日置川ツアー 水害後の下見報告

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台風12号と15号で水害を受けた和歌山県の清流日置川。
今月のツアーを前に、川の状況が以前と比べてどのように変化しているのか。
実際に漕いで、下見を行ってきました。
結論から先に報告すると、水の透明度は想像していたよりも随分回復している。
瀬の途中で大きな流木等が倒れこみ、通行の障害となる場所もありませんでした。
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今までと同じく、一級強程度の瀬がツアー中に現れる最大の大きさ。
底を擦る浅い場所は数箇所あり、状況に応じて何回か降り、歩いていただく場所もあります。
注意する場所として、流れの中に斜面から転がり落ちた岩が残っている場所が一箇所あり。
流れの中でカヌー・カヤックの方向を切り替えできる方にはそのまま漕ぎ下ってもらえますが、
初心者の方には安全のため、舟を降りて回避しましょう。
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上流のキャンプ場から流れてきたのでしょうか。
斜面にリジット艇が引っかかっており、水害当日の状況を考えさせられました。
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下流へ進むにつれて水質も、薄い乳白色から透明感のある以前の澄んだ流れに戻ります。
宿の料理も川の食材が収穫できるようになり、天然鮎を中心とした地元の食材を用意できると、
心強いお言葉をいただきました。

宮川の魅力 10月8日(土)中流域ツアー

秋の清流・宮川ツアーは無事に終了しました。
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台風が通過してしばらく経ちますが、宮川の水はその影響で本来の透明度がなく
白濁していたのが残念でしたが、すがすがしい秋晴れの好天に恵まれた2日間でした。
写真は数少ない瀬での1枚。ときおり現れる瀬に秋のパドリングの心地よさを実感しました。
それでは、宮川ツアー初日の様子を時系列にご紹介します。
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8日土曜日、午前5時半の朝焼け。
彼方の雲周辺はオレンジ。さらなる上空は白から濃い青へのグラデーション。
さわやかな早朝のひとときでした。
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出艇地の中川大橋にて。この日は総勢18名でした。
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水は乳白にビリジアンを少し足したような色合い。
透明度の高い水もきれいですが、この日の水はとても落ち着いた雰囲気で
心がなごむように感じました。
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水平線を境に上下対象の宮川。
このような光景をご覧になりたい方は先頭付近に来てくださいね。
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秋の葉が水面に浮かんでいたので、すくい上げてデッキ上で撮影しました。
鮮やかで深みのある赤がとてもきれいでした。
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ツーリング中盤には田中さんが通称「オーバーハングロック」から飛び込みを披露してくれました。
その高さは約6m。6mを越える岩の上に立つと、水上から見るより、かなり高く感じます。
「パーン」と響く着水音が印象的な飛び込みでした。
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ツーリング後半、最後の休憩で着岸する際の1枚。
水面に反射する太陽のきらめき。
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支流が本流に流れ込む地点の水中。まるで小さな砂漠のよう。
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その地点の水上。
現在の宮川の透明度は、限りなくこの状態に近い水質だと思います。
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ゴール直前の瀬。この瀬では、皆さんいい表情をされていました。
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夕方に無事着艇してからは、日曜日のツアーに参加される方々は最寄の銭湯へ。
その後、河岸に集まって、ゆったりとしたキャンプを楽しみました。
星がきれいな夜でした。
フジタカヌー 上田洋樹

2011.10.9 三川合流の地で「河・川・かわ」を楽しんできた

京都府を流れる「木津川」「宇治川」「桂川」この三川が合流する地。
八幡市の八幡背割提公園で、カヌー体験のイベントが開かれました。
当初は9月に行われる予定でしたが、台風15号の影響で残念ながら河川増水。
安全を考慮して中止となったものを、今回の日程に振り替えて再度、
カヌー体験単独で開催することになりました。
9月の木津川は、流れが速く浜もほとんどありませんでしたが、
この日は川幅の半分位は砂の浜が現れており、自然の力に改めて驚かされました。
プール上になった場所をつかって、親子連れの方を中心としたミニスクールを
さっそく開催。
すぐに上達した子供たちは、満面の笑顔で水面からの景色を楽しんでいました。
今回は流れがない場所でのカヌー・カヤック体験でしたが、木津川上流の
笠置町では、実際に川下りができる一日体験カヌースクールを行っております。
元気な皆さんと再開できることを、スタッフ一同楽しみにしています!

初秋の琵琶湖ツアー 今津〜菅浦ツーリング報告

カヌー・カヤックで琵琶湖一周を目指す方を中心に、湖を時計回りに進むツアー。
秋のコースは、豊かな自然に囲まれた琵琶湖の中でも特に、古くからの景観が
大切に守られている地域を漕ぐ予定です。
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今津浜にて上陸。ここは大きな街道同士が交わる場所として栄えた歴史ある土地。
素通りで通り過ぎるのは、もったいないように感じます。
昼食休憩を兼ねて上陸。スタッフお勧めの場所などを歩いて散策しました。
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琵琶湖ツアーでご好評いただいているのが、お昼ご飯。
その土地にゆかりがある食材を中心に、みんなと協力して作るのですが、
「同じ釜の飯」を食べながらの時間は、なによりの交流の場となっています。
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昼を過ぎてからゴールするまで、風をさえぎる地形を通る以外は、終始、強い風が
湖面に吹き抜けていく。
横波を受けながら長時間を漕ぐことは、琵琶湖でのツーリング初心者の方には
苦戦する場面だったと思います。
諦めず笑顔で最後まで漕ぎきった経験は、また大きく成長するきっかけになったと
確信しています。
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湖北の山並みが素晴らしい!
強い風に遊ばれるように、幾通りにも雲の姿が変化するのが新鮮でした。
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夕日に応援されながら、最後は全員で揃ってゴール!
黄金色に輝く湖面は、緊張感を持ちながら漕いだ勲章のように感じました。
来月は、今回ゴールの菅浦集落からスタート。
奥琵琶湖の秘境と呼ばれる、自然林が残る「つづら尾崎」の錦秋が楽しめる
コースです。

製品について(ラダー/ラダーシステム アルピナAL-2-430)

ラダー 製品について(写真はアルピナAL-2-430)
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スターン側取り付け(ベルトで固定します)
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ラダーケーブル引き込み穴 チルトロープ(ラダーブレード上げ下げ用ロープ)
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フットブレイス(ラダーの操作は足で行います)
ラダーは、いわゆる 舵(かじ)ですが、ボートの場合は、進路を変えるたり決めたりするものです。
一方、カヤックの場合方向を変えるものというよりは、目標に向かってまっすぐカヌー・カヤックを進めるために使います。 
例えば、潮や風を受けるとカヤックは、流されてしまいますのでラダー(舵)を使う事で進路をキープし、目標に向かってまっすぐ進めることができます。
カヌー・カヤックは、ボートに比べ小さく軽く、動力は人力ですので、風や潮などの影響を非常に受けやすいものです。
コンディションによってはラダーは、有効ですが、ブレードを下ろすと水の抵抗があるということを理解してください。
まづ、しっかりとしたパドリングが基本です。
フジタカヌー ラダー ¥52,500 (システム ¥63,000)
*システムは、フットブレイス部分からのセットです。

星とカヤック 湖北ナイトツアー報告 9月23日(金祝)

ナイトカヤッキングの報告です。
台風一過、9月23日の夜は雲ひとつなく、星を眺めるにはこれ以上ないほどの天候でした。
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23日夕方の大浦の空。
淡い青と黄のスクリーンに、1羽の鳶が気持ちよさそうに滑空していました。
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今回の参加メンバーは男性9名、女性3名の12名プラス、スタッフ4名の総勢16名でした。
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ナイトツーリング出艇前の1枚。全員が晴れ男!、晴れ女!!です。
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黄金をさらに洗練したような夕方の湖面。
耳に聞こえるのは、そよ風と小さく揺れる波の音、飛ぶ鳥の羽音とブレードから
したたる水滴の響き。自然の中の自然な音に心がやすらぎました。
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空は薄い青から濃い青に刻々と変化してゆきます。
太陽が山に吸い込まれるように隠れると、稜線がくっきりとしました。
山の緑は黒へと。見渡す自然の色は日没とともに夜の表情となりました。
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今回のナイトツーリングは夜空の星がきれいでしたが
その星の美しさと同じくらい、夕暮れ時の光景も強く印象に残っています。
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私が一日の中で最も好きな夕暮れから夜の間の光景。藍色、または群青色の空。
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夜のツーリングでは一度だけ上陸休憩しました。
写真はその休憩を終えて、岸から300mほど離れた地点で全員のライトを消灯して
星座を観察した際のカットです。星を見るにはこの姿勢が最適です。
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眩しいほどの光源は艇のライトではなく、海津大崎キャンプ場の照明です。
井上旅館さん前の浜に着艇したのは21時。天空に煌く、北斗七星、北十字星、夏の大三角
カシオペア、そして天の川、どの星座もきれいに見えました。
初秋の素敵な夜、今回も多くの発見や感動、癒しのひとときがあったように思います。
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着艇後は炭火を囲んで暖かい夜を過ごしました。
ご参加の皆さんへ
今回もありがとうございました。
次のナイトツアーは、おそらく来年になると思いますが、ぜひまた遊びに来てください。
湖北以上に星が美しいゲレンデがあれば、次回はその地にご案内いたします!
フジタカヌー 上田洋樹

湖北ナイトツアー報告 ショートツーリング編 9月23日(金祝)

フジタカヌーで第3回目となったナイトツアーは無事終了しました。
今回のゲレンデは初回と同じく、琵琶湖北部でしたが、コースを少し変えて
大浦川を下り琵琶湖へと漕ぎ出て、大浦での休憩のち東の入り江をめぐり
そこから湾を横断して海津大崎までの約12kmをツーリングしました。
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午前11時、海津大崎キャンプ場で撮影した青空。
秋らしい、すがすがしい空でした。
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15:30、大浦川をJR永原駅前から出艇。
大浦川は水位が高くとても下りやすい状態でした。
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砂で濁った大浦川の水中や水面付近では稚鮎の姿を数多く見かけました。
台風での増水の影響なのか、どの鮎も弱っていて、体を斜めにして泳いでいました。
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琵琶湖近くでの1枚。
太陽は少しずつ山に近づいていきます。
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大浦川下流域ののどかな風景。
草木の緑と抜けるような青空が印象的な時間でした。
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琵琶湖に漕ぎ出て、しばし湖上で休憩。
時間が経つにつれて、雲は少なくなって、夜空への期待が高まります。
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今回がツアー初参加の女性とレイクポイントカヌークラブ代表の西岡さん。
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ナイトツーリングに備えて休憩した大浦公園での1枚。
アウトドアには秋を実感する風景がいくつもありました。
魅惑のナイトツーリング編につづく
フジタカヌー 上田洋樹

2011.9.18(日)木津川 笠置カヌー・カヤックスクール報告

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爽やかな風を受けつつ、はいポーズ
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午前中の飛び込みスポット、大岩の上で集合写真。
木津川の水位が増えると舟をあげる浜が無くなってしまう時もありますが、
かろうじて上陸する事ができました。
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日本で最大の水生昆虫とされるタガメの幼虫を発見!
子供達によって捕まえられ、しばし格好の遊び相手となる。
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午後からは、約6キロのミニツアーへと出発!
流れが瀬に変わる瞬間。カヌーがスッと吸い込まれていく感覚は、川下りならでは。
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迫力の瀬はまだ健在。流れの本流を横切って対岸に渡る方法、フェリーグライドを
練習しました。
果敢に挑戦する中で、何人かは「沈」をされますが、皆さん素晴らしい表情です。
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じりじりと肌に感じる陽射しを避けるように、ときには岸沿いの木陰を渡りながら
ツーリングを楽しみました。
ご参加いただいた皆様、有難うございました。

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2011.9.10(土)木津川・笠置カヌースクール&ツアー報告

皆さん。台風15号の影響は大丈夫でしたか。
木津川は昨日の夕方には、最大約5メートルの増水を記録。
残念ながら明日のスクールは中止となりました。
ご参加を楽しみに予定されていた皆様。
また別の機会にご一緒させていただけることを、心より楽しみにしております。
さてここからは、先日の9月10日に行われたカヌースクールの報告です。
この日は6名グループでの貸切スクール。
当日がお誕生日の方がおられるので、みんなでお祝いをしたいと事前に相談あり。
面白い事にはすぐに乗ってしまいます。
それならばと、ご本人にだけ内緒でカヌーにケーキを積み込み、ツーリングの途中で
お祝いする作戦が決まりました。
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台風12号通過の影響で水量も多く、所々にある瀬では、普段はなかなか体験できない
迫力ある波が、皆さんを待ち構えていました。
歓声を上げながら越える瀬は、川下りの醍醐味。轟沈もありましたが、スリル満点で
面白かったですね。
ところで、高い瀬をいくつも越えたが、はたしてケーキは崩れることなく、無事に
運べているのかな!?
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じゃじゃーん。リーダーさんが心を込めて作ったケーキは、綺麗な形のままでしたよ。
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全員で「お誕生日おめでとうございま〜す♪」
予想外の場所でのお祝いには、主役も心底びっくりされたことでしょう。
何日も前からコツコツと準備を進めたご友人達の心遣いが、しっかりと実りましたね。
いつまでも思い出に残る、感動の瞬間をご一緒させていただきました。
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日差しには残暑の名残がありつつも川下りが後半に近づくにつれて、
爽やかな秋の風を感じるようになりました。
ゆっくりと流れにカヌーを任せて、もっとツーリングしていたかったですね。
まだ遊び足らない大人達。さっそく次はどこを漕ごうか、すでに話が盛り上がって
いました。

フジタカヌー最新モデル アルピナ1-450ハイブリッド 販売開始!

フジタカヌー最新モデルのご紹介です。
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今年3月の横浜ボートショーで展示したアルピナ1-450がついに量産可能となりました。
パイプフレームは軽いアルミに、剛性があるグラスファイバーを組み合わせて軽さと丈夫さを両立。デッキとインナーストリンガーにはファイバーグラスポールを採用し、キールや前後ステムのアルミパイプは2重管としています。これらは世界でもフジタカヌーだけの仕様です。
縦通フレームを強化したことで、リブフレームは4枚。軽量化や組み立て時間の短縮とともに艇内の積載スペースを広く確保することに成功しました。また、船体布の素材はテクノーラ(アラミド繊維)にリップストップを編み込み、引き裂きに対する耐久性を格段に高めています。
★ALPINA-1-450HYBRIDスペック
希望小売価格 ¥273,000(オーダーカラーは¥286,650)
全長:445cm 幅:62cm 重さ:15.5kg 収納サイズ:100×37×30cm 組み立て時間:15分
デッキカラー:ブルー・イエロー・レッド・ライトグリーン
※デッキはカラーオーダー可能 カラーサンプルはこちらから
ボトムカラー:チャコールグレー
標準装備:ペダル式フットブレイス(キーパー社製)・ノーズガード(バウ側のみ)・フロントハッチ
・セーフティライン・デッキゴムロープ(コックピット前後)・フットマット(かかと用クッション)
・スプレースカート・収納ザック
それでは、各部をご紹介します。
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バウ先端を保護するノーズガードは標準で付属します。
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コックピットフロント側にはハッチが付属。
荷物を艇内の前側にパッキングする際に使用します。
また、ハッチ付近に携帯食やウェア、応急用の補修キットなどをパッキングすると
必要な時にすぐ取り出すことができます。
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ハッチを開けるとこんな感じです。
オプションで防水性を高めるネオプレン製のインナーカバー(¥3,150)もあります。
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標準装備のフットブレイスとフットマット。
マットは力が加わる、かかとの衝撃をやわらげると同時に、かかと部の船体を保護します。
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スプレースカートの装着をさらに容易にするショートタイプのバックレスト。
わずかな重量ですが、軽量化も図っています。※2011年5月中旬よりPE・アルピナシリーズの
1人艇のシートはすべてこのタイプとなります(アルピナ1-310を除く)。
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オプションのラダーを装着するためのコードホールもあらかじめ加工を施しています。
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現在製作中のカスタムモデル。いくつか細部に手を加えています。
このモデルは完成次第、あらためてご紹介します。
アルピナ1-450についてのお問い合わせは取り扱い代理店、または
フジタカヌー
メール:info@fujitacanoe.com
お電話:0743-95-2507 までどうぞ。