこむ事で万が一のトラブルの時に損傷をより小さく済ませるように設計されています。
損傷をより小さく済ますように働いてくれますので、安全性の向上 また、その分応急修理もしやすくなります。
フジタカヌーでは、帝人のテクノーラを採用しています。
大津・石山お花見ツアーのお勧めポイント
琵琶湖一周ツアースタッフの前田です。
混雑を避けてお花見を楽しめる穴場である、大津・石山・瀬田川沿いコースの
お勧めポイント第二段です。
膳所城跡公園
湖水を利用した天然の堀を周囲に巡らした水城として有名で、水面に映える天守閣は
絶景だったそうです。残念ながら、明治維新で廃城になりましたが、跡地は公園となり桜の
名所になっています。ここで昼食休憩と公園内を散策しましょう。
瀬田の唐橋
近江八景「瀬田の夕照(せきしょう)」で有名な瀬田の唐橋。
日本三大名橋のひとつであり、「急がば回れ」の語源にもなっています。
瀬田川の景色
岸沿いに植えられている桜と共に、柳の新緑が風に揺れている様子はなんとも涼しげです。
奈良公園の浮御堂
昨日、3月26日 奈良公園浮御堂のボートの運搬をさせていただきました。
フジタカヌーではファルトボート(折りたたみカヌーカヤック)が90%を占めていますが、1体型のカヌーカヤック(FRP製)のカヌー、カヤックも作っています。
オーナーが、奈良自然塾を主催されていてカヌースクールツアーを担当させていただいていると言うご縁でボートのメンテナンスなどさせていただいております。
奈良公園では、桜も満開間近です。
応急処置・メンテナンスについて 船体布(スキン)
船体布(スキン)の応急処置・メンテナンスについて
万が一のトラブル・破損の時は、布製ガムテープが有効で、
ツーリング時には、携行していくと便利です。
フジタカヌーの折りたたみ式カヌーカヤック(ファルトボート)の船体布(スキン)
特に、EXタイプは、テクノーラ繊維(アラミド繊維)が、10本に1本の割合で編みこまれており、万が一のトラブル時に、損傷を、より小さく済ましてくれるように設計されています。これにより応急処置もしやすくなります。
ここで活躍するのが、布製ガムテープです。
水分をしっかり取り除き、ガムテープを貼り浸水を防ぐ事ができます。
但し、ツーリングを無事終えたら、必ずはがして、リペアキットで本格修理してください。
放置しておくと、テープの糊が、べとべとになり収拾がつかなくなります。
万が一放置してしまって、糊が取れない状態になったら・・・
市販の塗料用シンナーで、糊を溶かして取り除いてください。
ラッカーシンナーは、船体布そのものを溶かしてしまいますので絶対に使用しないで下さい。
その後、本格修理を行ないます。
また、表面上の傷など(浸水のない損傷)に付きましては、購入時添付の接着剤を塗っていただくだけでもOKです。(ゴム系ではなく、ビニール系の接着剤)
京都笠置工場に送っていただきますと高周波ウエルダー溶着修理させていただきます。
困りごとなどありましたらご相談下さい。
赤木川・北山川ツアー(和歌山・三重県)無事終了しました!
紀伊半島サーキットツーリングは清流をめぐる旅。
3月21日(日)は和歌山県 赤木川、3月22日(月)は北山川に行ってきました。
スタッフは3月20日(土)午後6時に京都を出発。
仮眠は北山川のほとりの小船梅林を予定していたのですが
雨と強風で往路途中のとある場所で夜を明かすことにしました。
河村シェフは車内泊、私は野宿。屋根はあるものの、強い風で横なぐりの雨を
明け方まで顔に浴び続けてこの日は仮眠したのでした。
このように、フジタカヌーのスタッフは苦境にもめげません。
ツアーでは少々のことには動じませんので安心してご参加くださいませ。
翌朝、赤木川までの国道168号線では染井吉野の桜がいたる所で咲いていました。
これらの桜は後のツーリングの美しい光景を予感させるものでした。
それでは、集合写真で3連休の2日間を振り返ります。
赤木川ツーリング 3/21(日)
出艇して約1kmの地点にある滝をバックに。
赤木川ツアーのご参加は7名。
2008年の赤木川ツアーでは希望者のみで訪れたこの滝ですが
今回は全員で上陸して、マイナスイオンあふれる緑豊かな空間で自然を満喫しました。
昼食休憩のあと、吊り橋のワイヤーフェンスに腰掛けて記念撮影。
吊り橋の高さは8mほど。
未明から空を覆っていた黄砂は時が経つにつれて薄くなり、次第に青空が広がりました。
着艇後、午後6時の桜。
この日も前回の小川(和歌山県・古座川支流)カヌーカヤックツアーに引き続き
お花見ツアーを満喫したのでした。
北山川ツーリング 3/22(月)
この日は朝から快晴。どこまでも青空が広がる好天でした。
小船梅林から出艇地に向かう途中に、朝の光を受けて淡く透き通る桜があまりにも
きれいだったので、参加者の皆さんに降車していただき集合写真を撮影しました。
北山川ツアーのご参加は5名でした。
ツーリング開始前の1枚。
今回の出艇地はいつものスタート地点より少しだけ上流側。
流れがありませんのでゆっくりとウォーミングアップすることができました。
ここでは山桜がきれいでしたよ。
ツーリングでは赤紫の岩つつじが色鮮やか。
水量も前日までの雨でいつもより多く、ゴールまで快適にツーリングを楽しむことができました。
2月11日(木)の奈良・吉野川から始まった紀伊半島サーキットツーリングは
今週土曜の日置川で完結。現時点で定員まであと1名さまですが
ご夫妻等々で参加ご希望の方がいらっしゃいましたら
上田(ueda@fujitacanoe.com)までご相談くださいませ。※申し込み期限 3/24(水)午後6時
最終回の3月27日(土)日置川ツアーにご参加予定の皆さまへ
日置川は巷では「紀伊半島最後の清流」とよばれています。
4日後の一日を楽しみにしていてください!
打ち上げではおおいに盛り上がりましょう!!
ツアー当日はよろしくお願いいたします。
フジタカヌー上田