日中は残暑厳しい毎日ですが、朝夕は秋の気配を感じる今日この頃。
自然の音は騒がしい蝉から、耳に心地いい鈴虫の鳴き声に変わってきました。
この夏を振り返ってみれば、笠置での木津川カヌースクールや各地のツアーで
多くの写真を撮影しました。7・8月の2ヶ月では数千枚の記録が残っています。
ファルトボートを製造する毎日、最近よく思い出す、この夏の1枚があります。
7月末の山陰海岸洞窟めぐりツアーにて。
2日目のツーリングを終えて、ザックに収納した私のアルピナ1-450を背負う少年。
彼の体とザックの大きさの対比と、かたわらで見守る女性の優しい表情が印象的です。
「柱の傷はおととしの・・・」という歌がありますが、フジタカヌーのファルトボートは
その柱になりえるものだと、この写真を見て感じました。
フジタカヌー 上田洋樹
川から海へ 伊勢湾シーカヤッキングツアー 8月27日(土)
8月最後の土曜日、伊勢湾へ行ってきました。
いつもの鳥羽ツアーではホテルメ湯楽々からの周遊ですが
今回は少しコースを変えて、五十鈴川派川からスタート。
川から海に出て二見の夫婦岩で昼食休憩をとり
午後は沖に浮かぶ飛島からイルカ島を経て鳥羽に着艇しました。
7時50分の二見の空。
広範囲に湧き上がる入道雲から幾筋もの光が放射状に伸びていました。
この日の好天を予感させるすがすがしい光景でしたが、出艇前の車の
回送時には路面を強くたたきつけるゲリラ豪雨。午前の天候は曇りでした。
五十鈴川派川にて出艇直後の1枚。
出艇時は干潮。ヘドロ状の川底と相まって乗艇は大変でした。
ご参加の皆さん、ご迷惑をおかけしました・・・。
約4kmのリバーツーリングと二見での昼食休憩を終えて
再出発前に全員で記念撮影。この浜の左側に夫婦岩があります。
午後からは青空が広がりました。
今回は自艇でのご参加が多かったです。
艇はシーカヤック、ファルトボート、リジッドとさまざま。
アルピナ2-430で伊勢湾をゆく。
後方の山々の山水画のようなグラデーションがとてもきれいでした。
飛島(御前島)にて通称「オールバック島」をバックに記念撮影。
ここでは30分ほど休憩しました。
飛島での最後の休憩を終えて、イルカ島へ向かう途中の1枚。
太陽は西に傾き、海上は光を反射してきらめいていました。
オブジェのようにじっとたたずむウミネコ。
やがて空へと羽ばたいて行きました。
ゴール直前の1枚。
この日は台風12号が太平洋を北上していたため、波の状態が心配でしたが
終始おだやかな海上をツーリングすることができました。
着艇は16時半。ツーリングが無事に終了しました。
車の回収時に撮影した17時の出艇地の様子。
朝の状態から一変して、なみなみと水をたたえていました。
ご参加の皆さん、今回もありがとうございました。
季節は夏から秋へと移ろい始め、毎日が過ごしやすくなってきました。
秋からのツアーもどうぞよろしくお願いいたします。
フジタカヌー 上田洋樹
2011.8.28(日)木津川 笠置カヌースクール報告
夏休み最後の週末もあってか、この日のカヌースクールは小さい子供達の参加率高し。
ちびっ子達の元気な歓声は風に乗って、遠く広がる雲にまで届いたはず。
レンタル艇のアルピナ2-460にて参加の親子。
「私がこのお舟を動かしてるの♪」
笑顔で振り向いてくれているお子さんの笑顔が最高ですね!
こちらは小学一年生の男の子。
今まではお父さんとの2人艇で参加でしたが、この日が木津川を一人で漕ぎ下った
記念すべき日です。
午後からのミニツアー。
生まれて初めて体験する瀬は進行方向の反対向き。
バウを上流を向けながら流れに入ってくるには驚きましたが、本人は余裕の笑顔。
午前中でパドルの使い方を理解できていたので、そのまま見守っていると、
慌てずに自分で態勢を立て直して、上手に瀬を漕ぎ抜けることができていました。
年齢を問わず大好評の飛び込み岩にて。
たっぷり遊んだあとは、爽やかな笑顔で記念撮影。
今回もご参加いただき、ありがとうございます。
また皆さんの笑顔にお会いできる日を楽しみに!
2011.8.27 木津川 笠置カヌースクール報告
初めての新艇となるALPINA430-2(ライトグリーン/チャコール)を購入された方が、
組み立て説明後、スクールに参加。
デッキ前部にはワンポイント。オーダーで、オリジナルロゴマークを
プリントしてあります。
ご自身の舟に乗り込まれたときの満面の笑顔は、何回立ち会っても感動的な瞬間。
記念すべき進水式を参加者全員でお祝いしました。
これから始まるカヌーライフ。沢山の素晴らしい思い出が、愛艇と共に築きあげて
いくことを、心より応援しています!
昼食休憩中のひとコマ。
フジタカヌー創始者である藤田清会長を囲んでの歓談。
折りたたみ専門メーカーであるフジタカヌーが生まれた経緯など、
ときに笑いを取り混ぜながらのお話には、午後からのミニツーリング開始時間を
心配してしまうほど、思わず聞きこんでしまいます。
瀬を越えたあと、穏やかな流れに太陽の光が反射し、キラキラと輝いていました。
水面にただよいながら、何を想っていたのでしょう。
コース後半、最後の瀬を前に全員で記念撮影。
普段より少し水位も高く、心地良いツーリングが堪能できました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございます。
ツアーなどでまたお会いできる日を、心より楽しみにしております。
残暑お見舞い申し上げます。2011年山陰ツアー水中写真集
猛暑の日々が続いていますが、皆さまお変わりございませんか?
立秋が過ぎても、高い気温の毎日ですが、今回はそんな暑さをやわらげる
山陰海岸の水中と生物の写真をご紹介します。
ツアー2日目の休憩時に撮影した1枚。
照りつける日差しで水中は青く明るく、無数の小魚がキラキラと光っていました。
同じ場所で海底を撮影。鎧の水は透明度が高いです。
毎年見かける青く光る海草は紅藻類「ワツナギソウ」の仲間ということが判明しました。
大きさは3〜10cmくらいと小さいですが、水中では青と青紫の蛍光色に光り
水の動きに合わせてゆらゆらと揺れる姿がとてもきれいです。
水中から取り出すと淡いモスグリーンの淡色になるのが不思議です。
藻体はその名の通り、浮き輪をつなげたような構造となっていて
それぞれの節には隔壁があります。
2009年に撮影したワツナギソウ。
先端がエメラルドグリーンの藻体もあります。
岩場では多くのカニが生息していました。
この蟹で体長10cmほど。赤と緑の甲殻が鮮やかです。
赤と朱のイソギンチャクもいました。
今年の山陰ツアーの報告は以上で完結です。
来年の洞窟めぐりツアーもよろしくお願いいたします。
2011年のツアー予定はこちらからどうぞ!
フジタカヌー 上田洋樹
2011.8.28(日)日高川ツアーを追加開催決定
21日(日)に開催が決定しております日高川ツアー。
お陰様で定員に達し、現在はキャンセル待ちとなっておりますが、
多数の方のご要望もあり、8月28日(日)に改めてツアーを開催する事にいたします。
大阪から約2時間の近場にある和歌山の清流、日高川。
穏やかに流れる瀬は一級クラス。木津川スクールと同程度の距離を、
のんびりとツーリングしましょう。
途中の淵や河原では、川遊びを楽しむ時間を多めにとりいれます。
カヌースクールを受講したばかりの初心者や、ファミリーにお勧めのツアーです。
8月最後の週末は、大人も子供も水辺で思う存分に遊んで、
心に残る夏の思い出を作りましょう!
ツアーの雰囲気はこちらで更に詳しくご覧いただけます。
日程 平成23年8月28日(日)
参加費 会員¥9,000 ビジター¥10,000(昼食・傷害保険・ガイド料を含む)
※夏休みファミリーキャンペーン 中学生以下の参加費は半額
レンタル 一人艇¥3,000 二人艇¥5,000 ツアー写真(CD-ROM)¥500
スタッフ号同乗¥4,000
集合
◆お車 09:30 道の駅「SanPin中津」 和歌山県日高郡日高川町大字船津820 番地
◆電車 09:00 JR紀伊本線「道成寺駅」
◆スタッフ号 06:30 フジタカヌー工場出発 07:00近鉄奈良駅噴水前
ゴール到着予定15:30 片付け後自由解散 希望者はかわべ温泉へ(¥600)
準備品
カヌー用品一式・雨具・マイセット(箸・食器・コップ)・帽子・川遊びの道具
行動食・着替え・お風呂セット・その他必要と考えられるもの
定員20名 最少催行人数5名
お申し込み・お問い合わせはこちらまで
貸切ツアーのご紹介 木津川(笠置〜木津) 8月24日(水)
本日は日本カヌー普及協会の樋口さまのオーダーツアーで
木津川を笠置から木津まで、約13kmツーリングしました。
本日は4名さまの貸切ツーリング。
父と息子、2組の方々と夏の木津川を満喫しました。
男同士の親子のお姿に、絆の深さを感じました。
銭司のキャンプ場下流にて。
本日の水位(加茂・恭仁大橋)は、この時点で−2.32m。
前々日の雨で、水位は渇水時より20cm高く、川はとても下りやすい状態でした。
恭仁大橋上流右岸に着岸する際の1枚。
こうして写真を見ると、木津川は手付かずの自然が残されていて
清流ではないけれど、泳ぐことにはためらいがない水質です。
今日は子供たちとよく泳ぎました。
ツーリング後半、最後の休憩でのカット。
今日は休憩する度に、こんな風に流れに身をまかせて川流れを楽しみました。
秋を予感させる空のもと。
ゴール直前、最後に筏を組み記念撮影。
この地点の20m下流にはJR奈良線の鉄橋があります。
着艇は15時20分。今日も無事にツーリングを終えました。
4名の皆さん、今日はご参加ありがとうございました!
そう遠くない日に、またお会いできることを心待ちにしています。
フジタカヌー 上田洋樹
2011.8.21日高川ツアー報告
今回は定員を越えるお申し込みをいただき、ありがとうございます。
スタッフを含め、総勢20名を超すメンバーで賑やかなツーリングを楽しんできました。
道の駅SanPin中津で地元特産の食材であるほろほろ鳥や、新鮮なお野菜を仕入れ。
昼食休憩は普段より長めに時間をとり、川原でのアウトドア料理に挑戦。
大まかな献立しか決めていませんでしたが、小さなグループ毎に協力して、
美味しい食事が出来上がりました。
この写真は伐り出した竹で竹串を作り、鮎の塩焼きを作っているところです。
今回のツアーでは特に、日高川町で清流豆腐を作られてる野尻豆腐さんには
食材の手配等、大変お世話になりました。ありがとうございます。
片づけがいつの間にか、水遊びへと移り変わった瞬間の笑顔。
何事も積極的に楽しむ感性が素晴らしいですね!
漕ぐ手を休めても、ゆったりとした流れがカヌーを下流へと運んでくれます。
初心者の方が多く参加されているツアーですので、午後からは流れの中に入る練習や
ツアー中の心得など、基本的な事を実際に学びながら下ります。
ツーリング最後の瀬では、クライマックスにふさわしい迫力ある瀬が皆さんを
待ち構えていました。
4〜5人が見事な沈を披露した後、安全なセルフレスキューを実践・見学する機会に
なりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!
今回、報告したツアーを、今週末の8月28日(日)にも開催します。
同じ場所でも、その時の水量や参加者方でツアーの雰囲気も大きく変わります。
次はどんなドラマが生まれるのか・・・楽しみです。
興味のある方はぜひ日高川の清流をご一緒しましょう。
ツアーの詳細等はこちらから
2011.8.14木津川笠置カヌースクール報告
舟上から最高の笑顔でピースサイン。
海で数回漕いだあと、川下りの面白さを体験しに来てくださいました。
さっそく今月の日高川ツアーへの参加表明をいただき、ありがとうございます。
午前中の水遊びポイント、獅子が淵の岩場にて。
木津川市から親子でご参加のお二人。暑い日差しを避けてぷかぷか。
なんとも気持ちがよさそうですね。
笠置のキャンプ場横の瀬は、カヌースクールコースの中で最大の山場。
瀬のランクでは一番下、一級程度の流れですが、初めて漕ぐ方には迫力があります。
夏休み期間中で見守るギャラリーも多く、少し緊張したことでしょう。
しっかりと漕ぎ抜けたあと、全員のパドリング技術がグッと上達したようです。
午前中苦戦していた方も、安定して漕げるようになっていました。
ツーリングが後半に近づくにつれ、流れも徐々に穏やかになります。
参加しているボーイスカウトメンバーの皆さんは、川に浮かんだゴミを回収しつつ、
川下りを楽しんでくださいました。素晴らしい心意気ですね!
木津川も喜んでいることでしょう。ありがとうございます。
今回も思い出に残るツーリングをご一緒させていただきました。
またの再開を心より楽しみにしています。
2011.8.13(土)木津川・笠置カヌースクール報告
豪快なジャンプ!
夏休みも中盤を迎えました。週末ごとのカヌースクールでは、参加者の皆さんも
全身で水辺の遊びを満喫中。
休憩中は、ぷかぷかと水に浮かんでほてった体をクールダウン。
遊びながらPFD(ライフジャケット)の効果も体験できて、一石二鳥ですね。
スクールお申し込み時にご連絡をいただければ、新艇のALPINA-450を始め、
各種ファルトボートにご試乗いただくことができます。
登山用の大型ザック程度の大きさに収納できる折りたたみ式カヌー・カヤックを
実際に試乗しながら、ゆったりとしたツーリングをお楽しみいただけます。
午前中は流れの緩やかな場所で練習し、午後からはいよいよ実際に
約6キロのミニツーリングへと出発しました。
ツーリング途中ではあまりの暑さに、自ら川に飛び込む「わざと沈」が続出!
スタッフもカヌーの中にたまった水を抜く作業に大忙しでしたが、
水と親しんでいる皆さんの幸せな笑顔に、疲れも吹き飛びました。
次はぜひ、各地で企画しているツアーでお会いしましょう。
スタッフ一同、心より楽しみにしております。