平成21年11月4日更新

2009.11.1(日)
吉野川1dayツアー (奈良)


毎年恒例の秋の吉野川ツーリング。予報では午前の晴れから午後は雨。
当日の天候はその予報の通り、9時半の集合からツーリング前半は青空が広がる快晴でしたが
午後からは雨に見舞われました。水量は少ないながらも昨年のツアーよりは水位が高く
いくつもの落ち込みや波が連続する瀬を楽しむことができました。
また、瀞場ではかすかに色づく流域の紅葉や雨によって川霧が立ち込めた美しい光景と出会えました。

それでは、秋の急流ツーリングの様子をじっくりとご覧ください!


 巻頭特集「ナカモトさん劇場」 



出艇してから5分、落差1mほどの落ち込みをゆく。
この100mほど下流にも同じような落ち込みがあります。


ふたつの落ち込みのあとは瀞場をゆっくりと下ります。
秋の空気に包まれるひととき、とてもすがすがしい気分になれました。

3つ目の瀬は画面中央から続くゆるやかな右カーブの瀬です。
ここでは1級の流れが70mほど続きます。


その瀬の前半でナカモトさん(仮名)轟沈。
そんなナカモトさんにズームイン!


かなり冷静です。

ここの流れはそれほど速くはなのですが、水面直下の岩が分かりにくいためコース取りが難しいです。
ナカモトさんはこの時お尻を強打して、ここから20mほど流されました。


やがて瀞場にたどり着く。ご無事でなによりでございます。


ツーリング前半以降は沈することもなく、吉野川の変化に富んだ瀬を満喫されていました。


それでは、吉野川ツアーを朝から振り返ってみましょう。


出艇前の1枚。
参加メンバー全員の準備が整い、自己紹介をしているところです。
空は青く澄み渡っていました。

このあと準備体操をしてから舟を浮かべて10時半に出艇。


最初の落ち込みは全員無事に通過しました。






この次の落ち込みと4つ目の左カーブの瀬は動画で記録しました。




これより5つ目の瀬の様子。この位置が一番安全なコースです。










舟はファルトボート、A-1、ダッキー、ポリエチレン艇といろいろ。




瀬を下り終えて。
昼食休憩の芝崎までまだまだ瀬が続きます。


初めての吉野川はいかがでしたか?
ステップアップスクールがこの日のツーリングに役立っていればいいのですが。


高松から2時間半(!)で現地に来られたサイトウさん。
川でも高速クルージングです。


あらゆる瀬を制覇、または制圧されてやがて芝崎に。

昼食休憩は約1時間。温かいスープで一息つきました。
ヤマウチさん、お弁当の差し入れありがとうございました。
栗の炊き込みご飯のおにぎりはとてもおいしかったです。ごちそうさまでした。


休憩を終えて再出発前に全員で記念撮影。
今回は女性1名、男性9名、スタッフ3名の総勢13名でした。

この頃から雨が降り始めました。


午後からも瀬は続きます。


力強いストロークで瀬に挑む。


リアデッキがファスナー式のアルピナはこんな風に水を抜くことができます。


ツーリング後半の休憩風景。
15mほどの巨大な岩の上から撮影しました。


その岩には色鮮やかな苔が生息していました。


小さな秋も見つけました。葉の長さは1cmほど。




甌穴もありましたよ。
甌穴は「かめ穴」「ポットホール」ともいうそうです。


ゴールまであとわずか。残り少なくなった瀬を楽しみながら下ります。






ゴール目前では川面に霧が立ち込めて、午前の明るい風景から川の表情が一変しました。


2時40分、ツーリングは無事に終了。
落ち込み、大波小波、晴天、川霧、秋の風景と11月のカヤックを満喫した一日でした。

ご参加の皆さん、今回もありがとうございました!
季節はこれから寒くなるばかりですが、今後のツアーもどうぞよろしくお願いいたします。



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