平成21年6月12日更新
2009ツアー予定
2009.6.6(土)-7(日)
北山川キャンプツアー
(三重・奈良・和歌山)
これまで幾度この川をくだったことだろう。
この川を初めて訪れたのは十数年前。
その日の北山川も今回のツーリングの時と同じように水面がキラキラとしていた。
竹筒の瀬で撮ってもらった写真は100mほど続く瀬の小さな波の一つ一つが輝き、船体の影が川底にくっきりと写っていた。
今はもうその写真はないけれど、とても印象的な1枚として、その時の情景が心のアルバムに残っている。
北山川はフジタカヌーで最も多くツーリングしたツアーコース。
急激な大雨と増水ですべてのタープとテントとカヤックを撤収した、今も語り継がれる「雨の瀞峡・キャンプ難民事件」。
京都に帰着したのが日曜日から月曜日へと日付が変わってしまった「陸上スタッフ・河原でスタック事件」。
スタックは何度かあって、土曜日の集合前に小川口でスタックしてお客さんのジープに助けてもらったこともありました…。
そして、コースは違うけれど、おそらくもう二度と開催することがない
今や幻のツアーとなった筏くだりコース(音乗〜小松)の「艇もパドルも折れて、さらに沈多発ツアー」なんてのもありました。
さて、今回はどのようなドラマがあったのでしょうか。
梅雨入り前の好天に恵まれた2日間の様子をどうぞご覧ください!
6月6日(土)4:30の小川口。
早朝の小川口では、いつもこの写真のような光景を目にすることができます。
8月23日(日)に予定している「君ヶ野ダムサンライズツアー」では空がこれくらいの明るさの時に出艇する予定です。
出艇地の田戸に向う途中に撮影した竹筒の瀬。
田戸に到着してからはファルトの組み立てなど出艇準備。
出艇前には先日の気田川ツアーと同じく盛大に進水式を行いました。
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特集その1 【 進水式 】
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この日の進水はアルミフレームのファルトボート・アルピナ310です。
門出を祝うお酒はシャンパンかスパークリングワインを予定していたのですが
今回はオーナーさまがこよなく愛するビール(初めて乗られるのでキリンの1番搾りの瓶)にしました。
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6月6日土曜日(赤口) AL-1-310進水
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デッキはオーダーカラーの「コーラルピンク」(原色ではない淡い色合いのピンク)。
オーダーカラーは価格が5%アップになりますが、きっとお気に入りの色が見つかると思いますので
人とは違う艇をお求めの方はぜひご相談くださいませ!
舟を清めたあとはオーナーさまのお清めの儀式。
この儀式では皆さんが「今後このお方がケガや事故がありませんように」と水の神さまにお祈りしながら
盛大に水をかけている はずです。
さらに続いて、「ほおり投げの儀式」。
今回は「そっと、やさしくね。」とのご希望がありましたので軽めにしました。
土曜日のツーリング終盤、支流の板屋川にて進水したアルピナ310を囲み全員で記念撮影。
進水おめでとうございます!!
これからこの舟で新しい思い出を作っていきましょうね。
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ツアーの様子の続きです。
出艇してから約2kmの区間は名勝・瀞八丁の峡谷の風景が続きます。
大きな岩と岩の間をゆく。
8月1日(土)〜2日(日)の山陰海岸ツアーでは、これよりさらにスケールが大きい洞窟・洞門巡りを楽しみます。
瀞峡が終わる地点にて。
瀞場では水の揺れがまったくない所もありました。
河岸では岩つつじや鮮やかなピンクの花が咲いていました。
ビジネスシューズで北山川ツーリングに挑んだヤギヌマさん(仮名)。
穴が開いたネオプレン製ソックスがとってもおちゃめ。
次回はスーツにネクタイ&革靴、防水バッグの代わりにセカンドバッグでお願いいたします。
土曜日唯一の沈。
様子を伺うと、「大丈夫ですよ。」とのことでしたので、レスキューより撮影を優先しました。
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特集その2 【 板屋川鯉物語 】
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ツーリング終盤には支流の板屋川を遡りました。
この支流に漕ぎ入ると巨大な鯉を何匹も目撃しましたよ。
この日の進水を祝うにふさわしい紅白のめでたい鯉。
近づいても逃げることもなく、透明度が高い板屋川を悠々と泳いでいました。
あまりに近づきすぎたせいか、かなり驚いた表情で艇から離れていきました。
ゆったりと泳ぐ鯉を見て、とてもゆったりした気持ちになれました。
なごやかな時間をありがとう。
板屋川は漕ぎ上がれる所まで遡り、そこでこの日最後の休憩をとりました。
西からの陽射しで水面には長い光の道ができていました。
ここから5分漕ぐとキャンプサイトの小川口です。
17時、全員無事に着艇。
現地の食料品店にいつもいるレトリバー。
着艇してから氷を買いに行った時の1枚です。
小川口でのキャンプの様子。
この日のキャンプは総勢10名。
夜は静かに更けていき、北斗七星が煌く夜空の下、食事を楽しみ、いろんな話題で盛り上がりました。
6:10の光景。
この写真から日曜日です。
朝露に濡れ、朝の光を受けて鮮やかに発色する紫陽花。
日曜日は朝から晴天。
川底の様子がはっきりと見えました。
いつもの岩で飛び込みタイム。
少年は一切躊躇することなく、飛び込みの一歩を踏み出しました。
川の水位は低めでしたので、岩の最上段では4mほどの高さがあったと思います。
竹筒での休憩風景。
ここでは30分ほどのんびりと過ごしました。
今回は河原の石を持ってポーズをとっていただきました。
今は廃墟のようでしたが、ここでの暮らしは毎日が素晴らしい眺めだったことでしょう。
ツーリング後半にあるゆるやかな瀬。
北山川にはPE-2-470・ノアが良く似合います。
12:30 全員無事に小舟梅林に着艇!
青空、新緑、澄み切った水と6月の北山川を満喫した週末でした。
ご参加の皆さま、2日間ありがとうございました。
京奈和道で見た夕日。
田植えが終わり、水の絨毯が敷き詰められた平野の風景がとてもきれいでした。
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