平成20年8月20日更新

2008.8.16(〜17)

琵琶湖・湖北ナイトツアー

(滋賀)


2008年前半某月、夜の水辺を旅することを熱望するお客さまがお二人。
そして…
夜の水辺の世界をぜひとも体感してほしいと願うスタッフも一人。

ナイトツアーはそんな三人の願いが重なり合って計画が進み、8月の満月前夜のこの日に実現しました。

今回の報告ページのテーマは 「あの日の感動を再び」 です。
それでは、フジタカヌー初のナイトツアーの様子をじっくりとご覧ください!



今回のツアー形式は基本的には日帰りですが、遅い時間に解散するため
キャンプを希望される方とは今津でキャンプです。

そのキャンプ予定地の場所取りを兼ねてスタッフは金曜日の夜に笠置を出発。
写真は湖西道路を下りて北小松で撮影した0時過ぎの月です。
月光で空がとても明るい夜でした。


1時にキャンプサイトの今津に到着。
月があまりにもきれいなので、湖面に舟を浮かべました。
沖から今津浜を眺める。


次の夜も今宵と同じ月を願い就寝…。


やがて日が昇り。
雲は多いものの爽やかな朝でした。




早朝にはお二人が今津に来られました。
竹生島を背景に。


13時前にはキャンプご希望の方全員が今津に揃いました。
テント設営のあと昼食をとり、しばらくゆっくりと過ごしました。

14時に出艇地の大浦に向けて今津を出発。


大浦に到着すると今回のツアーには不参加の会員さんと久しぶりに対面。
お元気そうで何よりです。またどこかでご一緒できる日を楽しみにしています!


ナイトツーリングの前にウォーミングアップを兼ねてショートツーリングです。
準備が整ったところで集合写真を撮影。
夜に月の姿を見られるように満月のポーズです。


16時、夕の部がスタートです。


湖面にある水草を避けて、夜のコースとは反対方向の大浦川へと。


しばらく大浦川を遡りました。




こうして見ると大浦川は長野の万水川に雰囲気がよく似ています。


来月の穴吹川ではいよいよ進水式ですね。
門出は盛大にお祝いしますのでお楽しみに!


沖合いで沈!

ではなくて、水深のある所で再乗艇の練習をしました。


笑顔がステキです。


再乗艇は数名の方がチャレンジされました。




お疲れさまでございました!


再乗艇の練習を終える頃、雲行きがあやしくなり雨。


大浦の公園に戻っても雨は降り続く。

雨が続き視界が悪い状況になればツーリングは中止ですが
夜に備えて艇にライトを固定する作業を進めました。


防水ライト


防滴ライト

結束バンドとテープを用いてライトをバウとスターンに固定しました。
ライトは色んな種類があって、持つ人の個性がでていました。


なおも雨は降り続く…。

「このままではメインのナイトツーリングはどうなるのだろう。」と天候を憂いていると
やがてその雨はナイトツーリングの出艇時間に合わせるかのように降り止み
その後の湖北は美しく感動的な光景が広がりました。


この雨上りはタイミングが劇的で、今でも強く印象に残っています。








天候、装備、気合(は私だけ?)とすべての条件が整ったところで、


いよいよナイトツーリングが始まります!

日が暮れてこの写真を撮影した時、今までにないシーンだったことと
全員がとても優しい表情をされていたので、カメラを構えながら私はとても感激しました。


出艇直後のカット。

振り返るとそこには湖上と湖面に光る色とりどりのライト。
光は水に揺れながら、またその間隔が変化したりと本当にきれいでしたよ。
ただ、先頭から見ると全ての光源が私の方を向いているのでかなり眩しかったですが…。

艇に固定するライトは「ほどほどの明るさ」で充分なのかも知れません。


ツーリング中盤、ストロボを使用して撮影。




水平に波打つように点線で写っているのは虫が光に反応したのでしょうか。
蛍のようできれいです。


湖面を照らしながらのツーリング。


レンズに付着した小さな水滴がこの日の月のようです。


ツーリング後半には東の空に待望の月がその姿を現して
空と山と湖面と湖上をゆく我々を明るく照らしてくれました。

雲の切れ間から月のすべてが見えた時、拍手が沸き起こりました。
ツーリング途中に見る光景に対しての拍手を聞いたのはこの日が初めてです。
この瞬間も感動的な場面でした。


菅浦の入り江を普段のツーリングの半分ほどの速度(時速にして2kmほど)でゆっくりと巡ったのち
対岸の湖西との中間まで舟を進めて、帰りは直線で北上して大浦へ戻りました。

着艇してしばらくすると強い雨。
ずぶ濡れになりながらの撤収で体がかなり冷えましたが、今にして思えばこれも印象深い出来事でした。

全員が撤収を終える頃、突然公園の水道管が破裂。
写真では分かりにくいかもしれませんが、皆さんの後には湧き上がる水の柱があります。

最後の最後までドラマチックな夜でした。


11名の皆さんへ

夜の水辺をゆくことについては期待や好奇心、不安など皆さんそれぞれの思いがあったことと思います。

皆さんのおかげでこの日こうして定員でナイトツアーを開催することができました。
そして皆さんのご協力があって安全に無事にツアーを終えることができました。
ナイトツアーへのご参加本当にありがとうございました。心から感謝いたします。

ナイトツアー第2弾が決定した時はぜひともまたご参加くださいね!



翌朝の琵琶湖。
素敵な夜をありがとう。


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あなたも参加できますよー!

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